僕が学生の頃、社会人になりたての頃、憧れのホーンがあった。
それが BOSCH の電磁ホーンだった。
もちろん国産にも MARUKO や ミツバ と言った有名処のホーンがあったが、BOSCH の電磁ホーンは、メルチェエデスにも純正にも採用されていて、国産のホーンや、その他舶来のホーンとは違った音色で僕を虜にした。
当時の BOSCH 電磁ホーン のラインナップ。後ろの中央のふたつがフラッグシップだった。
さらに面白いのは、当時、形上ではカタログ落ちしていたが、 BOSCH スーパーホーン というホーンがあって、国鉄の高速バスに採用していた事もトピックだろう。
当時の国鉄バスには、通常のエアーホーン以外に、高速走行時にさらに良く聞こえるという事で別建ててフロントバンパー上に剥き出しで BOSCH のホーンが装備されていた。
もちろん、高速バスとはいえ、通常の エアーホーン が標準で採用されていたが、当時の国鉄が、高速走行時の安全性を向上するために、さらに別建てて BOSCH の スーパーホーン を取り付けることを仕様書に謳ったのだ。
高速走行していても BOSCH のホーン はより遠くに、走行している他車からもホーンの音が聞こえるという評価を得ていたことは、実に BOSCH にしてみれば誇らしいものだっただろう。
音の芸術品とまで言われた BOSCH スーパーホーン 。メルチェデスも純正で採用していた。
同じ理由で、メルチェデスも純正で BOSCH スーパーホーン が採用されていた。そうした実績も相まって、BOSCH スーパーホーン は
「音の芸術品」
とまで言われていた。
PCの環境では、BOSCHホーンの良さの10%も再現できないが雰囲気は伝わる・・かもしれない。25
秒あたりからサウンドが聴けます。
そんな恋人の事を、つい忘れていたのだが、先日スーパーホーンではないが、ある事から日本では ヴァリアトーン とか言われていた Europa Supertone というホーンを中古だが手に入れることができたのだ。
箱には「スーパートーンホーン」って書いてあるけど、ヴァリアトーンとかヨーロッパホーンと店頭では言われていた。
入手する際に、昔のカー用品の総合カタログを屋根裏部屋から引っ張り出して、当時の様子を確認してみたのだが、
カタログでは「ニューヨーロッパホーン」と書いてあった。しかしリレー付きで定価が\20,200-とは20年前にしては高価だった。(クリックで拡大)
この総合カタログでは「ニューヨーロッパホーン」というネーミングで、値段は定価で
¥20,200- とかなり高価な製品だった。
確かに当時は、とても正直に告白するが、「ホーンごときに万札二枚は出せない」と諦めて、国産の マルコ HI-WAY HORN CHROME ULM-D1 を買って 510 につけていた。
僕の最初の愛車 510 ブルーバード 1400DX にも マルコホーンが装着していた。
驚くは、今でもそのマルコホーンが売られている事なのだ。(そろそろ生産中止にするらしい) 当時は、量販店に行くと \5,000- 内外で買えたのだが、今では新品だと \10,000- は下らないとか。
今思えば、たくさん買っておけば(笑)
さてさて、数日して前の所有者から、厳重に梱包されて Europa Supertone が僕の手元にやって来た。
20年前の製品なのにアルミノボディは腐食が無く、若干の凹みはあるものの外観は上物だった。
PCの環境での再生は厳しいが SUPER HORN より 乾いた音色を奏でるのが Europa Supertone だ。
五月になってようやく休みが取れたので、例のセレナの面倒なクリップを外してグリルを分解して、
あのクリップを外すのか・・・と今からブルーになるが、これもBOSCHホーンの為だ!と言い聞かせる(笑)
BOSCH Europa Supertone を取り付けねば・・・・
To Be Continued
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Posted at
2019/05/05 19:27:06