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イイね!
2011年05月12日

健全 クルマに対する思い入れ?忘れていませんか。

健全 クルマに対する思い入れ?忘れていませんか。  つらつらと、昔の雑誌などを読み返してみると、今となっては懐かしいやら、可笑しいモンが多々見受けられる。
 特に今となっては、まったくの昔話になってしまったが、かつては、クルマのブランド同士のガチンコがあって、それぞれのライヴァルを応援するファンやマスコミのコメントやタイトルが非常に面白かったりする。

 古くは、DATSUN ブルーバード と TOYOPET コロナ の熾烈な販売合戦を称して 「BC戦争」と、クルマのマスコミに留まらず、一般のマスコミでも大きく取り上げられていた。

 「BC戦争」 でも、特に熾烈だったのが ブルーバードが410型 、 コロナがT40、50系 の時代で、お互いの営業がライヴァルを称して

日産は 「ブタッ鼻 コロナ」 と称し、

一方のトヨタ側は 「垂れ尻ブル」 とお互いを扱き下ろしていた。

 ブルーバードが 510 にスイッチした後も、販売合戦は続いたが、ブルーバードの善戦虚しく、「内装の豪華なコロナ」 と言う、一般大衆に分かりやすい販売戦略で、機能的に上でありながら、質実剛健で豪華さに欠けていたブルに対して、豪華さで勝負したコロナが昭和40年代前半から暫く販売台数でブルを上回る事が多くなってしまった。

 その反動で、ブルは豪華仕様を目指して内装も、外装も華美にした 610 、 710(ヴァイオレット) を出したが、今度は排気ガス規制やオイルショックで、質実剛健さ機能美が求められた時代に変化した中、やり過ぎたデザインが、時代に逆行する事になり、 「華美な豪華さ」 が逆に一般には受けず不遇の時代を長く過ごす事になってしまった。それでも、たまにブルがコロナを販売台数で逆転すると、

苦難 人が犬を噛むとニュースに・・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/137433/

なんて皮肉を言われる始末でねぇ。。。

 その他にも、面白いっと思ったのが、以前もブログしたが、初代ラングレーを特集した記事の中で、とある有名評論家が、丸々パルサーのコンポーネンツを使って、いくらプリンス向けとは言え、単純にスカイラインのヘッドライトを移植した安易さを評して、これじゃ「ラングレー」じゃなくて

「アン(案)クレー」

じゃないか!と書いていたのも、日産ファンとしては悔しいやら、情けないやらで。

 さらに、これはと思ったのが、R30スカイラインが、どんどんパワーアップして行き、ライヴァルを引き離していた当時、某自動車雑誌にスカイラインのライヴァルと目されるクルマ達のオーナーに街頭インタヴューをしていたのだが、 セリカXX のオーナーが言い放った一言が強烈だった!

「少々速くったって、あんな 便所のスリッパ の形みたいなクルマには乗りたくない!」

これには、流石に可笑しやら、思わずトイレに行ってスリッパを見て、R30スカイラインの H/T の画像と見比べた事は内緒である。

 しかし最近は、よく言えば成熟したと言うか、悪く言えば、クルマに対して、そこまで感情を持たなくなってしまったせいか、そうしたオーナー同士の熾烈な争いを聞かなくなってしまった事に、少なからず寂しさを覚えるのは僕だけだろうか?

 ある意味で、若者が、自分の所有するクルマ、憧れのクルマを応援したり、ライヴァルに嫉妬したりする姿って健全だったのでは?なんて思ってみたりもするのだ。

 新しいマツダの企業CMを皆さんはもう見ただろうか?僕は、不覚にもあのCMを見て涙を流してしまった。

「最近、クルマにときめいていますか?」というドキリとする一言から入り、
「環境性能だけで、クルマを選んでいませんか?」 というトドメの一言が入る。そして

「環境への対応は社会的責任、決して選択肢ではない」 という、まさに今の閉塞感を打ち砕くようなコメントが入り。最後の一言に僕は参ってしまった。

「クルマを愛する人がいる限り」
「走る歓びを革新する」
「マツダの挑戦に限界はない」


SKYACTIV TECHNOLOGY ブランド篇



https://www.m-wm.com/cm/?link_id=ne

 日産よ、お前にこれだけの熱意と情熱があるのか?
だからマツダのクルマたちが、どんなもんだ!?という愚問も聞えてきそうだが、これだけのクルマに対する思い入れを、確かな言葉で僕達に伝えてくれるのか?と思うと、情けなくて、切なくて悲しい気持ちになってしまった。

