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イイね!
2008年11月02日

副変 初代シティの「ハイパーシフト」ってなに!?

副変 初代シティの「ハイパーシフト」ってなに!? もう若い人が大半だからもしかして「初代シティ」を知らない人も多いかもしれないが・・・

1981年10月に、ホンダからこれまで無かったコンセプトのクルマが発売された。それが「シティ」だ。

なんたって発売した当人達でも、開発した渡辺 洋男(当時ラージ・プロジェクト・リーダ)以外は「売れる訳は無い!」と言われ企画から「8回」もボツになったクルマであった。

しかし渡辺は、「低く長く幅広い」なんていうのがカッコ良いというのは
「デトロイトの虚像だ!」 と言い張り、遂にはトップもその熱意に根負けして発売されたというものであった。。。

世界初の4輪・2輪同時開発
・新感覚のFFニューコンセプトカーライブビークル「ホンダ シティ」と
・ホンダ シティ搭載用トランクバイク「ホンダ モトコンポ」を同時発売

http://www.honda.co.jp/news/1981/4811029.html

驚いたのは、その小さなボディのトランクスペースにスッポリ入る「モトコンポ」と呼ばれるバイクまであった事。
当時の常識では不可能といわれていた「レギュラーガソリン」で圧縮比10を達成していた事などなど・・・まさに技術のホンダの面目躍如といった所であった。



その後も、「ターボ」追加、さらにパワーアップして外観も精悍になった「ブルドッグ」こと「ターボⅡ」に、カブリオレ、そして時代を先取りした「マンハッタン Hi・Fi」などなど、ホンダ首脳陣の「まぁやってみろ・・」程度のクルマが、発売1981年には二ヶ月で二万台を大幅に超え、翌年には12万台に迫る大ヒット車となった!!



そんな初代シティにあって、忘れ去られてしまったギミックが「ハイパーシフト」だ。

これはマニュアル4速の、2速から4速に、サブギヤが仕込まれており、ガスペダルの踏み加減によって自動でメインとサブ(HIとLO)に切り替わるという4速でありながら、実質的には「7速」という凝った造りのモノだった。

そんな副変速機付きなら、初代ミラージュにだって・・・

いやいや、シティの「ハイパーシフト」の凄いのは、ハイとローの切り替えが自動だという事、つまり「セミ・オートマ」であった事なのだ。

ホンダ シティRタイプに新開発の副変速機付4速マニュアル「ハイパーシフト仕様車」を設定し発売
http://www.honda.co.jp/news/1985/4850424.html

ただ時代的には時期尚早だったのか、あまり一般ウケしなく5速が主流なのに、見かけ「4速」だったので、有難味が無い・・・と訳の分からない根拠で、売れなかった。。

(実際にも切り替わっても、体感できるメリットが少なかった事もある)

この時期にはスバルにも、電磁クラッチを使った「ツゥーペダル」のMTがあったが、それも売れなかった事を思えば、まだまだこの頃は、イージードライブより、シャキットしたMTの方が好まれていた事も大きな要因だったのだろう。。

しかし、それまで北米や欧州の流行などに左右されていた日本のクルマが、声高に 「デトロイトの虚像に騙されるな!」 の合言葉でオリヂナリティ溢れるクルマを作り出した功績は大きいと思うのだ。。

初代シティ。

最近はめっきりお目にかかれる事は少なくなったが、「オリヂナリティ」という観点からもう一度見直すと面白いクルマだと僕は思っているのだ。。。
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Posted at 2008/11/02 09:56:01

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この記事へのコメント

2008年11月2日 11:21
ブルドック・・・懐かしいです。
あの三角おにぎりの様な車体に有り余るパワー。
面白い車でしたね。 (^^;
コメントへの返答
2008年11月5日 1:33
遊びが殆ど無い、室内スペースを稼いだ反動で、極端に寝たスティアリングと、ガスペダルを煽るとトルクステアで暴れるフロント・・・

いやぁ・・じゃじゃ馬とはこのクルマそのものでしたね!
2008年11月2日 11:26
だけど次の2代目GAシティでガラッと・・・
しかも初代の開発エピソードに反する様なカタチになって売れなくなったのはエラく皮肉のような気も・・・(汗)。
#80年代のホンダはプレリュードやトゥディみたいな「低く長く幅広い」カタチが主流ではありましたが。

