徳小寺 無恒は「ウンチク」が無きゃダメだ!?なんていう暖かいコメントを頂いて・・・そういえば、最近の徳小寺 無恒ブログは、テレヴィ東京のグルメ番組に負けないくらい「グルメ」ネタが多いのも事実・・・
そこで久々に、意外に知られていないDATSUNのラリーの経験で作られた大発明!?をご紹介しよう。。。
サファリラリーにおける「ポルシェ911」との死闘はツトに有名で、これは後々240Zにスイッチされてからも続いたサファリ名物とも言えよう。
万歳 ケニアの新聞トップに日本語が舞った日・・・
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=573874
TOP画像は、そんな510ブルとポルシェの激闘を描いた傑作と言われる一枚だ。
そんな速さでも群を抜いていたDATSUNの英知だが、速さ以外でも意外な発明があった事をご存知だろうか?
それが噂によると「ヤンキーホーン」のアイディアの元になったと言われる「三色ホーン」だ!!
サファリの戦いは、なにもライヴァルメーカーばかりではない。
原住民の投石も毎年繰り広げられる悲劇だし、やはり野生の動物との激突は、速度も速く相手の重量もあるので、即リタイアに追い込まれる各チームの頭を悩ます問題のひとつなのだ。。
突然眼前に現れた野生動物は如何ともし難いが、ある程度距離のある前方に動物を見つけた時・・・やはりクラクションを鳴らすのが常套手段だろう。。。
しかし動物によっては、クラクションを鳴らしても一向に逃げようとしない動物も居て、その対策が急がれていた。
ちょうど、その時DATSUNのチーム監督をしていた「難波」は、せっかく訪れたアフリカなので野生の動物を8mmに撮ろうとしていた。。。
ある時、アフリカ象を見つけた難波は、8mmカメラを手に象の親子を撮影していたが、突然後ろで現地のスタッフが大きな声で難波を呼び始めた!!
「Mr.難波!!難波!!難波!!!」
8mmカメラから目を離すと、カメラのファインダーの視野を外れた場所から象が突進してくるではないか!!
転がり込む様にクルマに飛び乗り、危うき無きを得たが・・・
後から聞くと、アフリカ像は8mmカメラの「カタカタカタ」という音が嫌いで、その音を聞くと興奮して追いかけて来る・・・というのだった。。。
人間にも嫌いな音があるように動物にも「嫌いな音があるんだ・・」
その時、難波はある事に気付いた・・・
クラクションで逃げない動物は、実はクラクションの音が不快ではないのでないか!????
次の年、DATSUNのコクピットにはホーンボタンが
三つ付けられていた。
それは「高音」「中音」「低音」のホーンのボタンであった。
つまり、動物に合わせて「三色」の音色を使い分ければ動物は逃げるハズだ・・・と踏んだのだが。
実際には100Km以上で走行中に、動物を見つけても、どのボタンを押してよいか瞬時に判断できず、結局勢い「三つ」のボタンを押してしまい、効果が発揮できなかった。。。
瞬時の切り替えは無理だ・・だったたどうする???
難波は考えた。
自動的に「高音」「中音」「低音」が続けて鳴ればいいのでは。。。
そこから生まれたのが、DATSUNオリジナルの「三色ホーン」であった。
果たせるかな、このホーンを採用してからは、動物との激突や接触が激減したし、なにより音色がライヴァルとはまったく異なっているので、コミニケーションとしても効果絶大であった。
さらに・・・
この連続して音色が変わるホーンは、噂によると「ヤンキーホーン」の原型になったとも!??
3分02秒。まさに240Zがスタートする瞬間に三色ホーンが鳴っている。
サファリで偉大な業績を上げたDATSUNは、意外にも「族車」の世界でも意外な
偉業をあげた・・かもしれないのだった。。。
<追伸>
510のラリーモデルのレプリカが盛んに造られているが、ラリコンなどの装備や、エクステリアは忠実にマネされていても・・・
この「三色ホーン」までコピーされている事は稀なのだ。。
それを見つけると「まだまだ修行が足りんなぁ」とひとり徳小寺 無恒はニヤニヤしてしまうのだ。。。
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ブルーバード | クルマ
Posted at
2006/07/02 11:42:57