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徳小寺 無恒のブログ一覧

2011年04月12日 イイね!

車造 スズキ歴史館2階探訪

車造 スズキ歴史館2階探訪 スズキ歴史館 の一階で、現代のスズキのクルマと二輪車を眺めた後、受付横の階段を昇り、二階へと足を運んだ。

二階のゾーンは、新しいクルマが、どう企画され、デザイン化、試作、そして製造されるかを主体にディスプレーされている。
 他にも、浜松の地域性を紹介したコーナーもあり、最新のクルマ造りについて、詳細に、また新しい手法等に付いても事細かく展示されている。
 更にだ、ここでは写真の撮影が自由だと言う点と、展示品を本当に間近で見れると言うのだから、「本当のクルマ好き」にとって、実に興味深いゾーンになっている。

 それでは、二階のツゥアーを始めよう。

 まずは、どんなクルマを造ろうか、売ろうかと言う企画から始まり、そこで決まったコンセプトに基づいてイメージスケッチが造られ、そこから、正式なデザインが決まり


御多分にもれず、デザインの世界もCPを駆使している訳だ。実際は違うのだが、スズキ歴史館 では、フォトショップを使って、大まかなデザインの進行の様子を疑似体験できる。それもこんなに近くで!

 ちょっと大まかな流れの説明になるのだが、最終候補の何点かのデザイン画をデータ化し、それがクレイ(粘土)によって立体化される。

 ここで二輪車までも製造しているスズキならではの展示が


エンヂン剥き出しの二輪車の場合、放熱という絶対的な要素に加えて見栄えという事も重視される。

この二輪車のエンヂンのクレイモデルだ。

 冷却という絶対条件に加えて、如何にエンヂンをメカニカルに、機能美ある姿に見せるかという事で、エンヂンの外観までクレイを造り、検討しているのだ。こうした実物などの展示はリアルで、正直、頭では分かっているが実態は・・・・という不確実な知識が、確実な知識として理解し易すくなるものである。

 面白かったのは、デザインを決める段階の手法で、どのメーカーも、何分かの1の小型のクレイモデルを造ってまでは同じだが、その進め方の、メーカーによる違いを、ここで改めて見る事ができた。それが、


数案あるデザインから、市販化されるデザインを決める為に小型のモデル(模型)を造る。ミソは半分だけ造って鏡の前に置くと・・・ほら!一台分の出来上がり!

クレイの縮尺モデルを、半分だけ造って、鏡の前に於いて検討する手法だ。

これは各社色々な考え方があって、どの段階で鏡を使った手法を駆使するか変わっていて、例えばマツダなどは、1/1のクレイ(粘土)段階で、デザイン比較をする際に使われてる。

合成 ちょっとしたアイディアで。。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12827752/

大きな流れは同じだが、各社各様、小さな部分で違いがある事が分って非常に面白かった所だ。

 数分の一や1/1のクレイモデルが出来ると、よいよ、そこから、内装や細かい部分の試作に到り、試作車を造り、色々なテスト、試験を経て量産・・・という過程が、分かり易く、かつ細かく見る事が出来た。

 そうそう、ここで、スズキ痩身の作「キザシ」の試作車があったのだが、


国内仕様にラインナップされていない「赤」のキザシ。非常にスポーティに写る。

 国内仕様に用意されていない「レッド」のボディカラーが非常に目を惹いた。明度が高く、塊感の高いキザシで見ると、非常にスポーティかつ若々しく見える。こりゃ、ぜひとも、どうせ(失礼!)受注生産なんでラインナップして欲しいと感じた次第だ。

 ここからは、3Dシアターでのクルマの製造工程の紹介や、部品などの製造方法、具体的には「鋳造」や「鍛造」などの説明があり、なんと、スイフトの組立ラインを再現したゾーンまでもが存在していた!!


ホワイトボディに、どうやってインパネを組み付けるか、タイアを付けるかなどが再現されている。

 ホワイトボディに、作業者を表すダミードール、インパネやタイアなど実物が用意され、疑似ライン横のスイッチを押すと、あたかも実際の作業がされるが如く、一連の組立動作が再現されるのだ。

ここで使われるタイアやシートは、本物を使っているのだが、なかでもシートの組み付けラインの再現には、


一緒に廻っていた一行から、「レカロだレカロだ」という声が・・・・

贅沢にもレカロが使われていて、メーカー向けレカロとはいえ、本物のレカロに「欲しい~」という声が出ていた。。。

 クルマの展示や、昔のクルマ造りの様子を展示した所は多いが、ほぼ最新のクルマ造りの流れがこれほど細かく、具体的に展示されている所は余り無く、流石メーカー系博物館だと実感した次第だ。

 ここでは、もうひとつ隠しモードがあって・・・・

樹脂成型の展示では、工程が見えると共に、最後に「おひとり様一台」でカタン!とプルバック「スイフト」が出て来るのだ。

こうしたエンターテイメント性も確保しながら、実にクルマ造りの紹介がされており、充実度の高い二階であった
Posted at 2011/04/12 05:16:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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