2025年03月09日
最近は、どうしてなんだろうかっていう疑問を解こうとする思考より、
「正しい」
「間違っている」
っていう、「白」か「黒」かの論理と、少しでもスタンダードを外れると、とことん
「たたく」
っていう風潮が強くて、色々な場面で、そうした「正しい・正しくない」で話題になっている場面をよく見る気がする。
最近、クルマ関係でよく目にするのが、
「ミッション車って言うのおかしくねぇ」
っていうハナシ。
直近では、あの 「カーポートマルゼン」の社長の SNS で、600件 越えのレスが来る状態になったり。
マニュアルのことミッションって言う人はコメント欄で教えて‼️
↓
https://www.instagram.com/reel/DGslz0gT9NA/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
まぁ、この人も、良くも悪くも 色々と話題になるんだが、
マニュアル車をミッションと呼ぶ真理はこれでしょうか
↓
「ミッション車」っていうハナシを熱弁していたり。
実は何を隠そう自分も広島出身なんだが、地元に居る頃は
「ミッション」、「ミッション」って言ってた口で。
色々な SNS とか拝見すると、「ミッション」って呼ぶのは、関西から西が多い様で、西の方の中古車のチラシを見ると、

西の方の中古車のチラシでは、しっかり 「ミッション」の文字が。
「ミッション車」の文字が、当たり前と言うか 普通 に使われている。
こうしてみると、「ミッション車」という表現は、正しい、正しくないは置いておいて、地域性が多くなファクターを占める事が分かる。
僕の年代だと、台所用洗剤をひとくくりにして
「ママレモン」
って言ってたり、親しみを込めて本来の意味とは違った表現とか言い方をするんだなぁって改めて思った次第だ。
昭和の初めには、小型乗用車を 「ダットサン」 なんて言ってたし、クレーン付きトラックを「ユニック車」なんて言う感じなんだろうか。
正しい、正しくないも大事なんだが、そうした「固有名詞」があたかも、その製品やサービスを表す言い方になったのは、営業努力の賜物で、それは誰にも責められないだろう。
顧みて「ミッション車」の言い方なんだが、昔は、マニュアル車の割合が殆どで、普通に市中にあるクルマは、マニュアル車が当たり前だったので、それを総称して「ミッション車」って言っていたような気がする。
なんで関西以西にこの表現が多いのかは謎なんだが・・・
ちなみに、A/T車 はと言うと、
ノークラ車
トルコン車
って言っていたような気がする。
当時は、日本でA/T と言えば、トヨタ系の アイシンワーナー と、日産系の 日本自動変速機 しかなく、ホンダがこれらの特許を、あの手この手で回避した「スターマチック」を出したい時は、エラク驚いたモンだ。

日本では アイシンワーナー と日本自動変速機 の特許でガチガチの中、それをくぐって登場したのが ホンダマチック。まぁ性能は今一つでしたが・・・
そうした地域性とか、表現になった事を探してみるのも楽しいと思うんだが如何だろうか。
確かに 真理 はあるけど、そうじゃない何かも、実は、壮大な歴史と人の思いがあるって思えば楽しいとおもうのだ。
ミッション車の話題に触れるにつれ僕はそう感じている。
Posted at 2025/03/09 14:06:42 | |
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