
「竜王」のプチ渋滞を抜けると、昼食ポイントの「大津SA」まではあと一息である。
「大津SA」からは琵琶湖も一望できて、場所的にも移動のほぼ中間地点という事もあって毎回利用するSAである。ところがである、いつもなら並んで・・という事もないハズなのに、今回は駐車場が満車で溢れたクルマが十数台も並んでいる状況。。。。
これじゃ時間がもったいない・・・という事で、せっかく滑り込ませた「大津SA」だが、止まる事無くスルーしてしまった!!これが今回の最大のイレギュラーとなった。
こうなるとクルマの最大航続距離まで足を伸ばし、そこでクルマと人間の昼食にしよう・・・とざっと計算すると、おそらく山陽道の岡山県内のどこかのSA・・・となるだろうと検討をつけて走り出した。
新幹線の線路を右に左に見ながら、京都を抜け大阪を過ぎ、中国縦貫道へ入った。
「大阪」から「宝塚」の間は、万博後の「太陽の塔」や、モノレールと並走したりと、それまでに増して景色のヴァラエティがあって、普通なら疲れが出てくる頃なのだが、それを忘れさせるドライヴィングしていても楽しい区間である。
「宝塚」前後から、さすがに「給油警告灯」が灯り始め、燃料を催促し始める。50Lしか入らない燃料タンクが恨めしいモノだ。
神戸から中国縦貫道に別れを告げ、よいよ最後のハイウェイ「山陽自動車道」へと進むこととなったが、さすがに15時近くになるとクルマはさて置いても、子供の食事が心配となってきた。
そこで「三木SA」でまずは人間のこれまた遅い昼食をとる事にした。
ここでやはり子供のペースで小一時間食事をして、今度はシルフィが走れるところまで走ろう・・と、「給油警告灯」が完全に点きっぱなしのシルフィのガスペダルに力を込めた。
「姫路」、「たつの」、「赤穂」・・・と兵庫県内を縦断しよいよ岡山県内へと。。。そしてトリップメーターが「670.6Km」を指した岡山県「吉備SA」へと滑り込んだ。
ここで飲み込んだレギュラーガソリンは「48.8L」
約13.7Km/Lという燃費で、大人二人に子供一人、さらにその荷物満載の上に、常に踏め踏め!という劣悪な条件でもまずまずの結果を残せた。
燃料の残量を考えると、ここで給油しないと次ぎのガススタンドまでは足が伸びなかった勘定だ。あと5L余計に入れば・・・広島県内まで足を伸ばせるものを。。。
「吉備SA」を出れば、後は広島市内を目指して走れ走れである。
そして、よいよ「広島県」という看板が目に入り、時刻は16時を大きく過ぎていたが、まだまだ空は明るく、たった700Kmの違いでも日没の時間が違うもんだ・・と痛感したのだった。
さあ!最後の難関「三原」「本郷」間の心臓破りの山登り区間へと一気にシル君に鞭打った。
この区間は、山陽道でもっとも標高が高い「375m」ポイントがあり、単純に言っても100m以上も一気に標高が上がるのだ。
そこをG10は三速・・・事によっては二速までキックダウンさせ早い車線をキープしたまま6000min-1近い回転でサミットを超えた。
「本郷」を過ぎると加茂台地へと突入し、アップダウンやトンネルが幾つも続くようになる。
17時の後半、東広島の「西条IC」付近まで到達したが、回りはかなり明るい。
あと少しで目的地の広島だ!
そして18時を過ぎて最後のトンネルを抜けると、広島の街の明かりが見えてきた。
こんな時間になると、空は「青色」というより「群青」を帯びていたが、それでも明るい。
ETCのゲートをくぐり、アストラムラインと並んで走り、太田川の水面を見ながら目的地へと着いた。
相模原を出て途中休憩の約二時間を入れて、九時間の帰省であった。
バランスを取るためにパッセンジャーシートに積み込んだ荷物を降ろし、最初の移動は終わった。
明日はよいよ2007年。これが僕にとって2006年最後の大仕事で、それが無事終わった瞬間である。
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Posted at 2007/01/08 01:38:14 | |
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