調布にあるセントラルへLIMITED号の進捗を確認するために行ってみた。
実は・・・それ以外にも、セントラルへ行くと、見て面白い!聞いて面白いZなどの日産車が平日限定で見れる・・・というオマケも期待してなのだが・・・
国道20号線を八王子方面に進むと、調布で中央高速の高架が見える。
高架を過ぎるか過ぎないかを曲がると、そこがセントラルだ。
LIMITED号用のブロックは、まだボーリング屋から帰って来ていなかった。ブロックが帰って来なければ作業が進まない・・という事で、旧LIMITED号のブロックがPITの脇に申し訳なさそうに置いてあるのが印象的だった。
一応、年始一番にはブロックの加工が上がって、1月20日をメドに組み立てとかECUの仮セッティングを行う予定・・
そんな中僕が今日一番目を惹いたのが、レフトハンダーの、今やMr.Kカラーと言われる鮮やかなイエローをまとった240Zがピットに鎮座していたのだ。
一見するとノーマルの様に見える。しかしこのZもなかなかツボを押さえたチューニング・パーツで彩られていた。
国内で販売されているS30・・・240Zって微妙な違いがあるのだが。。。コイツは輸出仕様なんで、初期型のS30Zの特徴を醸し出して見ているだけで飽きない!!
伝承 240Zの系譜をたどる
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/200393/
まずはバックランプ、ストップランプ、ウインカーが一体となっており、テールゲイトの熱線(コイツがプリントでなく、グラスに鋳込んだ本物の熱線だ!)も横でなく縦に走っている。
(さらに、実はこのテールゲイトは、オーナーの趣味でFRP化されているのだ!!)
フロントのグリル(S30の場合そう言うのが正確なのか?)は、もちろん横桟タイプ。
エンヂンの方は、オーナー曰く排気量は、弄らず、キャブレーションだけソレックスに換装され、まさに、L型の王道
「ソレ・タコ・デュアル」 (今の若人には分からないかなぁ・・・きっと)となっていた。
ただ、ここでツゥなのは、マフラーが純正OPの俗に言う「432マフラー」と呼ばれる縦型デュアルと言うのが、外観はノーマル然、でも中身は・・・という風情が僕のハートを捕らえて離さない。
このレフトハンダーのS30は、なんとセントラルで二年越しのレストレーションを受けているというのだ!!!!!
まずは部品が無い!その確保も時間を費やすし、さらに30年近い年月がボディも相当痛め付けており、リヤパネルは結局板金で作り出したという聞くも涙の作品なのだ。
僕が行った時には、ちょうどL24エンヂンのご機嫌を伺っている最中で、これが
L の音なのか!?という官能的なサウンドを辺りに響かせていた。。
程度ウンヌンのハナシは別にして、こうして現代に生を受けて手塩にかけられているZは何と幸せなんだろうか。
それなのに、中途半端な古い年式だとか言って税金を上げたりする、今の日本のクルマに対する貧しい発想は如何なものだろうか。。。
このZを初めとして、そろそろ50年代60年代の国産車を文化的な財産としてみる気風が生まれないものかと願って止まないのだが・・・
豪快なエクゾーストに後ろ髪を引かれながら、時間が迫って来たのでセントラルを後にした。。。いつかレストレーションが終わったこのZを見てみたいものだ・・・・
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Posted at 2006/12/22 15:20:58 | |
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