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2011年01月21日

哀悼 桜井真一郎 氏 亡くなる。

哀悼 桜井真一郎 氏 亡くなる。 貴方が居なければ、図面の大切さ図面の意味を僕は分らなかったでしょう。

貴方が居なければ、僕は技術の道に行かなかったかもしれません。

貴方が居なかったら、僕はクルマが好きだったでしょうか。

貴方が居なければ、今の僕は居なかったかもしれません。

いつかはこの日が来るとは分っていましたが、とうとう、その日がやって来ました。

スカイラインの生みの親など、多くの形容詞がありますが、僕は貴方の本当の姿は、

本当の日本の技術者の姿

に他ならないと思うのです。


自分で設計し、自分で設計したクルマに一番に乗り、自分の思いが具現化されているか確かめる。

図面も CAD になり、一見すると整然と美しさも感じますが、貴方の描いた 手描き の図面を拝見すると、そこには電子データにない、設計者の思いや熱意を感じざる得ません。

図面を修正した跡を見て、貴方が何を思い、鉛筆を走らせ、その線を消したか、僕はロマンさえ感じてしまいました。

図面は設計者から現場への唯一の意思表示だ。設計者の思いと、現場を思う気持ちなくしてクルマは出来ない。

これは、常々貴方が語っていた言葉ですが、今の技術者に、その真摯な姿はあるのでしょうか。

クルマと対話して、クルマを愛して、クルマに乗る人達の姿を想像して目を細める、人間味のある技術者がいったいどのくらい、今の日本にいるでしょうか?

性能は良くなった、見栄えも、大きさも、世界中のどこに出しても負けない今の日本車ですが、ハコスカやケンメリのシートに座った瞬間の、あの、ホッとする感覚、あぁ、また座れたなという安堵感を、今の日産車に感じないのは僕だけでしょうか。

安らかにとは、あえて言いません。

技術者の一人として、貴方の意思と精神を、どこまで引継げるかは分りませんが、実現する為に努力をしてゆきたいと思います。

ぜひ、見守って下さい。

ありがとう。

そして、さようなら。

徳小寺 無恒


桜井真一郎氏死去=スカイライン生みの親
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110120-00000169-jij-bus_all





能力 上司とはかくありたいものだ・・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1187287/

入魂 技術者たるもの現場を知れ
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/944408/

真説 櫻井学校~伊藤修令氏編~
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/908477/
 

ブログ一覧 | 櫻井眞一郎 氏 | クルマ
Posted at 2011/01/21 02:14:40

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この記事へのコメント

2011年1月21日 2:30
いつか、こういう日が来るとは判っていても、何処かでいつまでも「櫻井氏は自動車の未来を見据えて、技術者として開発に挑戦を続けている。」という想いがありました。

残念というより、とうとう日産の輝かしい「ひとつの時代」が終わったんだな・・・と思いました。

そして、今後の日産の奮起を期待します。
コメントへの返答
2011年1月22日 8:48
いつかは・・・本当にそうなんですが、実際にその日を迎えると寂しいものです。
色々とありましたが、言われる様に、良い日産の時代が終わったのかもしれません。
日本が経済も生活も、どんどん豊かになってゆく過程で、クルマもがむしゃらに進歩して行った。
その中で、工業製品としてではなく、趣味性の高いものとして、何より量産車でそれを実現しようとした氏の存在は、日産と言うより、日本車のひとつの姿だったと思いますね。
日産らしさ、日本車らしさという点でのこれからの国産車の発展を願って止みませんね。
2011年1月21日 10:31
スカイラインに乗っていた時期もあった私です。
スカイラインといえば、桜井さん抜きでは語れないのでしょうが
正直なところ、彼のことは表面的にしか分かりませんでした(涙)

生身の人間の意志が息づいていた時代から比べれば
今は、極端に申せば、コンピューターを扱えれば誰でも高性能な
クルマが出来てしまう時代。とでも申しましょうか・・・。

小さな人間の大きな個性や魅力が、組織の中に埋もれやしないか?
桜井さんのお話しを読ませていただき、これからの寂しさを
ふと感じた私です。

車社会発展のため尽力された功績に対し感謝しつつ
ご冥福をお祈りいたします。
コメントへの返答
2011年1月22日 8:54
本当にスカイラインと言えば櫻井眞一郎と言うように色々な方面で語られていましたが、氏にとって、自分の名前で・・・というより、スカイラインを楽しんでいるオーナーの姿を見れる事が何よりだったと思います。
システマチックになった現代のクルマ造りの中で、如何に設計者、造り手の意思を反映させるか。
それがメーターだったり、シートだったり、ドアの開閉音だったり・・・日頃何気なく接している部分にも拘りを持って造り込む。
実はそれが、将来的にユニバーサルデザインに繋がったり、疲労軽減になったり、ボディなどの剛性向上につながったり、全て実はクルマの進化に繋がっていたりします。
こうした見方も出来るんだよ。という物言わぬ氏の声が聞えてきそうですね。
2011年1月21日 11:00
スカイライン・・・

