
関東平野部でも雪が積るぞ積るぞと騒がれて久しいが、幸運にも思ったほどの積雪ではなかった。
ただ、今朝も道を歩くと、シャーベット状、もしくは陰では若干凍結気味になっていたので、まだまだ注意が必要だろう。
そして、僕が心配しているのが、スタッドレスへの過信なのだ。
通勤の電車の中や、街のショップで、
「タイヤ替えたから(スタッドレスに)大丈夫」
という声を幾度となく聞いたが、それは非常に危険だと思うのだ。
まぁ、最近のクルマは随分とデヴァイスが進化したから、高いハイパワーなクルマだと
ESC ESP VDC VSC DSC VAS ASC 等 (各メーカーさん、ぜひ国際的なESCに統一してください・・・閑話休題) と呼ばれるモンで、真っ直ぐには加速できるが、そして止まるのも ABS が、これまたずいぶん普及したので、かなり真っ直ぐに、かつスティアリング操作しながらブレーキングなんてできる様になったけど、雪道や凍結路の要は、なんと言ってもタイアが命。
「だから、タイアを替えたのだ!」
と怒られそうだが、それだけでは不十分なのだ。
それは、まずは二通りの意味での
「慣らし」 が、交換後に必要だからだ。
まずは、夏タイヤにも言える 「基本的な慣らし」 で、
融合 タイアの慣らしは必要か?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1432898/
これをする事によって、製造時に出来た、タイア表面の薄い硬化層と、剥離材による滑りやすい層を削り取る作業が必要で、さらに、タイアの内部構造物の融合も合わせて行って、グリップ力の確保と寿命の向上を図っていただきたい。
さらに、スタッドレスの場合には、雪道、凍結路でのグリップを確保する層が、それこそ一皮剥かなくては現われないので、夏タイア以上に気を使って頂きたいのだが・・・・
それをしないと、スタッドレスだからと言って過信して、さらにクルマの ESC とか ABS にギリギリまで乗せられて、あっというまに限界越え・・・というパターンに陥るので注意が必要なのだ。
タイアを売る方も、
「お気をつけて!」 なんていう、脳天気な決まり文句より、
「最初の100Km程度までは無理をしないで」 (本当は、乾燥路で100Kmはと言うべきだが、どうせ、降雪直前に取り付けた温暖部ドライヴァーが多いのだから、せめて距離くらいは言って注意を促すべきだと・・・) 位は言っても罪にならないだろう。
それでなくと、スタッドレスを過信する向きが多いので、ここ数日は注意が必要かもしれないと思うのだ。
雪に慣れていないドライヴァーの皆さん。
ぜひ、そうした点にも注意をして欲しいとぼくは願って止まないのだ。
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タイア | クルマ
Posted at
2011/02/12 06:37:40