
おそらく、このAA系レオーネについては、ここでご覧になっている方々の多くが、初代レガシィと併売になり、安価なFFモデルしか売っていなかった時代しか知らない方が多いだろう。
まぁ、それも無理からぬ事で、デヴューは1984年の7月10日。
以前にもブログしたが、本来はこの年の5月末にはデヴューの予定だったのを、運輸省の形式認定試験の時に、事前の提出した書類より車重が軽くなった為に、密かにバンパーに「鉛」を入れていた事が発覚し、形式認定が遅れた・・という前代未問のハプニングを起してしまったモデルでもあった。。。
条件 自動切換えヨンクってなんだ!?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/7696068/
しかし、ながらこのAA系レオーネにかける富士重工の意気込みは半端ではなく、それはメカニズムや装備の数々に現われていた。
例えばだ、それまでOHVだったボクサーエンヂンは、「OHC化」されたし、GTターボには・・・
E-PS(ELECTRO PNEUMATIC SUSPENSION)と呼ばれる
「エアサス」が搭載された!
エアサスと言えば、二代目の「ソアラ」が国産車初の様に思われているが、その二年前に富士重工は、量産車種であるレオーネに採用していたのだ。
この「エアサス」が後世まで語り継がれなかったのは、その名称に「エアサス」を指し示す言葉が無かったから・・とも言われている。
これは当時、富士重工がマーケッティングした結果、「エアサス」、「空気バネ」という一般のユーザーの印象が、バスなどの大型車の「フワフワブカブカ」の乗り心地を連想させてしまう・・と判断したかららしいのだ。
実際には、このレオーネの「エアサス」に一度乗った事があるのだが、どうしてどうして!ロールは激少だし、なにより常に姿勢が一定なので安定感があって乗り心地も良かった。
この「エアサス」だが、さすが富士重工!単純な「エアサス」で終わっていなく、まず車高調整として、前輪30mm、後輪35mmも可動でき、ここがミソなんだが、四輪独立してオートレヴェリングができ、加速時、減速時は無論の事、牽引時やコーナリング時にも作用するから、それは凄いモンだと感じたモノだ。
そんなAA系レオーネには、もっと他にもアイディアを散りばめた装備が積み込まれていた。。。
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Posted at 2008/02/14 02:13:40 | |
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