
いつもエリーゼみたいに、何の電子デバイスもついていないクルマに乗っていると、
最新車種に乗ると文明開化を迎えた気分になります(笑)
私の乗っている02年式のエリーゼには、
ABS、電子スロットル,トラクションコントロール、可変ダンパー...の類は一切装着されていません。
もっと云うとブレーキ・マスターバックも無いので、ブレーキバイトは、自分の踏力に比例します。
そんな環境に慣れたドライバー?が、
電子デバイス付きの最新車種に試乗するとなると驚きが多いです。
電子デバイスの状態により、クルマの性格が激変してしまうからなんですよね。
走りのイメージがあるクルマであっても...
電子デバイスの設定は、イグニッションONではノーマルモード。
このノーマルモードが曲者で、エコよりの設定になっている事が多いのです。
例えば、先日試乗したボクスターSの場合、
ノーマルモードだと、エンジン回転数が早めでシフトアップして行きますし、
停車中はアイドリングストップもします。
極力パワーを絞って燃費にふったエンジン制御なんで、回転の上がり下がりが非常にカッタるい。
モードを切り替えて、”スポーツ” とか ”スポーツ・プラス”にすれば、
それまでのモードが嘘のようにエンジンが拭け上がります。
これが同じエンジンなの?って云うくらい性格が違ったクルマになっているのです。
もし、電子デバイスの存在に気がつかないでノーマルモードで、ずっと試乗していたとしたら、
このクルマなんてトロいんだろうって、印象になるでしょうね。
逆に ”スポーツ・プラス”のモードでしか試乗しなかったとしたら、PDKの変速ショックが強いから
なんてギクシャクしたミッションなんだろうって印象を持ってしまうでしょう。
他のメーカーや、車種でも同じです。
BMWでも、エコ、ノーマル、スポーツ、スポーツプラスがありますし、
VWだと、DモードとSモード、
アルファロメオだと、DNAの3種類。 Aモードにすると激変します。
同じクルマなのにスイッチ一つの操作で別のクルマになったかのように性格が激変する昨今。
最新車種に試乗する時は、電子デバイスの設定チェックは必須ですね。
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クルマ見聞/試乗レポート | 日記
Posted at
2012/08/08 05:53:03