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徳小寺 無恒のブログ一覧

2009年06月22日 イイね!

鎮魂 どうして悲劇は繰返されるか。幼い子をクルマに残さないで下さい。

鎮魂 どうして悲劇は繰返されるか。幼い子をクルマに残さないで下さい。あまり触れたくないと思いこれまで触れてこなかったが。。。

今日は思うところがあり、気が重いが毎年の様に繰返されるニュースを取り上げたい。

昨日、また幼い子供たちがクルマの中で命を落としてしまった。

一歳の女の子と、まだ十一ヶ月の男の子が、7時間もクルマの中に置き去りにされて熱中症によって絶命したのだ。
旅行から帰り、子供たちが熟睡していた為に、自宅前の屋外の駐車場に子供を乗せたまま家に戻った・・・というのだ。

幾ら熟睡していたとは言え、屋外のクルマに鍵をかけ様が、まずは子供だけをクルマに残す無用心さを疑う。
さらに帰宅が午前五時とはいえ、そこから7時間と言えば午前中とは言えかなり車内が暑くなることは容易に想像出来た筈。エンヂンを掛けてエアコンをかけても、直射日光の厳しさは、普通の人間ならば当たり前に分る筈だ。

平気で親の目の届かない場所に子供を置き去りにした事、車内という狭い空間でしかも気温が上がるだろうという状況に子供を残した無責任さは、どんな言い訳をしても許される事は絶対に無いだろう。

一児の親として、僕が神経質なのかもしれないが、子供と外出する時、例え家の庭に居る時でも自分の目の届かない場所に子供が行くだけで不安だし、買物に行った時でも子供を間違ってもひとりで残そうなんて、何をしでかすかも知れないし、事故に巻き込まれるんでは?と不安で不安で絶対に出来ない。

よく寝ていたので・・・なんて、都合の良い言い訳以外の何ものでもない。

チャイルドシートの上より、両親の間近のフカフカのベッド、フトンの上のほうが快適で、もっと気持ちよく寝れるって思うのが、本当の親心じゃあないだろうか。。。起した瞬間に泣こうが、家に入って最初は愚図っても、その後でスヤスヤと眠ってくれる我が子の寝顔を見る方がどれだけ幸せか。

この二人の兄弟は、もっと生きたかっただろうに・・・生きたくとも、親がそれを望みながらそう行かない悲しみを知っているだけに無念でならない。

今から15年前。僕の知人に女の子が生を受けた。

しかし、生まれた瞬間から生きる闘いが始まっていた。泣かない・・・・その異常に、本当なら喜びに湧く部屋が凍りついた。

脈拍が弱い。急いで色々な検査が行われ、程なく心臓に問題がある事が分かった。

一日目。

何とか持ちこたえ、初めての授乳を受けたが辛うじて口に含んだだけだった。それでも母親は子供を授かった幸せを味わえた。

数時間後、医者から「直に手術をしなければ生命に関わるだろう・・」という悲壮な一言が両親に告げられた。そしてその夕方、まだ生まれて十数時間しか経過していない女の子のにメスが入れられた。

手術は数時間に渡り行われたが、心臓の問題は完全に治せなかった。

二日目の夜。短いその子の一生が終わってしまった。

母親に不思議なくらい涙は無かった。

ただ一言。

「母親として、この子を抱いて家へ帰らせて下さい。」

かわいいベビー服に包まれ、息の無い我が子を抱いたまま母親はリアシートに座った。

時折、母親が女の子に語りかける様子が僕の胸を突いた。

生きたかっただろう。

それが確か6月だか7月の出来事だったのだ。

今は仮にも父親となった僕だが、今回の事件・・・事故にしても、その親を攻める事は容易かもしれない。確かに僕も、その無責任さには正直腹が立ったが、考えてみると、本当に毎年の様に、同じ事が繰返されている事実に「どうして?」という思いばかりが頭を過ぎるのだ。

