
さて、今回、一目ぼれで NVWB を購入したのだが、正式に契約を結んだのが 12月に入ってから。
実は、正式に契約を結ぶ前から、色々とパーツなどなどを手配、用意していたんだが、タイアについても完全にフライングで買っていた。
12月に入ってからスタッドレスは、通常でも気に入ったモノなどなかなか入手が困難なんだが、今年は あたかも「コロナ明け」の様な雰囲気から、年末帰省するとか、ウィンタースポーツを楽しみたいという事から、早くからスタッドレス商戦は過熱しており、サイズやブランドによっては早くから入手が難しくなってしまっていた。
いつもの町田街道沿いにある
タイヤ安売王 でも早くからスタッドレスが動いており、ユーザーからの予約の数が半端では無く、何時もの2階の展示室も、
いつもは、お勧めのタイヤや目玉商品のタイヤが置かれている展示室が・・・
今回に限っては、いやぁ20年近く通っているが、予約されたタイアで埋め尽くされてしまい、ホントに、こんな景色になっているのが始めてで、


もはや展示室の機能は喪失してしまい、タイヤの倉庫と化してしまっていた。
作業予定も、大晦日の20時までほぼいっぱいで、まさに親子二人で寝る間も惜しんでタイアの脱着に明け暮れていた。
そんな中、遅い時間に時間を作ってもらい、NVWB スタッドレスをどうするか相談をした次第なのだ。
自分としては、3メーカー3ブランドを選択しており、
僕の希望の3銘柄とサイズを言うと、どれも欠品中だが、BSだけは来週から出荷が再開という事で・・・
さて、どうしようかと色々とハナシを聞くと、まず、自分が希望した 215/70R-15 に関して GY は在庫があるが製造年度が去年のモノ、それ以外は欠品中で、GY については、製造年度が1年落ちなので店主曰く NG で、その時、BS から翌週から出荷を再開するという情報が入ったので、今回は BS で行こうという判断に至ったのだ。
さらに困ったのは、
タイヤ安売王 とは関係ないが、アルミホイールが折からのコロナ禍で、製造元が集中する 中国や東南亜細亜諸国で製造が滞っており、これもまた在庫がひっ迫している状況で、思う様なサイズのモノがなかなか入手できなかった。
そんな中、ようやく見つけたのが
BIG WAY B-MUD Z というアルミホイールで、
太めのステレイト・スポークで、あたかもリム迄伸びているようなデザインでサイズより大きく見える。カラーも単純なブラック無いグレディエーションで武骨さと躍動感を上手くバランスしている。
デザインもカラーも気に入っていたのだが、メーカー直送でお願いした時に、「徳小寺 依頼分」と伝票にしつこく書く様にお願いしたにも関わらず、何も書かずに送って来たもんだから、1日に数十個のタイヤやホイールがやって来る
タイヤ安売王 で、向け先不明となり、どんどん倉庫の奥に、着荷の下にとなってしまい、一時行方不明になってしまった。
そうなると、この超繁忙の状態では捜索も困難で、時間をかけてようやく見つける事が出来た。
ホイール自体は、
タイヤ安売王 で単体のバランスチェックをして、なかなかアンバランスが少なく良いモノなんだが、メーカーの姿勢がいい加減で、正直、徳小寺的には「印象が悪い」モノになってしまった。
それから、実際に NVWB が納車され、作業の合間を見て、ようやく 19時に作業の隙間を見つけ交換する事になった。
大晦日まで予約でいっぱいの中、奇跡的に某日の19時から時間が確保できた。
当日、約束の時間より少し早めに行くと、前の作業が早く終わっていて、行くなりスグに作業開始となった。
前の作業が早く終わっていて、ピットが空いていたが・・・
ピットが空いていたが、少しでも早く作業を進める為に、ピット横の屋根の下にはなるが屋外で作業を進める事になった。
1階も予約タイアと、新しくやって来たタイアにホイールで埋め尽くされている中、事前にホイールに組んでいたスタッドレスのセットが2階からから降ろされて、
2階から事前に組んでいたスタッドレスがホイストで降ろされてきた。
NVHB のタイア交換が始まった。
作業が始まると、とにかく脱着の動作に無駄が無い。早い早い。
ここで親子のコンビネーションは素晴らしいモノで、さすが、2人だけで1日に 20台以上のタイアの交換をこなしているだけはある。
作業中、どうしても確認したかった事があって、外されたタイアのホイールハウスの中を覗くと、やはり・・・・
途中から、色々な問題があって KYB に変えられたショックなんだが、ウチのは、まだ SACHSのダンパー が付いていた。
SACHSのダンパー が装着されていた。
まぁ何が何でも SACHS じゃあないが、KYB には悪いが、波状路でのマナーや、コーナリング時の荷重の移動がスムーズなんだよなぁ。
特にリアの挙動は、リーフリヂットを忘れさせる滑らかなモンで、これが抜けて新調する時も SACHS 指名買いしたいモンだと思っている。
さてさて、作業が終わって実際に走ってみると、まぁ、まだまだ一皮むけてなく、さらにタイアの内部も馴染んでいない状態なんで参考程度なんだが、
他のこの手の車種用のスタッドレスに比べてグルウプが深いのが興味深い。剛性感は大丈夫なのか。
この手の車種のスタッドレスは、氷上での効きもそうなんだが、荷重が大きいので、走行時コーナリング時のブロックの倒れや耐久性を重視する為に、ブロックが大きくグルウプもあまり深くないんだが、BLIZZAK W979 は、サイプもしっかり切られていて、グルウプも深めだ。
実際に乗ってみると、意外な程、荷重に負けてブロックが倒れてグニャッとした反発力は皆無で手応えはシッカリしている。
ただ、停止時は、流石に2トン超の荷重にブロック倒れによるグリップ力低下が見られ、若干停止位置が伸びるのは致し方ないか。
単純な「黒」ではなく、スポーク部は「ブラッククリア」、それ以外は「ブラックポリッシュ」でなかなか質感が高い。
ホイールは、メーカーはマナーがなっていない、どうしようもないモンなんだが、製品はなかなか良いモノだ。
ブラックポリッシュ/ブラッククリアという組み合わせが、見た目の質感を上げ、太めのストレイトなスポークが武骨感とデザインの妙で 15吋 ながら大きく見えるデザインは秀逸だ。
自分で選べるセンターキャップは「赤」を選んだのだが、これが当たりで、良いワンポイントになっていると思っている。
さて、コロナがまた怪しくなって、直前に帰省はキャンセルしたのだが、関東に住んでいても、凍結も有れば積雪もある。
という事で スタッドレスはマストなんだが、そうした積雪路や凍結路での
W979 の実力をぜひとも体験していたいと思っているのだ。
あとは耐摩耗がどうなのかも興味津々だ。
春までの約4ヵ月、今度はサマータイアとホイールで悩もうと考えている。今度は積雪路や氷雪路のグリップなんて考えないで良いので、17吋あたりを考えている次第なのだ。
色々な意味で春が待ち遠しいモンだ。