2024年11月03日
開口 パネル継ぎ目 防錆不良 と シール
E26系、つまり、NV350 、キャラバン は、
打倒 ハイエース
の合言葉に、気合を入れて開発されたと聞いていたが、まぁ、確かに見た目もスマートになり、荷室の広さもと言った目に入る部分は、かなりイイ線を行っていると思うが、すべての E26系 とは言わないが、造り込みの部分で大きな問題を抱えていると言わざる得ない。
塗装が剥げたり、樹脂部品の対候性が著しく悪かったり、雨漏り のハナシもよく聞く。
雨漏り の原因としては、
・フロントカウル下のボディ形状が悪く、水が溜まり、経年劣化した 「グロメット」 からの浸水。
・ルーフ部のシールの対候性が悪く、ヒビが入り、そこから浸水。
そして、もうひとつが、フロントコーナーパネル裏のパネルの防錆不良と、シールが無い事による 雨漏り だ。
コーナーパネル裏の、造り込みの酷さは、とても現代のクルマとは思えない造りで、噂には聞いていたが、イザ、自分の NV のコーナーパネルを開けてみると、

コーナーパネルを開けてビックリ!運転席側のパネルの合わせ面には盛大に錆が出ていた。助手席側は、発錆していたが軽微だった。
運転席側の、コーナーパネルの裏側の、パネルとパネルの合わせ面には、信じられないくらいの錆が 盛り上がって いた。
発錆 の原因は、ボディの「塗装はげ」から考えてみると、完全に塗装の下塗りの不良と想定できて、結果として現代のクルマにあるまじき、
下塗りが悪くて、塗装が剥げたり、錆が浮いたり
としていると考えざる得ない。

フロント周りの 構成部品 はこんな感じだ。
さらに追い打ちをかけて、パネルとパネルの間に隙間があるので、そこに「水」が溜まって、「錆を育てて」いる状況になっているのだ。
まぁ錆びてしまったものは致し方ない。錆を ワイヤーブラシ でゴシゴシ落として、本来なら、パネルとパネルの間までシッカリ錆を落としたいのだが、奥まったスキマにはワイヤーブラシが入らないので、

コーナーパネルは、ネジ3本で固定されているだけだ。
錆処理剤を塗って、さらにシリコンを塗りつけて元に戻すことにした。

錆を見つけてしまったからには処理をしなければ・・・錆処理剤を塗ってシリコンでシーリングした。しかし、奥のパネルには「錆水」が伝わった跡が・・・よしてくれよぉ~
しばらくは大丈夫だろうけど、根本的に塗装が悪い条件なんで、少しでも水気があると再発の可能性が大きいかもしれない。
さらに、問題のパネルの奥には「錆水」が流れている形跡もあって心配は絶えない。
最近は、ずいぶんと E26系 を街中で見るようになったが、昔の キャラバン の様に、せっかく ハイエース といい勝負をしていたのに、片輪が歩道に上がると、ドアが閉まらないみたいなボディ剛性の問題で、あっという間に市場を奪われた過去があるんで、塗装と錆と雨漏りで、歴史は繰り返されなければと思うのだ。
見た目は良くなったけど、中身は昔のまま
じゃあ いかん と思うんですよ。
まぁ、こんなちっぽけな 日産車ユーザー の声なんて届かないだろうけど、昔からの 日産車 を応援する一人として、次期型を開発しているんであれば、ぜひ改善して欲しいと願って止まないんですがねぇ。
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NV White Base | クルマ
Posted at
2024/11/03 08:33:56
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