もう一度言おう。

「環境への対応は社会的責任、決して選択肢ではない」

というフレーズに魂を揺さぶられないか?。

よし!期待しようじゃないかと久しぶりに気持ちが高ぶってしまったのだ。

 僕の性格は単純だ。

 R31のクウペが出た時 CM の、あの「オートスポイラー」がグワァっとせり出てくるシーンと 「エリーゼのために」 を聞いて歓声を上げた、そんなトキメキをもう一度と、マツダのCMを見て思ってしまった。





 古い雑誌や、マツダの新しいCMを見て、もう少しクルマが「ワクワクするもの」、「ときめくモノ」であり続けて欲しい、という願いを再認識した次第なのだ。
ブログ一覧 | クルマ | クルマ
Posted at 2011/05/15 01:42:47

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この記事へのコメント

2011年5月15日 6:21
もう今の若い人たちには車は贅沢品という認識も無いですし、無理してでも欲しい車があると言う人が本当に減りましたね。

正直自動車メーカーも売れないから作らないし、コストの問題でまぁこんなもんで良いだろうって作っても大して売れない・・・ じゃあもう少しコストを落としてなんて話になる悪循環が多いですね。

最近の車を見ると買う側にも大切な車に対する知識や安全への意識が低下しているような気がしてなりません。
コメントへの返答
2011年5月17日 12:38
まったく悪循環に陥っていると思いますね。

造っても売れない、だから車種やグレードを減らす。ますます、選択肢が狭くなりクルマへの興味が無くなる。。。

さらに、確かに環境は大事だけど、出てくるクルマたちが、まるで金太郎飴のように「環境環境」としか魅力を語らない。

まさしく「白物家電化」の道をまっしぐらですね。

そして言われる様に、クルマに対する興味も薄いから、安全や維持管理への熱意も薄らいで、あれば有ったでいいや程度。

そこに彗星の様に現れたマツダのCMで、「環境への対応は社会的責任、決して選択肢ではない」は強烈な現代のクルマメーカーへのアンチテーゼになるでしょうね。

さて、マツダの熱意とやる気に期待して見ましょう。

それによっては、若い世代のクルマへの感覚も変わるかも・・・しれませんからね。
2011年5月15日 8:35
なぜかスカイラインやらブルーバードさらにクラウンなど古い方が

オーナーさんの愛情をひしひしと感じる今日この頃

私も大事にします(^0^)/
コメントへの返答
2011年5月17日 12:40
以前は、ブランドに、そのクルマの姿、コンセプトを見出していましたよね。
だから、それに共感してクルマを買う訳ですから、クルマへの愛情もひとしおだったと思うのです。

それが今では、どうも、どのクルマも同じようで・・・

クルマへの愛情なんて過去形になりつつ有るんだと思うのですね。。。
2011年5月15日 9:38
昔はライバル車けなし合って購買意欲を煽っていた面もあったのしょうねぇ。
有名どころでは「プラス100ccの」「隣のクルマが小さく」「名ばかりのGT」だの

最近だと現行プリウスの、インサイトのIMAハイブリッド邪喩したかのよーな広告うっていた位でしたか((^^;;

環境面・安全面諸々以外はバブルの頃を絶頂に成熟しきってしまったので、「どれを選んでも・・・」と物好き・ブランド志向で無い限りは白けきった風潮になってしまった流れに来てしまったとも思えるし。

マツダの広告は意欲的(捉え方としちゃ挑戦的ともいえますが)ではあります。

が、そろばん勘定のみ考えるだけではなく新たなクルマの魅力伝える「土壌」を開墾すべきではないかとも・・・。
コメントへの返答
2011年5月17日 12:46
日本では直接的な「比較広告」がNGでしたから、際どい言葉や画像でのライヴァルへの一撃が多かったですよね。

まぁ、例のプリウスのヤツは、「比較広告」を通り過ぎて「大人げ」なかったですが(笑)

確かに、クルマというものが「成熟」してしまった現代、いかに、魅力を出すのか?購買意欲を掻き立てるモノづくりをするのか?かつてないほどメーカーには技量が求められていると思うのです。

まったくマツダのCMは刺激的です。「成熟」したクルマ産業であるが故に、逆に、それを比較的小回りが利くサイズであるマツダならではのCMなのかもしれません。

このCMの中で、スティアリングを握るドライヴァーが、思わず叫ぶ姿が有りましたよね。

さて、ここ数年、自分は、クルマで、こんなにも興奮した事があるかって、思わず思いませんでしたか?