無論、そうさせた親の責任の追及も大事だろうが、もう二度と同じ過ちを繰返させない何かが出来ないのだろうか?と思って止まない。

優しいはずのマーチの顔が、悲しげに見えて仕方ないのは僕だけだろうか。つい一日前には子供の笑顔や笑い声が絶えなかった車内が、子供たちの終の場所になった事が辛くて仕方ない。

もう、終わりにしようよ。

クルマが家族に、幸せを運ぶものであって欲しい。クルマを愛する者のひとりとしてそう言いたいと思うのだ。

やすらかに。


Posted at 2009/06/22 01:10:02 | コメント(6) | トラックバック(0) | ニュース | ニュース
2009年06月20日 イイね!

神業 R380の秘密68日本GP。完璧だったらポルシェを抜けた!

神業 R380の秘密68日本GP。完璧だったらポルシェを抜けた!左の画像は、オールトヨタの期待を集めた3000ccトヨタ7を、コーナーで事も無げに抜く2LのR380Ⅲ。

ゼッケン21が黒澤のマシンである。

1968年の日本グランプリでの主役は「怪鳥」の異名を持つ「ニッサン・シヴォレーR381」と、それをドライヴした「北野 元」に違いないが。。。。

怪鳥 R381が羽ばたく!独創は勝利への近道
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/13774721/

実は、完調ではないR381を勝利へと導いた「北野 元」以上に関係者に印象を残したのが「R380Ⅲ」に乗る「黒沢元治」であった。

1968年の日本GPの結果は

一位 北野 元 ニッサン・シヴォレーR381
   2時間37分05秒57(80周)
二位 生沢 徹 ポルシェカレラ10
   2時間37分24秒65(79周)
三位 黒澤元治 ニッサンR380Ⅲ
   2時間37分12秒97(78周)
四位 横山 達 ニッサンR380Ⅲ
   2時間38分00秒02(77周)
五位 大石秀夫 ニッサンR380Ⅲ
   2時間38分11秒05(77周)

であったが、2Lのマシンで三位に入ったという事も衝撃だが、実はレース後の分解整備で驚愕の事実が明らかになり、メカニック、エンヂニア一同が驚きの声をあげる事になったのだった。。。

それは59周目に起こったアクシデントからドラマは始まった。

5LシヴォレーエンヂンのR381に続いて、黒澤の2LエンヂンR380Ⅲが二位をキープしていたが、生沢のポルシェが猛然と黒澤のR380Ⅲにアタックを仕掛けて来た。

激しいテールツゥノーズが続き、30度バンクを抜けS字コーナーに入った場面で、黒澤の380Ⅲがスピン!!生沢のポルシェに先行を許してしまう。。。
しかし、黒澤は素早くR380Ⅲを立ち上げ、生沢以外には抜かれる事無く、奪われた順位の奪取にR380Ⅲにムチを振るった!!

しかし、この時、黒澤のR380Ⅲには致命的なトラブルが発生していたのだ。それは・・

スピンの影響で クラッチのプッシュロッドが折損

ノークラッチ・・・

その状態で、エンヂンの回転を合わながらギヤチェンジを最後まで行っていたのだ。

クラッチの効かないマシンで20周を走破し、何と生沢のポルシェに続き3位に入った。

レース後のインタヴューで黒澤は、こう言い放った

「クラッチさえ働いてくれたら 生沢 を抜けた」

さらに、クラッチ・プッシュロッド折損の原因を調査する為に、レース後、村山工場に持ち込まれたR380Ⅲのミッションを分解したエンヂニア達は、感嘆の声を上げて上司に報告をする事になった。

「青地さん!!(青地康雄 氏)見てください。どこもミッションに傷ひとつ無いんです!!」

レースで、それもポルシェを追いながら、クラッチ操作無しでギヤチェンジし20周も走ったクルマが、そんなハズは無いだろう・・・見方が足りない!と一喝したが、その青地も分解されたギアのひとつひとつを間近でみて「あっ!」と声を上げた。。

