トヨタ交通安全センター mobilitas
4月にFSWが新生オープンして以来、とても気になっていた施設があります。
それが「トヨタ交通安全センター mobilitas」(以下、モビリタ)です。
FSW内の一角にドーンと配置されていて、その敷地面積は10万平方キロらしいのです。
その広さは、数値からでは実感できない位なのです。
サッカー場14面くらいの面積らしいです。
総合トレーニング
そのモビリタで、一般・個人向けのプログラムである「総合トレーニング」に参加してきました。
このプログラムは、
モビリタのメイン・プログラムであり、その目的は、
「走る・曲がる・止まる」の限界を体験し、基本的な運転操作や安全装備の正しい使い方を習得。
初心者からベテランまで、安全運転の総合的なレベルアップを図る。
との事です。
オリエンテーション~始業点検~死角の確認~慣熟走行
講習車には、トヨタのマークXを使いました。
普通に市販されている2.5LのV6モデルですが、車内のスイッチにより、ABSとVSCをキャンセル出来るようになっています。
マークXには、初めて乗りましたが静粛性やボディ剛性、パワー感のどれも素晴らしいですね。
最近の国産車のレベルの高さが実感出来ました。
さて、午前中の講義は、タイトル通りです。
内容が基本過ぎるので割愛します(笑)
まぁ、初心者までをターゲットにしているので仕方ないかもしれません。
初めてこの様なプログラムに参加されていた一般の人(?)は、結構興味津々だったようです。
それに私もしっかりサーキット走行に役立ちそうな事を再認識させて頂きました。
高速フルブレーキング
午後からは、実技となりました。
最初は、高速フルブレーキングです。
ウェットとドライの両方でABSを効かせてブレーキングします。
これは、普段からサーキットでよくやっている(?)ので、大きな感動はなしでした(笑)
ただ、最新のABSは制御が極め細やかだなと感じました。
続いて、ブレーキングしながら障害物を回避をしました。
ここで私は初体験となるVSC機能を体験しました。
VSCとは、Vehicle Stability Control の略で、簡単に言うとクルマがスピンしないように4輪を制御するシステムです。
これにはちょっと感動しました(笑)
VSCが働くと4輪の駆動トルクが別々にコントロールされているのが良く判ります。
技術の進歩は恐ろしいですね。
エリーゼには、ABSもVSCも無いのでちょっと羨ましかったです。
低ミュー路ブレーキング
人工的に作られた低ミュー路で、ブレーキングです。
この低ミュー路は、だいたい凍結路面相当との事でした。
ここでは、ABSとVSCをカットして場合と作動させた場合の違いを体験します。
また、ABSとVSCを作動させたままでも、進入速度の違いによりクルマの挙動がどのように変わるかを体験します。
総合走行
最後は、ワインディング低ミュー路を使った総合走行です。
このワインディング低ミュー路は、だいたい雪道路面相当との事でした。
アクセルとブレーキをちょっと強く踏みすぎるとABSとVSCが直ぐに作動します。
また走行していると突然、目の前に障害物に見立てた水柱が上がり、それを回避するように走行します。
実は、これがやりたくてモビリタに申込みをしたようなものだったのです。
しかし残念ながら、この総合走行は2本だけでした。
私的には、5~6本走りたかったですね。
最後になりますが、このモビリタ講習は普段サーキット等を走らない人に是非受講して欲しいプログラムですね。
Posted at 2007/09/18 22:09:22 | |
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