そんなクルマがマツダから出てくるのか?そしてこれを見た他のメーカーは、どうアンサーを出すのか?非常に興味津津なんですよ、今・・・
2011年5月15日 10:36
不況の影響もあるのでしょうが、個々の車のCMばかりで、
企業としてどういう方針を持ち、活動していくのか、
というメッセージが伝わるCMは殆どないように思いますね

Only the sky is the limit
クルマをあきらめていない姿勢が伝わってくる言葉に思えました
(もっと普段みれるといいのですが…)
コメントへの返答
2011年5月17日 12:49
「Only the sky is the limit」
まさに、おおやってくれ!って期待させるセンテンスですよね。
売れる事も大事だけど、刺激するクルマも造って欲しい。そう僕は思ったのです。

こうして企業として、クルマをいう文化を見直し、リスタートしてやろうという決意表明は、なんだか「環境疲れ」して僕たちに、一筋の光を与えてくれた気がしますね。

頑張って欲しいって切に思いますね。
2011年5月15日 12:08
改めて振り返ると、ヨタ車って他社を貶め営業戦略のみで販売台数を伸ばされたまさに「便所のスリッパ」みたいなクルマばっかりなんですよね・・・。

「ワクワク」や「トキメキ」という“付加価値”を奪い、クルマとして本当に大切なことをないがしろにしがち・・・、その結果がハイラックスサーフのドライブシャフト破断やハリアーの路上炎上、ここ最近のレクサス車のリコール連発へと繋がっているのだと思います。

皮肉にもトヨタは自動車産業の繁栄と斜陽を担った事になるのではないでしょうか?
コメントへの返答
2011年5月17日 12:55
ヨタ車もうそうですが、日産がまったく元気が無くなってしまいましたよね。。。
いやぁ、まったく凄いクルマがたくさん出ていますが、それはデカクて他人事の様だし、手頃なクルマたちは、どれもこれも「環境」に付いてはベストですが、刺激とか感性の部分で呼応するところが無い。
省みてトヨタの話しなんですが、まったく恐ろしいほど、市場を調べ上げ、その時の売れセンのクルマをズバリと出して来るのですが、そうすると面白みも何もなく道具としては良いのですが、クルマという人の感情に訴えるモノが希薄になってしまって。。。

売れるけど、面白くないっていう不思議な状態ですよね。

まったく言われる様に、ある意味でトヨタが、クルマ業界、もっと言えばクルマ文化を左右してしまったと言っても過言ではないでしょうね。
2011年5月16日 16:06
正直、今のクルマでトキめけというのは、無理があると思いますね。

その中で、マツダは頑張っていると思います。
コンセプトカー段階とはいえ、心揺さぶるクルマを数々発表していますし、また販売しているクルマでも、デザイン面やエンジン機構等で独自路線を走っているものが多い。

「環境への対応は社会的責任、決して選択肢ではない」
今、車メーカーに必要なのはまさに、この認識だと思います。

コメントへの返答
2011年5月17日 13:02
夢物語ばかりのコンセプトカーにあって、マツダの最近のコンセプトカーって、未来的だけど、なんだか現実味があって・・・
さらに、ここ数年は、ちゃんと筋が通っている。

驚いたのは、今回の一連のマツダの技術の中に「MT」に関するモノも有った事!こりゃすげぇや!と僕はひとりで興奮してしまいました。

かつて、公害対策で、同じように排ガス対策の優秀さばかり連呼する時代が有りましたが、それがまたパワーや、その他モロモロで、クルマ好き少年や、中年の目を輝かせてくれました。

また、同じように刺激的なクルマの時代が来るのか?マツダと、そして、これをみた他のメーカーがどう思うか?

クルマが好きな仲間として、これからの時代のうねりを注視して見ましょう!!

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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