
最近、新しい日産車に 「メダリスト」 なんていう懐かしいグレードが復活するという話題で持ちきりだが、 「名は体を表す」 と言うが、そのクルマが 「メダリスト」 を名乗るにふさわしかは置いといても、どうも最近の日産の歴史観というモノは可笑しいと感じているのは僕だけではないと思う。
まぁ、先日報道があったが、
日産が国内の生産能力15%減 という記事があったが、考えてみれば日産の世界中の総生産台数は 約490万台。その中で日本での生産台数が
115万台 になるという事は、日本で生産する日産車が、全世界日産で生産する日産車に占める割合は、たった
23% でしかなく、もはや
日産は外国の企業
と言って良いのではないか、と僕は感じている。
そんな外国の企業に、昔の日産車はなぁ・・・・というのが、どだい無理なのかもしれないが。(閑話休題)
そうしたモヤモヤとした気持ちで街を、クルマで流していると、小さな自動車修理会社に、懐かしいクルマが止まっていた!
C230ローレルの前期型だ。
メダリストかどうかは、短時間で距離があったので未確認だが、いやぁ実に最近は見る事が無くなったので懐かしい思い出いっぱいになった。
確かキャッチコピーは
「コンチネンタルサイズ」 とか言って、先代の 「ゆっくり走ろう」 からさらに 「ゆとり」 とかを強調していたように記憶している。
CMソングも 五輪真弓 で大人の雰囲気を醸し出していた。
全体にゆるりとしたラインで、おおらかさと落ち着いた雰囲気を具現していた。
この前の C130 がエラクヒットした後だったので、ずいぶんとモデルチェンジは大変だっただろうが、この C230 もそこそこ売れて、当時は街で頻繁に見ることが出来た。
ところで皆さんは C130 と、ケンメリ事 C110 は、デザインスケッチ上ではクロスしていた・・という僕のブログを覚えているだろうか。
兄弟 ケンメリスカイラインとローレル、運命を分けたデザイン
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/117106/
一塊のブロガーでも知っているこんな日産の歴史を、先日、日産の若造に話したら、知らぬ存ぜぬで、えらく僕は落胆してしまった。
自分の会社の事も知らんで何を偉そうに・・・とは言い過ぎか。
この C230 を眺めながら、ふと日産は終わったなと寂しい気持ちになった。
WEB上などでは歴史があるんだ、歴史を大事にしているんだ・・なんてやっているけど、そんなのは表面上で・・・・そのうち日産の本社は、パリの 「ビアンクール」 のビルの一角か、中国あたりに移転するなんて言っていたのも冗談ではなくなる、そんな気持ちになってしまった。
Posted at 2012/07/22 08:35:26 | |
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