
日頃から博物館や美術館など、「館めぐり」が好きな私だが、もちろん全国に散らばる、クルマ関係の博物館も機会があれば足を運ぶようにしている。
やはり圧巻なのは、トヨタ自動車博物館だろう。なんたって、自前のトヨタ車のみだけではなく、多くの歴史的なクルマたちも所蔵されており、特にフォードの「T型」に於いては、本家フォードでさえ舌を巻く知識と、レストアの技術を持っているのだ!ここは、クルマ関係の博物館で内容や博物館という所蔵するだけでなくそれを修正したり、考証したりするという観点では世界有数のものだと考えてよい。
そんな中、メーカー系の博物館のひとつとして、2009年にスズキが自社本社前にオープンしたのが、
スズキ歴史館 だ。
ここは、あくまで「スズキ」という企業が地元にどう関わり、どう歴史を刻んできたかに特化した博物館だという。
遠州灘での懐かしい再開や、浜松の美味に舌鼓を打った後、一路、博物館を目指した。
国道257号線を曲がり東海道本線を超えると、スズキの本社が見えた。信号の無い丁字路を右折するとスグに博物館はあった。外観は特に凝った造りでは無いが、パッと見た目、小さく、規模や内容が正直心配になったが。。。。。
屋外の駐車場にX-Carを止め、博物館を目指すと、屋内駐車場に懐かしいクルマに再開した。いつぞやのモーターショウで見た、「スイフト・レンジ・エクステンダー」が二台並んで駐車していた!!
コイツは、欧州などでよく見られた、通常はバッテリーで走行するが、容量が少なくなると、搭載した小さなエンヂンで発電してバッテリーを充電しながら走行するというモンだ。
一見すると、単なるEVに見えるが、いえいえ、鈴木の場合は単純なモンじゃあないんです。
なんたって、この方式で僕が記憶する限りでは、まともに型式認定を取ったのはスイフトが初めてじゃあないかと思う。ただ・・・残念なのは、この方式が多くの人に知られていない事と、ボディに貼られたステッカーでしか、それと分らないのが、つまり地味すぎるのが残念だ。どうせ、試験をして街中を走るのなら、その存在を明確にする方が良いと思うのだが。(閑話休題)
これがミュージアム?と思うような、まるで普通の会社の入口の様な、小さなドアを開けると、左側に受付があり、そこで事前に予約した予約番号を告げると、博物館見学のスタートだ。
その前に、見学に際しての注意を喚起したヴィデオを見るように促される。
意外や意外、こうしたヴィデオは退屈なんだが、ユーモラスなアニメーションで子供も最後まで見入っていた。。
これが意外と言っては失礼だが、アニメーションの動きや、オーヴァーな演出で見ていて面白い。小さな子供にも受けていた。
博物館は三階建てで、一階は「受付」と「新車」の展示スペースになっている。二階は、クルマが開発され生産する様子、そして世界のスズキの様子。さらに浜松の情報を発信するスペースになっている。
そして三階は、スズキの黎明期から現代までの、自動織機やクルマ、二輪車が所狭しと並んでいる。
まずは、一階で現代のスズキのバイクやクルマたちを眺め、カタログを漁り、受付横の小さなバイクに子供を跨らせて記念撮影をして二階へと足を運んだ。
Posted at 2011/04/10 07:54:28 | |
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