
ご無沙汰ぶりの更新なんだが、さすがに毎日、午前様だとPCを開けるのが精一杯なので、とても更新等やろうという気力が湧かないのが事実だ。
しかしねぇ、いくら残業しても エクストラ・コスト が付かないというのは実に辛いものである。まぁ、まともに払っていたら儲けが・・・という実情も分かっているのだが、人生半世紀を超えた身体には実に応えるものである。
さてさて、愚痴はこのくらいにして、仕事やらしていると、最近目立つのが
「免許制度が変わったので、乗車できる車種にご注意を」
なんていう文言だ。
面白いところでは、キャンピングカーなどなどを扱う店舗でも、同じような注意書きをよく見るのだが、つまり、今年の三月に免許制度が変わって、普通免許で乗れる範疇が狭くなってしまったという次第なのだ。
「準中型自動車免許」 なんていう区分が新設されて、「中型」なんていう制度が始まって、ややこしくなっていた免許の制度が、さらに細分化されたのだ。
僕が免許をとった時代の
「普通免許」 は、
積載量5トン、総重量8トンまで、乗車人数10人までが「普通免許」で、実にシンプルな区分けで、3回、口で唱えれば覚えられたモンだった。
それが平成19年に 「中型」 が追加され、「普通免許」では、
積載量3トン、総重量5トン、乗車人数10人までになって、6.5トンの11トンで29人までが「中型」になった訳だ。
それ以前に免許を取得した人は、免許証に 「中型車は8トンまでに限る」なんていう一文が条件に加わっていた。
それがだ、今年の3月からは
普通免許 積載量2t、総重量3.5t、乗車人数10人以下
準中型免許 積載量4.5t、総重量7.5t、乗車人数10人以下
中型免許 積載量6.5t、総重量11t、乗車人数29人以下
となったのだが、件の
平成19年以前に普通免許を取ったドライバーは 「8トンに限る中型車」 が生きて、さらに平成19年から今年の3月までに 「普通免許」 を取得した人は 「総重量5トン限定」 という実に面倒な状況に陥ってしまっているのだ。
大変なのは、レンタカー屋で、先ほど、街で
「免許制度が変わったので、乗車できる車種にご注意を」
をよく見るようになったというのは、まさにレンタカー屋が多くて、これまで気軽に引っ越しなどで 「2トン車」 を借りて鼻歌交じりで運転していたのが、免許を取得した年月によっては、2トンは積めても、総重量が 「3.5トン」 、「5トン」、「8トン」というハードルが出来て、2トン車でも、ロングだとNG、ヨンクだとNGだとか、パネルがあるとダメ・・・など大いに注意が必要となるのだ。
実はレンタカーの貸し出しの割合を占める貨物車に影響が・・・・
それで、キャンピングカー屋も困っているのが、これまで、総重量でも 5トン という縛りに引っかかるのは稀だったのだが、一気に 3.5トン になったものだから、「普通免許」で乗れない車種がワンサカと出てしまうという、ある意味死活問題となっていうというのだ。
密かに日本ではキャンピングカーがブーム。しかし免許制度の変更で、これからどうなるか!?
まぁ、今回の 「準中型」が新設された裏側には、実は慢性的なトラックドライヴァーの不足をなんとか解消しようという事で、よくよく見てみると 「準中型」 は
「18歳」 から取得できるようになっているのだ。
つまり、高校などを卒業して、「準中型」を取得すればいきなり 「積載4.5トン、総重量7.5トン」 までのトラックが運転できるようになるという次第。これなら、かなりの車種に乗れるので、運送業界には朗報という事なのだが・・・・
しかし、こうも制度が変わると、なかなか頭が付いてゆかないというのも事実。さらに、軽自動車だから「軽油」を入れようなんいう、クルマ音痴の連中がワサワサいる日本の現状では、積載量と車両総重量の内容を理解できているかは甚だ不安。
施行から半年経ったが、さてさて、現実は如何に・・・・
今しばらくはレンタカー屋の嘆きが聞こえてきそうな気がするのだが如何だろうか。
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クルマ | 日記
Posted at
2017/09/09 12:18:30