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2025年03月22日

夜観 てっぱく 夜の博物館は おもしろいぞ!

夜観 てっぱく 夜の博物館は おもしろいぞ!  2時間半の短期決戦! という事で、見学のメインは 1階 「車両ステーション」 と、2階の 「ジオラマ」 を見て、最後にショップで買い物というルートで回る事にした。

 最初は2階のテラスから、1階の「車両ステーション」の車両を眺めるんだが、日頃見られない、車両のルーフからの眺めも良いモンだ。しかも、夜なので光のトーンも柔らかいので日中とは違った雰囲気が楽しめる。

中央の C57 貴婦人を見た後は、少し移動してブルートレインの「あさかぜ」と、「クモハ455」を後ろ側から見て見る。

 車窓から漏れる光が幻想的だし、「あさかぜ」と「クモハ455」では屋根の構造や、空調の配置や形状が大きく違う事が分かって面白いモノだ。


ブルトレの「あさかぜ」(左側)と、クモハ455 では屋根の構造、エアコンの形状が違う事が分かる。

 
 もう少し移動すると、電気機関車 ED57 の 775 番台 が見えてくる。交流電気機関車の特徴である深紅のボディをまとった ED57 の中にあって、700番台の車両はED57 の完成形とも言われるだけあって機能美に溢れている。

 そして、ルーフの形状も客車と大きく違う事が分かる。


ED57系電気機関車 の中でもっとも完成された姿形と言われているのが 700番台 だ。


 それでは、1階の「車両ステーション」に降りて見よう。

 ここでも、全部見ていたら時間が無いので、お気に入りの車両を眺めて見たいと思う。

 もう何度も見たという声も出そうなんだが、僕的には、1975年(昭和50年)3月10日に岡山駅 - 博多駅間が開業した時に、わざわざ自転車を走らせて時刻表を持って、新幹線が見える場所まで行って、何度も行き来する0系新幹線を見ていた記憶が懐かしい。

 
丸みを帯びた愛嬌のあるデザイン。空力的には不利なんだが、車内スペースの確保と空力の両立のギリギリのデザインが、この丸い形になった。
 
 0系新幹線のデザインは、元日本海軍技術少佐の三木忠直が主体となってデザインされたのだが、最初のデザインは空力を重視して、もっと鼻が長いデザインだった。

 しかし三木は、車内スペースを最大に確保して、さらに空力も両立するために、どんどん鼻を短くして行き、たどり着いたのが、この 0系 のデザインだった。

 一説には、DC-3 旅客機のデザインも参照したと言われている。


ダグラスDC-3 旅客機。10000機以上が作られ、卓越した性能で「永遠の航空機」とも言われた。

 そうそう、この 0系 新幹線で忘れてはならないのが、初期の 0系 は鼻が光っていた!!


初期の 0系 のノーズは「アクリル製」で、前照灯の光が導光されてほんのり光っていた。


 これは、ごく初期の試作車では、さらに蛍光灯が仕込まれ意図して設計されていたが、あまり効果が無く蛍光灯は廃止されたが、アクリル製のノーズカヴァーは、前照灯の光が導光されて、ほんのり光っていた。

 ただ、定期運航が始まると、バードストライク等で、アクリル製のノーズカヴァーが破損する事例が多発し、強度の高い FRP製 に換装されて途中から光らなくなってしまったのだ。

 そして、C57 が載る転車台真横の、181系電車「とき」の前にやって来た。


東海道本線でビジネス特急「こだま」として一時代を切り開いた101系の改良型。上越線「とき」、中央線「あずさ」として活躍した。

 オリジナルは、東海道線を走っていた「ビジネス特急 こだま」で、この「とき」はその改良型。東海道線の「こだま」は、戦後から 13年 経過した 1958年(昭和33年) に東海道線に投入された 国鉄の技術の総結集された新型車両で、 それまで 7時間半、8時間かかっていた東京~大阪間を 6時間半 で走破出来る事から、

日帰りで出張ができる

という事で「ビジネス特急」と言われていて人気を博した。


1958年(昭和33年)11月。こだまデヴューの日。これだけ多くの人が詰めかけた!戦後日本の期待の星だった。


 その こだま型 のパワーアップ版で、モーターの出力が大幅に上げられ、山岳地帯を走る「上越」、「中央本線」で「とき」、「あずさ」として投入されていた。



 視界を確保するために、運転席が高い位置に置かれ、四角いノーズが伸びた姿から「ボンネット型」とも言われている。

 新幹線が登場するまでの、花形の特急のひとつであった。

 さてさて、実はこの日は「転車台回転・汽笛吹鳴実演 」があるというので、ここからは、ちょっと古い車両を眺めて見たいと思う。




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Posted at 2025/03/23 11:38:44

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