残念ながら自分は所有したことはありませんが、兄がR31やBNR32に乗っていたこともあり、長年、憧れの車種ではありました。
(いい悪いは別として)とりわけV35以降のスカイラインに難色をしめす自分としては、やはり純粋にスカイラインと認められるのは櫻井世代の開発したものだと思います。

確かに、世間ではケンメリやジャパン等と並んで「R32」もスカイラインの代表的な型式として挙げられますが、すでにその代では彼は開発に参画してませんでしたからねぇ。
でも、逆に言うと氏が参画していないスカイラインで評価の高かったスカイラインはこのR32ぐらいで、それ以降はGT-Rを別として「う~ん、いいのはいいんだけど・・・」というスカイラインばかりになったような気がします。

近年のスカイラインはコンセプトカー「XVL」の登場で、大きく変わってしまったともいえます。
加えて、INFINITIブランドの一層のグローバル化も手伝って海外市場に足を向けた完全な別物となってしまいました。
当然、メカとしてはいいに決まっているわけですが、昔のスカイラインにあった独特のオーラが薄れてしまったのは非常に残念に思います。

作り手の情熱と企業の採算性を両立させるのは非常に難しいことではありますが、残念ながら今のスカイラインに昔のようなオーラを感じなくなってしまったのは事実です。

とはいえ、今の日産にも櫻井氏のような情熱的なエンジニアは多くいるでしょうから、彼の思想をフィードバックさせた(インフィニティGとは別物のオリジナルの)スカイラインの復活を個人的には期待しているわけですが。。


心からお悔やみ申し上げ対と思います。

コメントへの返答
2011年1月22日 10:11
スカイラインというブランドの思いを寄せるドライヴァーは多いですね。
もちろん賛同声ばかりではなく、その逆の声もたくさんあります。しかし、僕は、それこそ正しいモータリゼーションの姿に他ならないと思うのです。
人には多種多様の感覚、感性があります。だから好きなんだ、だから嫌いなんだという声があってしかるべきだと思うんですね。
そして、そういった声が、ひとつのブランドで大きく起きるという事は裏を返せば、そのクルマに筋の通った思想があったからの他にないと思うのです。
それがスカイラインだったと思うのですね。
まったく、現代は日本だけでは生きて行けない時代となりましたが、だからこそ、日本人の感性で日本人が造ったオリヂナリティ溢れる日本車が必要なんではないでしょうか。
それには、造り手の強烈な個性が必要だと思うのです。
その尖兵が櫻井氏だったと思うのですが・・・大きな損失です。
2011年1月21日 11:02
私も同じく、櫻井さんがいなければ車好きにもならなかったし今の道にも進まなかった、と思われる一人です。
原理原則に実に忠実で、また広い知見を持ち続けるからこそいろいろな発想が出来て新技術に結びつけるのだということを、一生掛けて実践されていた方だと思います。

話に聞くところでは、妥協を許さない?面が結構あるためいろいろ衝突されることもあったようですが、逆にそれに魅かれて櫻井ファミリーとなる方も多かったようですね。

私もこのような偉大な方の足元にも及びませんが、技術者としての心構えは頑張って引き継いでいきたいです。

ご冥福をお祈りいたします。
コメントへの返答
2011年1月22日 20:56
見識を広く持つ、多種多様なものに興味を持つという事が実は技術者として大切だという事を実践されていました。
トランクオープナーのワイヤーも、櫻井が台所用品のテフロン加工のフライパンを見て、ワイヤーのケーブルのカバー内部をテフロンで加工すれば、ワイヤーがスムーズに動くのでは・・・という発想で完成しました。
ダイバーシティも、オーディオが好きな櫻井が、どうしてもFMラヂオをビルの谷間でも聞きたいという欲求から出来たものですね。
妥協を許さない性格が、新しいスカイラインが出るたびに倒れてしまうという身体を酷使してしまう結果になってしまいました。
ここでいいや・・・とついつい思いがちですが、コストと技術者としての探究心をどう両立させてゆくか、どこまで商品とするかの鎬を見習いたいものですね。
2011年1月21日 22:17
つい最近まで、スカイライン系のイベント等にいらしていましたので、新聞でこのことを知った時は目を疑ってしまいました。