モトコンポやブルドックやらカブリオレやら、あの「ホンダホンダホンダホンダ~♪」なCMも含めて(あの振り付けよくまねしたなぁガキの頃・笑)やりたいこと全部詰まったホンダイズム全開のクルマでしたねぇ・・・。
コメントへの返答
2008年11月5日 1:36
凄い思想でクルマを造っても、モデルチェンジすると前のは無かった事に・・・と見の変わりの早さは、毎回驚かされます。。。

いやぁ・・・初代シティのCMは、どれも個性的で、次はどんなのが!?と楽しみでした。

やはり「ホンダホンダホンダ~」は外せませんよね!
2008年11月2日 12:01
シティ、好きですよ。
小学校の頃、トライアスロンが趣味の体育教師が緑のカブリオレに乗ってました。愛用する蛍光紫のパーカーと共に色黒の派手なオッサンでした(^^;

初代アコード乗りの方から埼玉のハチマルに強い自動車修理工場も紹介され、やぶさかではないのですが、もの凄い勢いで錆びるあのボディは・・・(^^;
コメントへの返答
2008年11月5日 1:39
カブリオレのグリーンってありましたよねぇ。。。いやぁ懐かしい!

声高にはホンダは言いませんでしたが、ガブリオレはピニンファリーナの作品ですごくお洒落でした。

錆といえば、昔のマツダ車ですが、確かにある時期のホンダも・・・
2008年11月2日 12:48
確かにこの頃のホンダは2輪も4輪も面白かったですし、アイデア(ギミック?)満載のモデルが(2輪4輪含めて)色々リリースされていたのを思い出されます。
2輪に関しては、4輪のオートマ機構(ホンダマチック)をそのまま組み込んだエアラという750のオートバイがリリースされたりしてました。
当時のコピーが、「☆(スター)レンジで鋭い加速」だったと思います。
結局このオートバイはエンブレが効かないのと、ブレーキ関係が強化されていなかったため、“ブレーキが効かないバイク”のイメージが植えつけられ、さらにコーナーリング時のトルコンのタイムラグから、“立ち上がりの悪いバイク”とも言われ、比較的短命に終わってしまいました。

それは兎も角、この頃のホンダのイメージって、良い意味での“先駆的”“革命的”で意欲的で挑戦的なイメージがあった様に思います。
それに比べて今のホンダは...(以下強制終了)
コメントへの返答
2008年11月5日 1:43
「★スターレンジ」は・・・四輪もエラクおっとりとした加速でしたねぇ。。

二輪のホンダと言えば、僕的には「楕円ピストン」かなぁ。。。

確かに有効燃焼面積は稼げるし、ヴァルヴもたくさん付けれる。

コレと思ったら、それを実現してしまうホンダイズム!?は、恐ろしいパワーだと思うと同時に、会社名そのもの「本田技研」・・・・「技術研究所」なんだなぁとも思いましたねぇ。。

今は「本田流先」・・・「流行先追」ですかねぇ。
2008年11月2日 13:04
よろしくメカドック世代にはブルドッグは堪りません。ヽ(^。^)丿イヤッホー
そういえば、ラリージャパンのサービスパークで移動にモトコンポを使ってるチームがありましたよ。
コメントへの返答
2008年11月5日 1:44
なるほど・・・メカドッグ世代といえば、そうですね!

そうそう「モトコンポ」なんですが、原付としてみれば十分以上に年数が経過しているにも拘らず、そこそこの値段で取引されている。。。

いやぁ・・・偉大です。
2008年11月2日 15:58
こんにちは。

背を高くして居住空間を稼ぐ・・・。
今となってはごくごく当たり前の話ですが、当時としてはとても革新的でしたよね。
「マンマキシマム/メカミニマム」の発想は、は初代シビックでも掲げられていたように記憶してますが、それを究極に突き詰めた結果が、初代CITYだったかと。
このクルマがなければ、今のコンパクトカーはなかったとさえ思わされる、凄いクルマですよね。
まあ、当時のホンダの品質管理は別として・・・(^_^ニヤリ

モトコンポやターボ付が追加設定されたのは知ってましたが、副変速機付のモデルが存在していたなんて、このブログを拝見して初めて知りました(汗)
コメントへの返答
2008年11月5日 1:47
MM思想の、ある意味最たるクルマが初代シティかもしれませんね。

室内スペースを稼ぐ為に、エンヂンの全長を詰めたい・・とロングストロークを採用し、究極に詰めたエンヂンと狭いエンヂンルームのお陰でプラグ交換はグリルを外さないといけない・・・

