
まず、何と言ってもクルマは走ってナンボなんだが、かつては、過給機でもついてなくては、重量や空気抵抗など諸々のハイトワゴンならではの要因で、1人と多少の負荷ならなんとかなんだけど、多人数や高速での移動はキツイという印象が、最近の軽自動車ハイトワゴンは結構払拭されているのだが、N-BOXは更に良くなっていた。
最高馬力43kW(58PS)/7300rpm、最大トルク65Nm(6.5kgm)/3500rpmと他社と大きな違いは無いがスペックでは感じないトルク感が味わえる
これまでの ホンダのエンヂンに多かった、ビュンビュン回るけど、グイグイ引っ張って行くトルク感に欠ける、多人数や急な坂に差し掛かると本当に苦しく感じるフィーリングが、この N-BOX では完全に払拭されていて、街乗りや郊外を走り回るには必要かつ十分なフィーリングを味わえた。
もしかしたら、上手く躾けられた CVT の恩恵もあるのかもしれないが、CVT ならではの不自然なエンヂンの回転と車速がリンクしないなど違和感も無く、イキイキと街を走り回れる。
ただ、エンヂンの音質はお世辞にも良いとは言えない上に、回転が上がるとうるさくは無いのだが、しっかり聞こえてくる。
まぁ、そんな重箱の隅を突っつくようなことを言ってもしょうがないのだが、もはや1トンに迫ろうかという車重であっても普通に乗れる・・・近年の軽自動車の面目躍如と言った感じだろう。
さてさて、こうしたハイトワゴンで心配の種は、なにも動力性能だけでは無い・・・・コーナリングで安定して回れるのだろうかと思うのは当然の成り行きだ。しかも、NAになると、フロントのスタヴィライザーさえも省かれるのだ。
そこで、蛮勇を振り絞って、僕が低い速度でもロール感を確かめる事が出来る、いつもの 170度コーナーに突っ込んでみた。。
これが僕のいつもの、低速ロールチェックコーナーだ。
画像の右上からずっと下りで、さらにヘアピンの頂点から100~130度くらいまで逆バンクで左下の道路の下り坂に続くという、意外に難しくて、低い速度でもクルマの特性が丸出しになるところだ。
コーナーに続く道路のサミットで、信号の様子を見て、青信号に変わったタイミングで、このヘアピンに突入する。そんなに早くない速度なんだけど、足回りの悪いクルマだと挙動がおかしくなるのだが、 N-BOX の場合、確かにロールするけど、結構粘り強く回り込むことが出来た。
後ろに乗っていた子供も、
「結構傾くけど、意外に曲がったね」と涼しい顔をしていた。
正直タイアも、横浜のブルーアースの
足回りには155/65R14 のヨコハマ・ブルーアースと、アルミが奢られていた。
155/65R14 がアルミに履かれていたが、いたずらに太いタイアを履きたがる風潮の中、車重や馬力を考えると適切なサイズで、ハイグリップではなく、ハイトもソコソコの高さがあるので、タイアのたわみも良い方向に作用してタイア、サスペンションが程よく動いてスプリングの過大な伸び縮みを抑制しているのだろう。
これが、もっと幅広で、ハイグリップだったら、完全にサスがタイアに負けてひっくり返る様なロールを呈していたかもしれないと考えるのだ。
FWDのサスペンションは、フロントマクファーソンストラット、リヤ トーションビームというオーソドックスのモノ
ちなみに、サスペンションは、フロント マクファーソンストラット、リア トーションビームというオーソドックスナタイプで、NAはフロントにスラヴィライザーが付かない。
乗り心地は、この手の軽量車にとって辛いモンなんだが、確かにヒョコヒョコした動きが常に付きまとうが、不要な上下動が、この手のクルマとしては意外に少なく、何とかフラットな乗り味にしようとした味付けは一応成功していると感じた。
路面の凹凸に対して、過大な入力があっても、あっさりといなして、この手の軽ハイトワゴンの中では良い方だとも感じた次第なのだ。
そうそう、乗り心地も大事なんだが、アイドルストップについても書かないといけないだろう。
もはやアイドルストップは、停車した時のみでは無く、この N-BOX も 15 Km/h くらいまで速度が落ちると、ストン!とエンヂンが止まる。
そこから、ブレーキを離すとか、スティアリングを少しでも動かすと、エンヂンが再スタートするという算段だ。
ここは小さな排気量のエンヂンと言う事で、再始動時の振動は少なく、再始動時間も標準的なものだった。
さてさて、売れている N-BOX を半日乗って感じた事は、NAモデルでも普通に乗るには問題なく乗れて中も広い。操縦性も、この手のハイトワゴンにしては、怖いと思わせるシュチエーションが少なく、何より、安全装備や贅沢装備が満載でコストパフォーマンスもなかなか・・・
まぁ、音振に関しては、他所に良いモノがたくさんあるが、見てくれの良さや、割切りのユティリティの良さもあって、確かに売れるなと感じた次第だ。
まさに群雄割拠で、雨後の筍の如く、多くの車種が乱立する軽ハイトワゴンの世界。
正直、その世界にあって、印象的なCMだったり、面白おかしいCMを作る事によってイメージ先行で売れた売れないになってしまっている現状に少し危機感を抱いていたんだが、件の鏡を使って安価に、そして効果的な絡繰りを考え、カメラをボディのあちこちに電気仕掛けで張り巡らせてコストを上げる事無く、その分を、エマージェンシーストップシグナルやら ヒルスタートアシスト機能などなどに回して装備の充実度を上げて勝負している姿にすこし安堵を覚えた次第なのだ。
ただ普通車にも言えるんだが、この手のクルマばかり一生懸命につくるのではなく、もっと数が売れなくてもスポーティ、スポーツカーをぜひ、ハイトワゴンの開発に注いだ熱意を、少しでも分けてもらって欲しいとも感じた次第なのだ。
Posted at 2014/11/03 12:51:30 | |
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