2025年02月02日
阪神淡路の時、現地に入って色々な経験をした。
もちろん、それは社会や物事の仕組みにも大きな影響を与えて、それまで当たり前だった事も、当たり前ではなくなった。
以前 ブログ で UP したが、水道の蛇口、シングルハンドルの規格も、阪神淡路で変更になって今に続いている。
上下 上げるか下げるかはっきり・・・!?
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2930796/
それから現地で見た胸の痛む経験が、障害者は災害時に、何もできなくなってしまうという事実だ。
クルマ椅子なんて、ものの 5mm の段差を越えるのも大変なのに、道路がひび割れ、陥没していたり、瓦礫が散乱していると、もう前にも後ろにも進めなくなってしまう。
そうした場面を何度も見る事になってしまった。
そして自分は経験していないが、能登半島地震の時、知的障害者や聴覚、視覚に障害のある人たちが、シッカリとした援助を受けられないと言う問題が、いくつかの TV で取り上げられていた。
実は、そうした 災害弱者 に対して、サポートをスムーズにするアイテムがある事を知っているだろうか。
それが 黄色いバンダナ なのだ。

相模原市のHPに掲載された 黄色いバンダナ 配布と、使い方の案内。
バンダナには、災害時に 障害 をもった人が必要とする内容が書かれていて、その書かれた内容の中で、その時に必要な内容が見えるように巻くという至ってシンプルなモノ。
肢体に障害がある人も、視覚や聴覚、知的障害者 でも簡単に使える、よく考えらえた一品だ。
さらに一歩進んで、混乱してなかなか支援ができる人を見つけるのも困難な状況で、 支援できる人
を表す 「緑のバンダナ」 を付けようとする活動も始まっている。
現場が被災地が混乱を極める中、少しでも支援の輪が広がる「黄色」 と 「緑色」 のバンダナ。
この活動は、特に東日本から始まったのだが、まだまだ普及が進んでいないのが実情。
特に 西日本 では、残念ながら認知度は低いままだ。
もっと行政も、マスコミも、こうした多くの人が支援されることができる、支援する事ができる、手間や費用が掛からない活動を広げるべきだと思う。
ぜひぜひ、「黄色」と「緑色」のバンダナの意味を多くの人に知ってもらいたいと思って止まないのだ。
Posted at 2025/02/03 00:46:51 | |
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