皆さんは、以前僕がこんなブログをアップした事を覚えているだろうか。
反骨 IMPULは何を思ってシルフィをイジッたのか!?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12446140/
これから暫くして、実は IMPUL の WEB が改変されたのだが、僕はそれをみて正直驚いてしまった。
IMPUL BLUEBIRD SSS complete
http://www.impul.co.jp/products/model/G11_BLUEBIRD_SSS_c.html
(2011.11現在:調整中になっており見れなくなっています。)
そこには、「コンセプト」という欄が設けられて、切々とIMPULの思いが綴られていた。
(以下、IMPUL HP より全文転載)
かつてサファリラリーで大活躍し、その名を轟かせた栄光のスーパースポーツセダン、
ブルーバードSSS。
その走りの系譜を復活させるべく、隠れた逸材と言えるブルーバードシルフィをベースに
トータルチューンナップを施しインパルコンプリート・バージョンとして発売開始致しました。
開発は星野の一言がきっかけです、
「シルフィは地味だけどキッチリと真面目に作られたクルマ、なかなかの実力だし、
インパルのコンプリートで渋く乗ってもらいたいな。」
こんなつぶやきから生まれたインパルブルーバードSSS。とかく年輩のオーナーが多い
シルフィですが、メカニカルチューンエンジンを搭載したコンプリトエンジンバージョンは、
ハイカムシャフト、圧縮比の変更等で武装したチューンナップエンジンを搭載し、パワーは
160ps以上を発生(当社計測値)、最高速は200km/hをオーバー(サーキットでの当社計測
値)する実力を示します。
更にエクステリアをスポーツフォルムに激変させるヨーロピアンテイストのエアロパーツ、
星野イズムを再現した走りをもたらす足回り、そしてホイール。もちろん車検対応(一部
オプションパーツを除く)。先ずは試乗して頂ければその実力を即座に御理解頂ける事と
思います。
最初に僕は、このコンセプトを読んだ時、何か熱いものが込み上げてくる衝動に駆られた。
それは、
今の日産に無い、 「クルマに対する熱い思いだ」
もし、このコンセプトにある星野の言葉が本物なら、僕は大いにそれを買いたい。駄作と言われるBプラだろうが、ブルーバードの血筋を微塵も感じないG11の素性なんて放っぽり出して、僕は星野と言う男の思いを買いたい。
星野の思いに比べれば、どっかのフランス被れのメーカーが誇る現代の名工がチューンしたクルマだろうが、そんなモン眼中にない!馬鹿でかいボディに、大排気量がもたらす必然かつ当然のクソ力で、ビュンビュン速いのは当たり前。
確かに、そのエンヂンを手なずけ、エンヂンより速いシャーシのポテンシャルに仕上げた、卓越した才覚と経験は間違いのない実力だろうが、キッチリと5ナンバーサイズに収まったボディに、ボディの補強、足回りの熟成、人間の感性にマッチなんてほど遠いCVTの躾・・・などなど、実は大排気量、デカいボディのクルマなら、なんて言う事ない事も、このサイズで、あのクソBプラのシャーシで、確実に熟成しなければ、恐ろしくて最高速ウンヌンなんて、間違っても書くことなんてできなかった筈だ。
わざわざ、「コンセプト」なんて言う、センテンスを設けるくらいだ、IMPULとしてよほど自信があるのだろう。
この「コンセプト」を読んだだけで、今手元に資金があるのなら、G11というクルマではなく、星野一義という男の熱意を買いたいと思ったくらいだ。
フランボワーズレッドかサファイアブラック、いや、ダークブルーも穴場かもしれぬ。もちろん「コンプリートエンジン ver.」 で、エクストラパワーキットにリヤウイングは必須アイテムだ。
なんて、久々に買えもしないのに、あーでもないこーでもないと、目を爛々と輝かせて
IMPUL BLUEBIRD SSS を眺めてしまった事は内緒だ。
今の日産のラインナップに、そんな思いが込み上げるクルマってあるだろうか?
情けない限りだ。
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Posted at
2011/09/24 20:53:41