急に思い立ち、遠回りをしながら美ケ原温泉を目指した道中も、よいよ目的地へと到着した。
遠乗 松本美ヶ原温泉紀行移動編
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今回のお宿は、松本市の美ケ原温泉にある
ホテル ニューことぶき だ。
長野自動車道の松本ICを降りて、松本市内を突き抜け美ケ原温泉郷に入り、現地に着いたのだが・・・最初に外観を見たとき、HPなどの外観の写真を写したカメラマンの腕の凄さに驚いた事を告白せねばならないだろう。
アーリーチェックインだったので、まだ宿泊客の駐車場はガラガラ。何処へとめようか?と悩むくらいだったが、ほぼ中央くらいに停め、荷物を運び込みチェックインを済ませた。

ロビィから部屋のある四階まで荷物を運んでもらい、
山側 の部屋に通されたのだが、正直、景色など楽しめるモンじゃあなかった。見えるのは民家と駐車場という具合だったのだ。部屋の様子も外観同様、歴史を味わえるモンだった。。。
襖の立て付けが曲がっているのも歴史を物語る、わび寂びの風情だろう。
部屋も調度品も、懐かしさを覚えるモンだった・・・
電話機が、今では殆ど見ることの無い「ダイアル式」で呼び出し音も電子音ではなく、本当のベルなのも味わいだろう・・・と言い聞かせつつ、部屋で落ち着き、少したって、リザーブした露天風呂へと向かった。
いやぁ、これなら温泉もどうだろう?と多少不安だったが、別邸にある露天風呂に着くなり評価が一変した!!
和風のテイスト満載の露天風呂。雰囲気だけでなく「お湯」も最高だった。
まず、露天風呂の風情が良い。ヒノキの大きな湯船は家族三人でも十二分に楽しめるし、洗い場がすぐ隣にあるのだが、洗い場と湯船の間に扉があるので、この時期でも寒い思いをせずに身体を洗えるのは助かる。
お湯そのものも、無色無臭で、どんなもんか?と思ったが、とにかく、湯上りのサッパリとした感じと、芯までポカポカと温まる感じは、今まで入浴した温泉の中でもベストだろう。
この後、普通の大浴場にも入ったが、なかなか風情があって十二分に楽しめた事を報告しておこう。
温泉の後は、やはりこうした宿の楽しみは「食事」だろうという事で、部屋食にて夕食を楽しんだ。
かなり本格的な和食を楽しめる。器もなかなか良い雰囲気だ。
すき焼のお肉も大きく、良質で、食前酒の「梅酒」も自家製という事だったが、お酒が飲めない人でも楽しめる一品だった。この後も、これでもか!というくらいの量の食事が出てきて家族全員が大満足した。
まさに食事を楽しむ、と言った贅をつくしたメニューが次々と・・・とにかく、どれも美味しい
そうそう、一番驚いたのが子供向けの食事だ。
王道の「ハンバーグ」「エビフライ」はもちろん、ちゃんとしたショートケーキまでも付いている!豪華だ。
まさに、お子様ランチの定番といえるメニューばかりなんだが、どれも出来合いのものではなく、ちゃんと「料理」されたものばかりで、大人が食べても唸ってしまう一品ばかりだ。
一番感心したのが、右下にある「焼きおにぎり」だ。「焼きおにぎり」とする事で、味に変化が出て、そしてサッパリとした口当たりで食が進む訳だ。
しかし育ち盛りとは言え、このボリューム、大人と一緒に時間をかけて食べ、家族で夕食を堪能する事ができた。
温泉と食事を堪能する宿だが、今度はアルプス側の部屋をリザーブしたいものだ。
正直、その歴史のある建物に少々、不安も合ったが、温泉と食事で、それらを十二分に帳消しに出来る大満足の宿であった。
何よりフロントを含め、従業員のマナーの良さは特筆すべき点だろう。
松本、長野観光のベースとして、単純に泊まるというだけではなく、温泉と食事を堪能したいという向きには最高の宿だったと思うのだ。
いつもより時間をかけ、合間に温泉をまた楽しみ、美ヶ原温泉の夜は更けていったのだった。
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Posted at
2010/01/04 12:51:36