よいよ日産本社のギャラリーに突入した。
正面から入って、右側には通常の展示されているV36がずらりと並び、その奥には申し訳無さそうに、歴代スカイラインのカタログや、今回のV36のリリースに合わせてコラボされたグッズが置かれていた。
発表会の開催は20時から、受付は19:30からという事だったが、僕たちは少々早く来過ぎたらしく、受付開始まで少々の時間を持て余す事となった。
せっかくの展示車、それもドアを自由に開けられるとなると、ここでできるチェックをしてみる事にした。
まず目に付いたのが、バックモニター用のカメラだ。
これはもう・・日産車が不得意とする分野!?で、今までのバックモニター装着車の不細工さは尋常ではなかった。
特にV35では、スムーズでクリーンなリヤ・パネルのデザインをこれでもか!というくらいぶち壊す巨大な出っ張りが出ていたもの。。。
それがどうでしょう!!今度のV36に至っては、スマートかつ最小限に目立たなくできているではありませんか。
真面目にやればできるじゃん!待てよ・・・この新しいデザインを目立たせる為に、今までワザと酷い処理をしていたのかも??なんて思わせるくらいの秀作だ。
確かにG11シルフィ辺りから、ずいぶんとスマートになったなぁ・・なんて感じていたが、ここまでスマートなら、トヨタ車などにのっている連中から「不躾な出っ張り」と揶揄される事はもう無いだろうし、正直、現在の国産車の中では装着している見栄と、装着している事を感じさせない自然さではピカイチの出来栄えだろう。。。
さらにトランクを開けてみた。
さすがにこのサイズのボディディメンジョンを持つだけあって、FRレイアウトながらトランクの広さはなかなかだ。
ダンパー式のヒンジを採用すると、トランク内部へのヒンジによる、実際搭載能力の低下は避けられるが、ダンパーを置く為に、トランクの開口部のフチが広くなって荷物の出し入れが難しくなったりするモンでV36でも、正直、上面方向の開口部が狭くなっていた。
さらにボディ剛性確保に効いて来る、トランク開口部下部、バンパー上面部も左右に張られたゴツイ、メンバーの為にかなり荷物を持ち上げないとトランクへのアクセスは厳しそうであった。
それを除いては、例の閉じ込め対策、北米での子供の誘拐時の対策としてのトランク内部からフードを開口出来る「T字のフック」は健在だし、トランクの底板も、コレまでの日産車に多かった、重いものを載せると変形して凸凹になる悲しいモノでなく、ちゃんとした樹脂の底板が採用されていて、なおかつ、その底板は、簡単なフックで、トランク上部のウエザースリップへ引っ掛けられる様になっており、タイア交換などで、底板の所存をどうしようかと悩む必要が無くなった事は明るい話題だ。
さらに長尺モンに対しては、大体の国産車のセオリー通り、リヤのアームレスト付近がパッカリ開く事になっており、その辺りの心遣いも手抜かりは無かった。
トランクやバックヴューカメラの出来栄えに感心していたら、あっと言う間に時間は過ぎてしまい、よいよ受付がスタートしたのであった。。。。
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Posted at 2006/11/26 01:26:05 | |
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