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徳小寺 無恒のブログ一覧

2014年11月23日 イイね!

油差 昔のクルマは油が無ければ動けなかった。

油差 昔のクルマは油が無ければ動けなかった。 現代では、当たり前の無給油のシャーシも、よくよく考えてみれば、あれだけ可動部が存在するクルマなのに、車検時に限られた場所のみグリスアップするだけで良いのは凄い事なんだが、昭和30年代後半くらいまでは、国産車の下周りには、グリスを入れるグリスニップルが無数にあって、だいたい 1,000 Km とか、半年に一回は、ジャッキアップしてグリスを入れなくてはならなかった。

 今では、オイル交換とか、まぁ高いタイアを売るくらいになってしまった、GS、ガソリンスタンドも、当時はグリスアップという必須の作業があったので、間違っても

「水抜き剤」 入れましょうか!?

なんて言うヤボな事を言わなくても、当時のクルマたちは、否応なくグリスを入れなくてはいけなかったので、給油以外で、まったく暇を持て余す事なんてあり得なかったのだ。

 そんな、当時の状況を端的に表す資料が手元にあるんだが、昭和35年頃の 310型ブルーバードの整備書の給油一覧表で、よくもまぁこれだけ油を注すところがあるモンだと感心するくらいのグリスポイントがある事が分かるだろう。


あそこもココも・・・と、至る所にグリスアップポイントが!!

 今ではグリス封入密閉式や、コーティングなどによって可動部の潤滑性を確保しているが、その先鞭となったのが、


それまでのプリンスのクルマはグリスアップポイントが多いという反省から、櫻井は一気にメンテナンスフリーを目指した設計にした。それがS50系からだった。

昭和38年に発売された、プリンススカイラインS50系からで、

「1年間3万km無給油シャシー」

を謳い文句にしていた。

 メンテナンスフリーの思想、シャーシにグリスアップ不要の考えも、日本車の歴史に足跡を残したのは櫻井眞一郎だったのだ。
Posted at 2014/11/23 21:32:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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