以前ブログしたが、自転車は「歩道」を走るべきか、「車道」を走るべきか・・・という話題で。。。
歩道 自転車
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/651857/
実は今日「自転車対策検討懇談会」という集まりで
「児童、用事による運転や、交通量が多く車道が危険な場合に限り、歩道での自転車通行を認める」 提言がまとめられた。
「自転車対策検討懇談会」
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku60/20060414.pdf
まぁ、これは、ようやくというか、やっとというか・・・少々検討が遅すぎた気がしないではないが、とにかくこれまでグレーだった自転車と歩行者の共存について検討する第一歩が始まったと感じたのだ。
(ちなみに、この提言を元に来年、道路交通法を改正するとも・・閑話休題)
正直、いままでは、「原則的に車道」とは言うものの、実際には危なくて「車道」なんて走れたもんじゃない・・・という事で、歩行者をぬいながら自転車も歩道を走っていた・・・というのが実情だった。
ただ問題だったのは、自転車が歩道を走らせてもらっている・・という感覚が希薄で、歩行者に対して「邪魔だどけどけ!」のノリで走行していた。。。というのが大半で、事故やトラブルが絶えなかった事だ。
これは、もちろん自転車に乗る者のモラールの問題でもあるが、以前ブログでも書いたが、自転車と歩行者の共存という考え方が無かった為に、その住み分けがちゃんとしていなかった・・・というインフラの問題も大いに指摘できると思う。
それが今回の提言では、限定的とはいえ、ある程度自転車と歩行者のあり方が見直された事は、ちょっぴり前進したと評価すべきだろう。。。
しかし法制化・・となると、まだまだ「ちょっと待った!」と言いたい。
そこには、まだまだインフラの立ち遅れという問題が内在しており、どこで歩道通行を許す線引きをするか?という大きな問題があると思うのだ。
法律で管理する事はいいだろう。
しかし、ロクに歩道の整備も進めてなく、さらに国民に自転車というものは「原則車道を走るモノ」とか啓蒙もしていないのでは、自転車と歩行者、自転車とクルマの共存は難しいと思っている。
実際に、歩道走る自転車と歩行者のトラブルを見れば、自転車側が「なんでチンタラ歩いてんだ!」と怒鳴るパターンが往々だし、歩道のある国道で、自転車が車道を走っていると、「なんで車道を走ってんだ!」なんて怒鳴るドライヴァーもまだまだ多いのだ。
我々製造業の工場では、安全規則ちゅうもんがあって、工場内の優先順序は単純に言えば「リフト⇒台車⇒荷物を持った人⇒歩行者」
とルールが決められている。
そういった基本的なルールの啓蒙徹底がなされていないと、単純に法制化されたんじゃあ、逆に「トラブル連発」の危惧さえあると思うのだ。
ここはこれまでの様に、一方的に法律を決めました。じゃあ守れ!というスタンスでなく、ちゃんとそれが円滑に守られるように国民への周知徹底を図ってもらいたい・・・と思うのですが。。。。。
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Posted at
2006/11/30 15:01:15