速いパイロットは、マシンを労わり決して壊さないというが、まさに黒澤のドライヴィングテクニックは「神業」と言わざる得ないパーフェクトなものであったのだ。。

オールトヨタの期待を一身に集めた3Lトヨタ7を、2LのR380Ⅲで打ち砕き、さらにトラブルがあったとは言え、ポルシェをトラブルを抱えながら追撃した黒澤のテクニックは、まさにこの頃のニッサンワークスの実力そのものであったと言えよう。

熱意と技量と技術力の三位一体となったニッサンは、当時最強のワークスであったのだ。

Posted at 2009/06/20 18:01:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2009年06月18日 イイね!

増殖 ティアナのタクシー増えましたねぇ。。。

増殖 ティアナのタクシー増えましたねぇ。。。最近、横浜駅・新横浜界隈、都内でも新橋辺りかなぁ。。。

新しいティアナのタクシーが増えてますねぇ。

先代のティアナも、個タクの世界では全国的に数が出ていたのですが、新型もかなりの数が目撃される様になりました。

FWDの利を生かした、まさに広大なリヤのスペース!まさに「くつろぎ」という観点では、下手な国産上級車のタクシーより絶対に快適!

今回、目撃した固体はしかも「AXIS」!!オーナーの拘りを大いに感じる個タクですね。

ここで、珍しくも何とも無くなったクラウンなどなどを選ばなかった、良い意味での「ハズシ」の美学に大いに共感を覚えます。

ハズシと言えば・・・・先日チラリと目撃情報をブログした「エクシーガ」の個タク、

捕獲 ようやくレクサス個タクをキャッチしました。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/13680992/

六連星交通 さんに目撃先などなどを御教授頂いたのに、なかなか確保できず、う~ん「パノラマミックグラスルーフ」なんで行灯が異常に後ろ寄りに付いている。。。三列シートにグラストップのタクシーって、ゼヒ一度は載ってみたい!と思うのですが、これがなかなか。。。

エクシーガ・タクシーの情報を御存知でしたらぜひぜひご一報を!!!



Posted at 2009/06/18 06:39:20 | コメント(9) | トラックバック(0) | レアタクシー | クルマ
2009年06月16日 イイね!

怪鳥 R381が羽ばたく!独創は勝利への近道

怪鳥 R381が羽ばたく!独創は勝利への近道さて!気を取り直して・・・閑話休題

FISCOに合わない、ムーン・シヴォレーエンヂンはとにかく「トラブル連発」で、正直カタログスペックで保障されている最高許容回転数では、まともに最後まで走破出来ない・・という悲壮感が、レース前から漂ってきていた。

その為にレヴ回転数を落とし、なんとか本番に間に合わせることにした。

そしてニッサン・シヴォレーR381には、コーナーが多いFISCOに合わせて新兵器を搭載していた。それが「怪鳥」のニックネームの元となった「エアロ・スタビライザー」と命名された、二分割式ウイングだ。

この「エアロ・スタビライザー」は、開発当初からのアイディアであったらしく、まだクローズドボディだった時の貴重な画像が残っている。



シートに座っているのは 櫻井眞一郎 氏。

もともとのアイディアは、米国の「チャパラル」(シャパラル)が1966年に開発した「2E」が最初だったと記憶している。



この「チャパラル」なんだが、GM製の2速ATを搭載しており、クラッチが無い替わりに、このリアの巨大なウイングの角度をドライヴァーの左足で調整する機構となっており、コーナーやブレーキング時にウイングを立ててダウンフォースを得る構造となっていた。

それから2年後の採用なんだが、櫻井眞一郎 氏の「独創」はオリヂナルを超えようとしていた。
つまり、ウイングを中央で二分割し、コーナーではイン側のウイングがコーナーの状態によって角度が付き、ロールの生成を阻害する事によって、安定性とコーナリングスピードの増大を得る事になった。



