
ネットというモノは、まったく便利なモンだ。無数の情報が、ほぼリアルタイムに、しかも選り好みをせずにやって来るのだ。
テレヴィジョンやレディオ、新聞などでは見向きもされなかったソースが、ネットでは簡単にしかも素早く入手できる。。。この話題もそんな、かつてであれば話題になり難いソースだったかもしれない。
10月16日、日産自動車グローバルデザイン本部は、来年の一月からオンエアーされるテレヴィアニメーション 「輪廻のラグランジェ」 に登場するロボットをデザインし制作発表会を開いた。
「輪廻のラグランジェ」
http://lag-rin.com/
そう言えば、日産とアニメーションと言えば、数年前に確か
「攻殻機動隊SSS」
(スーパースポーツセダンの略ではなく、STAND ALONE COMPLEX Solid State Societyの略称なんだそうだ・・・閑話休題)
で、コンセプトカーをバンバン登場させていたっけ。その時は、コンセプトカーという日産の所有するデザインそのものだったが、今回はこのアニメーションの肝となるロボット(この表現で良いのかしら・・閑話休題)のデザインを手掛けて、それが採用されたというのだから凄いもんだ。
しかしねぇ・・・僕が最近この手のロボティックなアニメーションに食傷気味なのが災いしてなのか、それとも 「歳」 のせいなのか?日産が痩身の力を込めてデザインしたロボットの造詣が、豊田流に言えば 「流面形」 過ぎて、ちょっとピン!と来ないというのが偽らざるホンネ。
ここで言う 「ピアサーモード」 に変身すると僕的にはカッコイイと感じるのが、唯一の救いか・・・・
全体的なデザインの流儀を見ると、なんだか最近の日産車の面の張り、稜線の使い方に一脈通じるモンがあると思うのだが、クルマのデザインと、こうしたキャラクター、ロボットのデザインとは果たして成立するのか?まぁ、これが実際に画面上を動けばもっと印象が違ってくるのかもしれないが如何だろうか?
クルマのデザイナーが、クルマ以外のデザインに口出しを、いやいや、進出する事は僕は良いことだと思っている。デザインの幅が広がるだろうし、欧州では
カーデザイナーというより、工業デザイナーとして、クルマ以外のデザインでもデザイナーが活躍している。
例えば ジョルジェット・ジュジャーロ なんて、腕時計や工具、確か調味料のボトルのデザインまで手掛けていたと記憶している。
さてさて、日産とアニメーションのコラボレーション、中には、単純に話題作りの為にコラボしたなんてこの話題を取り上げている御仁も居るが、いやいや、企業とは、そんな単純なものではなく、異業種との交流でブレークスルーを、実は一番期待している事に注目して欲しいのだが。。。
果たして、その目論みは成功するか否か?
結果として単純に話題作りで終わってしまう事無く、クルマのデザインにも革新をもたらせてくれればと感じているのだが如何だろうか。
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Posted at
2011/10/17 12:46:20