
今回、キリンビール横浜工場の
キリン横浜ビアビレッジ を見学してみて、もちろんビールの製造工程や施設に興味津々だったのだが、それ以上に面白かったのが
「軽量化」 のハナシだ。
具体的には、ビール瓶も缶も思った以上にダイエットが進んでいる事が印象的だった。例えばビール瓶なんだが、ガラスの肉厚の薄肉化などによって、従来びんの605g に対して、現在の軽量びんは475gで約2割の軽量化がされている。
新旧の瓶が並べられて重さの差を実感できる、カットモデルもあって、外からは分からない薄肉化がよく分かる。
一本では大したことの無いような軽量化だが、考えて見れば 1ケース20本で 3㎏近く軽くなるのだ!!
さらにだ、気にはなっていたのだが、最近の瓶の表面は随分と艶があるな・・・と思っていたのだが、なんとセラミックコーティングが施されて耐傷効果と、薄肉化による強度低下をコーティングによって補完しているというモノと言う事が分かった。
我々の世代で「コーティング」って言えば「空間磁力メッキ」と「マグネットコーティング」だ!・・・閑話休題(笑)
そうした取り組みは瓶だけでは無く、実は缶にも及んでおり、こちらも当初の 20.5グラム から 14.6グラム へと軽量化されているという事だ。
形状の変更や、やはり肉厚の見直しによって改良化が進んでいる。(クリックで拡大)
たかが5グラムと言う事なかれ、ひと箱24缶なのでトータルで120グラム、キリンビール全体で年間約2.8万トンのアルミの節約になっているのだ。
クルマの世界も軽量化と剛性の確保が盛んだが、飲料水のビールの業界もかなり、こうした軽量化には注力していることが分かって非常に面白かった。
缶の箱もコーナーを削るなど、使い勝手と使用する紙の節約の工夫を進めているのだ。(クリックで拡大)
今回の工場見学で、製造工程を見るという面白みも体験できたが、僕的には、こうした軽量化のアプローチの仕方は、色々な発想の転換のキーになるような気がして、来てよかったと実感した次第なのだ。
しかし・・・見学後、ビールの試飲までして、さらにお腹も減った事に気付き・・・工場内のレストランに自然と足が向いてしまい、
ふたつあるレストランの内、こちらは「ビアポート」というレストランだ。
バーベキューランチを一人でビールを飲みながら食した事は内密に願いたい・・・・
これら以外にも、飲み放題とバーベキューがセットになったコースもある・・・
クルマの軽量化も凄いが、ビール瓶や缶の軽量化が予想以上に進んでいるのに、人間の軽量化は「食欲」という煩悩の為に、遅々として進ま無い事も実感した次第である。。。。
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Posted at
2014/04/08 16:50:58