昭和43年5月3日14時、快晴の富士の身元、北野元のR381が飛び出し、それに高橋国光のR381が続いた!!
それを追うように田中健二郎、長谷見昌弘のローラ、そして二台のトヨタ7であった。

28週目を境にローラ勢が、ハイペースが祟って全滅、R381も32週目に高橋国光がピットでなんとリヤホイールのトラブルでリタイア。。。砂子のR381も部品が間に合ったとは言え本調子では無い。

そんな中、北野のR381は好調を維持し、40週目には二位以下を周回遅れにする快走を見せ付けた!!

このレースにはR380Ⅲ型が出ていたが、何と倍以上の排気量マシンを相手に互角の勝負を繰り広げていた。

59周目、三位に入っていた黒澤元治のR380が思わずスピン。

「終わってしまった!」と誰もが思ったが、すかさず黒澤はマシンを立ち上げ猛追し最後には表彰台の一角へと上り詰めた。

しかし・・・このスピンの時に重大な何かが起こってしまった。それは、また後日記述しよう。

本題の北野のR381は、ライヴァルと目されたトヨタ7と死闘を繰り広げていたが、何と58周目にトヨタ7はリヤシャフトが切断し、この時点で三台中二台のトヨタ7が消えてしまい、まさに北野の独走となった。

そして80周。

全てのマシンを周回遅れにしてR381は優勝した。

完調では無いムーン・シヴォレーエンヂン。それを持ってしても勝利へと導いたのは、無論、北野の卓越したテクニックだろうが、それを支えた「エアロスタヴィライザー」の存在も忘れてはならないだろう。。。

程なくして・・・F1で同様のウイングを装着したマシンのトラブルが続発し、このタイプのウイングは禁止となってしまった。
R382が登場するまでの間も、「翼をもがれたR381」は闘い続けたのであった。



もがれた翼の余力を取り戻すために、ボディに付加されたスポイラーたちが、R381のプロポーションを次世代のR382に似せている・・と感じてしまうのは僕だけだろうか?

エンヂンが自社製ではないという事から、そして最後には翼までもがれてしまい、その存在がかすれてしまったR381。


しかしR381で得た、大排気量エンヂンの躾の方法、エアロダイナミクスの手法は、次ぎのマシンに生かされた事を忘れてはならないだろう。

R381、まさに歴史に埋もれてしまった名車なのかもしれない。



Posted at 2009/06/17 01:01:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2009年06月15日 イイね!

基準 は08年3月期の業績

基準 は08年3月期の業績










書くまいと思っていたけど、今更なんだが、やっぱり腹立たしくて悔しくてねぇ。。。

6月4日の讀賣新聞より。

日産自動車が2009年3月期に取締役10人に支払った役員報酬と賞与の合計額が29億7100万円と、前の期より3億5000万円増えたことが3日、分かった。

 日産は09年3月期連結決算の税引き後利益の赤字が2337億円となり、9年ぶりに赤字転落した。株主への配当は年11円と前の期の40円から大幅に減らしている。日産は4822億円の税引き後黒字だった08年3月期の業績に基づき増額したと説明している。

 一方、トヨタ自動車は、取締役33人の役員賞与をゼロとした。役員賞与の全額カットは1982年以降で初めて。給与にあたる報酬は自社株購入権を含め平均4815万円で、報酬と賞与の合計額は前の期に比べ60%減となった。


電気や瓦斯料金じゃあないんだから。

外には会社の糧となる株主の配当を減らし、内には見かけ上の残業削減や休業で雇用を確保しているというのに、仮にこの3億5000万円を開発費に充てたら?なんて思うのは私だけだろうか。

悲しいもんだ・・・・



Posted at 2009/06/16 02:00:02 | コメント(5) | トラックバック(0) | ニュース | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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