
スカイライン
その名を聞くだけで胸トキメクのは何故だろうか?
二代目S54-1がポルシェと競った残影の為。
50勝以上の勝ち星を挙げたハコスカの勇姿。
美しい日本の景色を巡ったCMのケンメリ。
「エリーゼのために」をアレンジしたCMが印象的だったR31。
上げれば数数え切れない、スカイラインの思い出と印象的なシーンが次々と脳裏を過ぎる。
僕自身も、本当に短い期間だったが、美しいブルーのメタリックのC10ハコスカの4ドア2000GT-Xと過ごした時があった。
木目のインパネに多眼式のメータ、コンソールボックスから生えた5速のミッション。。。そのどれもが、子供心にも誇らしく、雄雄しく見えたものだった。
徳輝 ハコスカGT-X 忘れえぬ一台
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その中でR30というクルマは、設計者「櫻井眞一郎 氏」に言わせれば
「原点回帰」 のスカイラインだったという。
大きく、ラグジュアリーな姿に進化し続けたスカイラインを、まずスタイリングから、その源流であるC10ハコスカに求めシェイプアップしたものだったという。
後にR34が、R30のスタイリングにエクステリア・デザインの源流を模索したと言うから歴史は面白いものである。
そのR30だが、振り返って見ると色々と面白い事があったと思う。例えばだ、レースのイメージの強いスカイラインにあって、国際的なラリーに打って出たりもした。
足跡 R30スカイラインRS アクアポリスに散る!
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それぞれの代で、数多くの秘話やエピソードが溢れんばかりのスカイラインだが、R30もそういった意味では話題に事欠かないクルマだった。
意外に知られていないのが、初期型に存在した「一本スポーク」のスティアリング・ホイールだろう。
R30スカイラインのグレードは単純明快だった。
GT、TIのモノ・グレードに、中位グレードの「L付き」(GT-E・Lなどなど)、そして俗に言う旦那仕様の「X付き」(GT-E・Xなどなど)、スポーティグレードの「S付き」モデルの三本立てだった。
その旦那仕様に用意されたのが「一本スポーク」であった。
「一本スポーク」と言えば、初代ギャランΛを想い出す方も多いだろうが、
一本 さて国産初の一本スポークスティアリングは!?
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R30にも実は「一本スポーク」が存在したのだ。
面白いのは、スカイラインは元々「大衆車」から派生しました・・・という具合ではないのだろうが、モノ・グレードにはビニール・レザーのシートに「二本スポーク・スティアリング」、メーターにはデカイ「時計」というのもあり、
スティアリング・ホイールで言えば、モノ・グレードの「二本」、旦那仕様の「一本」、スポーティ・グレードの「三本」と、ワン・ツゥー・スリー全てのスティアリング・スポークが揃っていたのがR30だった・・・という面白い現象があったのだ。
しかし今見返すと、R30はシンプルで美しいスタイリングだった・・・と感じる。
さて次ぎはどんなR30が出てくるのだろうか?
Posted at 2009/02/10 00:06:51 | |
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