
僕の世代には、クルマの 三種の神器 があって、
「ヴィスカスLSD」、「サンルーフ」そして「リヤワイパー」は揃えたいなんて思ったモンだ。
それが最近では、どれもこれも珍しい装備になりつつある。
「ヴィスカスLSD」があれば、ヨンクまでは行かないが、ハイウェイで横風を喰らった時とか、雨の時の安心感は半端ではない。
「サンルーフ」は、チルトして走ると、換気の具合がいい塩梅だし、郊外を走る時の夜空の綺麗さは何とも言えないもんだ。
そして「リヤワイパー」は、雨天もそうだが、雪の時の後方視界確保、なにより雨上がりや雪道の走行時の、汚水が付いたリヤスクリーンをサッと拭き取った時の快感は何物にも代えれないモノがある。
特にリヤにトランクの無い2BOXやミニヴァンの類は、僕的にはリヤワイパーが必須なんだがねぇ。
それが最近は邪魔という事で、レスキットや、リヤワイパーのゴムが破断するまで放置しているのを見ると、正直複雑な気持ちになってしまうものだ。
ただ、難点は停止時に砂塵やゴミが溜まってしまい、イザ稼働させるとアッと思ってしまう事がしばしばなのも事実だ。そこで昔は倒立化したリヤワイパーなんて結構あったが、最近は珍しくなってしまったリヤワイパーの倒立化をやってみようと思った次第なのだ。
実用性を重んじる欧州をターゲットにした「パルサー」は二代目から四代目にかけてリヤワイパーは倒立待機型を採用していた。
ただ、フツウゥに倒立化をしても面白くないと考え、フト思い付いたのが、
コーダトロンカのZは広大な面積を払拭したいという事と、空力から完全な90度倒立待機位置にワイパーを置いていた。
Z32のリヤワイパーだった。
コーダトロンカのZは、リヤスクリーンの面積が広いので、ワイパーをデカくしたい。そうなると自動的に倒立待機型にしなくてはリヤワイパーが納まらないし、何と言っても空力命なため、ワイパーを倒立させて空気の流れを阻害したくなかったという事で、完全な90度倒立リヤワイパーを採用していたのだ。
顧みてウチの C26 だって、完全にワイパーにたまる余計なモノを防止するには、
フツウに倒立化すると、斜めで倒立してしまう。僕はこれが嫌だった。
セオリー通りにやっていては、110度くらいで停止するのを、ほぼ90度で停止して倒立化するようにすればと言う思いと、そうする事によって、ワイパーの動作も面白くなると考えたのだ。
さぁ、それでは作業を始めよう。
Posted at 2020/04/10 03:27:17 | |
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