もの凄い拘りようですね。
2008年11月2日 20:09
丁度今号のCARトップの「初モノJAPAN」でもミッションが取り上げられていましたね。
 当時ではこのハイパーシフトとスーパーシフトは画期的だったのに、後が続きませんでしたから…。
(厳密に言えばスーパーシフトはトレディア/コルディアにも採用されましたが、結果は…汗)

 シティは当時のホンダらしいアイデア満載のクルマでしたけど、これまたホンダらしいガラリとコンセプトを変えた2代目は…、良くも悪くもどちらもホンダイズムを感じさせてくれました。

 余談ですが、「初モノJAPAN」の中で唯一乗ったことのあるのがFTOのみだとは…(汗)。
(私、カブすら乗ったことがありません)
 
コメントへの返答
2008年11月5日 1:50
三菱のスーパーシフトは、クラッチの配置が三菱ならでは・・の副産物でしたね。
しかし、これが手動で意外に面倒なのに、効果が体感し辛い・・・短命でした。。

このホンダのハイパーシフトは、キックダウンする「MT」として有名でした。。。

この違和感がもう・・・

これも無くなった要因だと僕は思いますねぇ。
2008年11月2日 21:23
どうもです。

うちの職場でもブルドッグを飼ってる(笑)輩がいますよ。ただ、維持するだけでなく今風にいろいろ手を加えているようです。たまに走っているのを見ると、なんてちーさいの!って思います。ホント。田宮のプラモで当時小学生でしたがR、ターボⅠ、ターボⅡ、カブリオレすべて作りました!
あまり伝統ってものが少ない(ない?)ホンダですが、N360から始まった「MM思想」って途中の初代ライフ、初代シビック、今回挙げられたシティ、そして今のフィットや低床ミニバン達にもきちんと「伝統」として息づいているように思います。後は2代キープコンセプトだと次は一気に変わるというシビックから続く悪しき「近代?伝統」もですが(苦笑)

今乗ってるZやインスパイアには若干その要素は薄いような気がしますが、ホンダ車らしい部分は一杯あって、楽しませてもらってます!
コメントへの返答
2008年11月5日 1:56
未だにブルドッグを飼っているとは凄いですねぇ!!!
正直、ボディのデザインは厳ついのですが、剛性は無いし防錆も・・でひたから。。。

タミヤのプラモというのも懐かしいですねぇ。。。

LSなんかと比べると、ディテールがしっかりしててタミヤのプラモは色付けが楽しみでした。

歴史と伝統がない事を武器に、新しい事に果敢にチャレンヂする、拘らない姿は、それを「清」とするユーザーも多かったのですが、「節操が無い」と毛嫌いする向きも多かったですね。

最近は、どうもそんなホンダイズムも薄れがちですが、乗ってしばらく付き合うと、ソコハカトナク本田の匂い!?がする様に感じるのは私だけ?

意外に面白いと思いますねぇ。。。
2008年11月2日 22:44
CITYのCMのテーマ曲のEP(古い!、笑!)、
マッドネスの「In The City」、当時ホンダ派
ではなかったけれど購入し、いまだに持って
います。「ムカデダンス」が一世を風靡しま
した。

コメントへの返答
2008年11月5日 1:59
ウチにもクルマ関係の「EP盤」が数枚・・・

マッドネスのこのCMソングは、今聞いてもノリノリで楽しいですねぇ。。

私をスキーに連れてってでブレークした!?ムカデ滑降と共に(ちょっと時代はズレマスガ)、シティのムカデダンスも忘れられない一大ムーブメントでしたね!!
2012年2月21日 15:21
初コメします

いや~懐かしいですネ~♪
あの独特なスタイルは斬新でしたね
ダッシュボードにエアコンの風が入るボックスがあった様な記憶があります

ハイパーシフトは体験に無いです……
機会があったら走らせてみたい
コメントへの返答
2012年2月23日 12:53
コメントありがとうございます!!

この頃、低い車高を争う風潮だったのに、いきなり背高のっぽのシティが出た時は、正直、驚きましたね。

言い方は上手ではありませんが、おもちゃ感覚というか、身近なクルマっていう感じで、すごく親しみを持ちました。

そうそう、ダッシュボードのクールボックスとか、工夫満載の装備もあって、色々と楽しめるクルマでした。

ハイパーシフト車は、数が少ないので経験者って少ないと思いますよ。

ミラージューもそうでしたが、正直、体感できるメリットが少なかったので、これ以降は出てきませんでしたが、セミオートマと考えれば活気多岐なメカだったように思いますねぇ。

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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