トークショーで伺った、「馬の走り方を観て、HICASを思いついた。」という内容がとても印象に残っていまして、車に限らず何かを作り出す時のヒントは、自然界にこそ存在するというのを勉強する機会を与えて下さいました。

スカイラインを好きになることが出来たのは、櫻井氏の車づくりがあったからこそだと思いますので、本当にありがとうございましたお伝えしたいです。
コメントへの返答
2011年1月22日 21:04
自然界の動物は、よっつの足で台地を蹴り、素早く移動している。クルマだって四輪で駆動力を効率よく配分すれば良いハズだと。。。そこからR32のGT-Rの発想が来ていますよね。
残念ながら、氏が主管の時は、技術力が追従できず実現できませんでしたが、櫻井学校の伊藤氏がR32で実現した時は、非常に褒めていたと言います。
自然の中に心理はある。その思想でスカイラインは造られていました。
拘りを感じるクルマ。設計者の拘りが良きにつけ悪くにつけ感じられるクルマがスカイラインだと思うのです。
そこがなんだか人間味があって・・・もうそんな設計者の顔を思い浮かばれるクルマって出ないのでしょうかねぇ。。
ぜひ、若い技術者の皆さんに、工業製品ではなく、人と言う生き物の手足の延長がクルマだという考えで新しいクルマの未来を切り開いて欲しいですね。
2011年1月22日 7:52
櫻井さんと図面のお話に同感です。会社員としてではなく、技術者としての櫻井さんの生き方は、私も尊敬して止みません。飛行機作りから続いた車作り、その後やっててきたモーターリゼションの時代とともに日本経済の礎を支えたのは、このような方が沢山いたからと痛感するしだいです。櫻井さんはじめ先輩方の努力を無駄にしないためにも、海外諸国に負けないためにも、私も技術者として日本人らしさは忘れないようにしたいと思います。

ご冥福をお祈りいたします。
コメントへの返答
2011年1月22日 21:08
僕も大きな声では言えませんが、最近は時間ばかり囚われて、まともな図面が少ない事実に一抹の悲しさを覚えます。
CADで図面は描けても、フリーハンドでは図面が描けない技術者が多い事も疑問を持ちます。
CADの無い時代の先輩たちの図面の迫力は凄いものですね。そして、まともなセンサーが無い時代は、実際に試作品を造って、手作りの測定装置をつくり実証を重ねていました。
細かい部分まで気が回る日本人ならではの設計。
どこまで、それを追求できるか・・・非常に高いハードルですが、僕も高みを目指して努力をしてゆきたい、それが氏への、はなむけではないかと思います。
2011年1月22日 10:51
スカイライン誕生40周年の年に、有氏でちょっとしたイベントを企画・実行したのですが、その際トークショーのお願いを引き受けてくださいました。
イベント終了後、少しお話する機会がありましたが、静かに淡々と、しかし熱くスカイラインを、クルマはどうあるべきかを語られていたのを覚えています。

効率化・コスト削減の見地から、どんどん現場・現物・現実から遠ざかってしまいがちなモノ造りの世界ですが、一番大切にしなければならないのはそういうことなのだと、ずっと言われてきたのだと思いますね。
そして、「乗り手を第一に考える」ことも…。

技術に、クルマに関わる人間として、桜井さんの心構えを忘れずにいたいなと感じます。
ご冥福をお祈りいたします。
コメントへの返答
2011年1月22日 21:21
氏の話し方は本当に説得力がありましたね。。
インタヴューでも、その例えが非常に的を得ていてなるほど・・・と思う場面が多々ありました。
本田宗一郎とは違った、天才肌と違った努力家肌で、いつもいつもクルマはどうあるか?どうしたらそれが実現できるかを貪欲に目指していたと言います。
商品ではなくてはいけないが、単純な量産品ではあってはならない。そこに如何に設計者、メーカーの主義主張をスパイスとして取り込むか?乗って楽しいクルマとは?
「ロータスは乗り手不在の高性能で嫌いだ」という氏の有名な言葉は、氏の思想を端的に表していると思います。
技術者として、モノ造りに携わるモノの一人として、魂のこもったモノ造りをしてゆきたい・・・そう思うばかりです。
2011年1月24日 16:51
PC復帰遅くなったので書き込み遅れましたが、櫻井さんのみならず、いろんな人が
近年逝ってしまいました。

嫁さんに説明するのに、日本の自動車の父と言って説明しました。
コメントへの返答
2011年1月25日 19:34
日本の自動車の父は、大きすぎるかも知れませんが、間違いなく、戦後から近年までの国産車の歴史を彩った一人に間違い無いでしょうね。
ホント、そういった人達が、ここ数年次々に亡くなって行くのは寂しい限りです。

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
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