エリーゼで参戦中のレースの 3 戦目です。
今回は、私のホームコース(?)の筑波サーキットです。
嬉しい事に、今回からラジアルクラスが新設されました。
やっとノーマルエリーゼで対等に勝負できます。 当日は、冷夏から一転した猛暑の中のレースです。
果たしてその結果は....
ラジアルタイヤクラス新設
今回からラジアルタイヤクラス(以下、RT クラス)が新設されました。
今まで S タイヤ装着が、レースの大前提になっていただけに、これは素晴らしい事です。
だって、買ったままのエリーゼでレースが出来るようになったのですから。正確には、今までも、ノーマルラジアルでも参加可能でしたが、かなり肩身が狭い思いでした。
今回、RT クラス参加者は、私を含めて 3 名でした。本当は、もっと沢山の人に参加して貰いたかったのですが、8 月という事もあり、なかなか参加者を集める事が出来ませんでした。秋になれば、もっとレースに参加しやすくなるので、多くの方の参加をお待ちしております。
写真は、今回ラジアルクラスにエントリして頂いた、N崎さん、Y田さんのエリーゼです。
祝! 初優勝!
最初に結果を言っちゃうと、やっと勝てました。 まぁクラス優勝ですけど!
21 台中 総合 14 位(クラス優勝) です。
レース 3 戦目に遂に優勝カップが貰えて非常に嬉しいです。
予選
この日の天気は、良好! 路面もドライ! エリーゼも絶好調!
心配なのは、良すぎる天気です(笑)梅雨明けと共に、冷夏がどこかへ行ってしまいました。もの凄い暑さです。いったい何度なんでしょうか? 感覚的には、間違いなく 30 ℃ は、越えていそうです。
この暑さだと、やみくもに周回を重ねてもタイムは、伸びないと思い短期決戦を狙います。目標タイムは、10 秒台です。 10 秒台が出たら、その時点で予選を終了するつもりでスタートします。
参加台数が 21 台という事もあって、クリアラップを取ることには、苦労しませんでした。しかし、タイムが伸びない。 なかなか 10 秒台が出ません。
路面温度が高い為か、タイヤが思ったようにグリップしてくれません。ダンロップ下や最終コーナなんか、ちょっと無理すると直ぐに 4 輪ドリフト状態です。
これでは、タイムが出ないと判断して、突っ込み速度を抑えて、立ち上がりで早めにアクセルを入れていきます。
この作戦が成功して、8 週目に 1'10.802 が出ました。 まぁ、この暑さなら、このタイムで満足です。
予選順位は、21 台中 14 位(クラス 1 位)でした。
そうそう、ローテンプサーモは、威力を発揮して、水温は、91 ~ 92 ℃ で安定していました。ユーロカップの時に見られた、パワーダウン現象も最小限に食い止められたようです。
但し、ローテンプサーモの効果は、単独走行に限られます。 詳しくは、決勝の中でレポートします。
決勝
スターティンググリッドは、7 列目の 14 番手です。
グリッドについてまず感動したのが、なんとスタートシグナルが見えるって事です(笑)
前回の筑波戦は、グリッド 23 番手だったので、シグナルが見えず、ダラダラと周りに合わせてのスタートでした。
フォーメーションラップを終え、いよいよスタートです。
シグナルのレッドが点灯! そして消灯でスタート!!
しかし、タイミングを見事にはずして、出遅れです。
スタートで 1 台に抜かれ、1 コーナの立ち上がりで、更にもう 1 台に抜かれてしまいました。
しかし、ココで引き下がる訳には、行きません。なんとか抜かれた 2 台に食い下がります。
3 台がテール・トゥ・ノーズでバトルです。 レースをやっていて良かったと思える瞬間ですね。
この状態が、4 , 5 周続いたでしょうか? バトルの終わりは、以外とあっけないものでした。
バトル中、ふと水温計に目をやると、 なんと水温が 100 ℃ になってる!(驚)
ちょっとパニックでした。予選の時は、91 ~ 92 ℃ で安定してたのに、何で???
そこで、気がつきました。 前車とあまりにもくっ付き過ぎていたので、ラジエターに走行風があたらず水温が上昇していたのです。その事に気が付いてからは、ラジエターに出来るだけ、走行風をあてる為、前車の真後ろに付かないようにして走ります。
でも、一度上昇した水温は、なかなか下がりません。
仕方がないので、それまで 6,500 回転でシフトアップしていたのを、6,000 回転縛りとしました。
またレブ縛りを実施した事により、前車をパスする事は、ほぼ絶望的になってしまいました。
更に、8 周目を迎えた辺りから、明かにタイヤのグリップがなくなりました。
ブレーキングポイントをかなり早め、少しスピードを落としてコーナに進入しないと、タイトコーナでは、ド・アンダー、高速コーナでは、ドリフト状態になってしまいます。
このままだと、どこかのコーナで吹っ飛びそうです(笑)
困ったなぁと考えていると、後ろから、1 台 Exige が猛烈な勢いで追い上げてきます。
第 1 戦でも、抜き返された、銀むく号が迫ります。
あぁっ、また抜かれちゃうのかなぁ! と思いつつ、私の心の中の悪魔が囁きます。
「ブロックラインを通って、抑えちゃえば」 と....
いや、でもそれはアンフェアだよな~って事で、とりあえず?通常ラインで走行を続けます(笑)
やはりクラブマンレースは、フェアに行かないとね。
何度か、進入でドアンダーを出して、外側にはらんだ事があったけど、銀むく号も無理して追い越しをかけてきませんでした。
一番危なかったのは、トップの原選手にラップされた直後でした。
2 ヘアで原選手に道を譲ったのですが、バックストレートでは、エンジンが同じ事もあり、それほど差が開きません。
そして、そのまま最終コーナへ... 暑さで頭がボーッとしていた私は、何を考えたか原選手とほぼ同じスピードで進入してしまいました。
当然、ラジアルタイヤには、オーバースピードなのは、明らかで挙動が乱れて大変な事になりました。
今でもどうやって修正舵をあてたか記憶がありません。
そして、完全にタレたタイヤを労わりながら、最終ラップへ突入です。
もうここまで来ると、コーナで無理をしてスピンするわけには行かないので、かなり慎重です。
ダンロップ下、80 R 、2 ヘアを抜け、そして最終コーナへ!
最終コーナも無難にクリアして、遂にチェッカーです。
表彰式
念願の初優勝なもんで、完全に浮かれてます。
でも、カメラの前では、以外と冷静に振舞ってます(笑)
表彰台が無かったのが、ちょっと心残りですが、念願のトロフィーをゲットしたので大満足です。
ラジアルクラスは、3 台の出走だったので、全員がトロフィー有りの良い一日でした。