
恒例のLIMITED号との比較なんだけど、こうしてみると、如何に新しいインプレッサが大きいかが分かるだろう。
幅もそうだが長さも、もはや「コンパクトカー」なんていうカテゴリーに属さない事が明白だと思う。まぁ、このサイズは日本では「ミドルクラス」でも海外では「コンパクト」なのかもしれないが、どんな狭い道でも思い切って突っ込めるっていうサイズでは無くなった。
実際、今回借りた個体は、その損傷が酷いモンで、とても登録して二ヶ月三ヶ月・・・なんて思えないくらいアチコチにぶつけた跡が散見された。
特に、フロントバンパー左右の下部はどちらも盛大に擦っていたし、フロントバンパの真ん中も恐らくポールか何かでぶつけたらしく、ナンバープレートも曲がっていたし、バンパー下部もバッキリと折れていた。。。
確かに僕が乗って前を見ても、絶望的にクルマの先端がどこにあるか?なんて皆目検討が付かなかったのは事実だ。
あと気になったのは、決して胴長でない僕がいつものポジションを取ると、メーターの下のほうの「オドメーター」とATの「ポジション表示」がスティアリングに蹴られて見えないことだ。
もちろん、スティアリングはまだまだ下げれるし、シートだってリフターが付いているので調節できるが、僕がそれをするとスティアリングの位置が下がり過ぎて肩が凝ってしまうのだ。。。
そうそう、シートリフターなんだが、日産に良くある座面の前だけ後ろだけでなく、全体が上がり下がりするので、背の小さい女性でも
ザブトン は必要にならないだろう。。たぶん・・
さらにドアミラーも、上下にはかなり面積があってクルマの斜め後方の視界は良好なのだが、左右の幅が狭く、大きく顔を振らないと走行中の後方確認がキツかったことが上げれよう。
感心したのは、リヤドアの「アンカー」の採用だ。
欧州車には良く見られる安全装備だが、よほど国産車はサイドインパクトに対して自信があると見えて、採用している車種が少ないのだが、ドア内のビームにこれを付加するだけで、随分とサイドインパクトに対する安全性が増す事はシロウトの僕でも容易に想像できる装備だ。
そして、次に感心したのは、三本翁が盛んに言っていた「ボンネットダンパー」が採用されている事だろう。
「無粋なつっかえ棒」 が無いだけでもスッキリとした感じになるし、何よりボンネットを開けてクルマをイジル時にジャマになるものが無いので便利な装備だ。
それではついでにボクサーエンヂンを眺めてみよう・・・
15Sのエンヂンは、スバルお得意のフォーシリンダー・ボクサー、ツゥインキャム16ヴァルヴで、可変バルブタイミング機構(AVCS)付きである。
馬力は81(110)/6400[kW(PS)/rpm]、トルクは144(14.7)/3200[N・m(kg・m)/rpm]を発揮。
そういえば、前のモデルでも途中からツゥインキャム化されて随分と走るようになったって記憶があるのだが、さてさてこの新しいインプはどうなのか?興味の尽きないところである。。。
さて走り出す前に最後のチェックは荷室だ。

荷室までのアプローチは約700mmで、まぁホンネを言えばあと10cm低ければもっと使い勝手が良くなると思う。
実際に重たい荷物の出し入れさえなければ、これでも十分なのだが、年に一度か二度の重たい荷物の出し入れの時に、思わずもっと低ければ・・・と思うモンである。。
幅は1m10cmくらい(ちなみに画像の黄色い三角は「1m」の目安である)、奥行きは800mmか。。。
床下にはモチロン、スペアー・タイアが入るスペースがあって、若干だったら小物も入りそうな感じだ。
ただ、荷室のフロアーに敷く板(!?)をしっかりとさせる為に、板金モノの支えが固定されており、随分とスペースを損している様にも感じた。。。
そうそう、日産お得意の!?ゴルフバックの積載性は・・・スバルじゃあやっていないよねぇ・・・いえいえ、やっぱりHPを見ると載っておりまして。。。
9インチなら二個詰めるそうである。でも、四人でゴルフには行けないよね。。。
残念・・・
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Posted at 2007/11/04 14:29:54 | |
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