
いつも人が並んでいて、なかなか入る事が出来なかった 相模原にあるラーメン店
麺屋蓮花。
SuperJOG ZR のフロントブレーキ交換が終わり時間を見ると、コロナシンドロームを避ける意味合いもあって、いつもの混雑時間を回避できそうな時間だったのでよいよ突撃を敢行。
さぁ!待ちに待った 塩とんこつ のお味は如何なものか!?
「その実力を大いに見せ付けるがいい!Allez cuisine」
モトフットからしばし、SuperJOG ZR を走らせ、お店の前に着くと予想通り人混みも落ち着いていて、一人待ちで入店ができた。
いつも混んでいるのは、もちろん人気の高さもあるのだが、
見た目にも小さなお店の外観。ここにいつも人が並んでいる。
店内には、ざっと数えるとカウンター席が8人分、とテーブル席が一卓しかないのでキャパが少ないという事もあるのだろうと思う。
そして、どうして人気店なのにキャパが少ないかと言うのは後から大事な理由が分かった。
お店の前にはメニューの看板があり、
基本的なメニューは4品。それにしても見ているだけでも実に美味しそうだ。
基本的なメニューは4品なんだが、この看板のヴィジュアルを見るだけでも実の美味しそうな雰囲気が伝わって来るモノだ。
店内に入ると、おそらくご夫婦だと思われるお二方で切り盛りされていて、とにかく接客が丁寧なのが印象的であった。それはラーメンを提供するまでの過程もそうで、温めたどんぶりに着いた水滴も丁寧にふき取って、スープもこぼす事無く丁寧に居れて麺も食べやすいように丁寧に丁寧にほぐす。
その姿は真剣そのもの。
なんだか手際よさを見せようと、スープがこぼれるのも構わずに、どんぶりを並べてさぁ~と注ぐようなそぶりは全くないし、麺をほぐすのも実に丁寧な仕事ぶりだった。
こうした丁寧な仕事ぶりでは、これ以上店内のキャパを上げると「医療崩壊」・・・いやいや
「厨房崩壊」
してしまう事は容易に想像できた。
丁寧な仕事ぶりに期待をさらに高めつつ今回は、
HPに載っているメニュー。実は4品以外にも 味噌とんこつらーめん などがあったんだ。
これまで人混みで入れなかったうっ憤を晴らすがごとく、クルマで言うと
「グランツーリスモ300アルティマ NAVIエディションII 本革パッケージ」
みたいな(笑)「ぜんぶのせ」をチョイスした。
そして、
もう最近のラーメンの定番となる「チューニング表」も用意されている。
フロントキャンバー左-1°43’/右-1°46′、フロントキャスター左+6°18’/右+6°15′、フロント118N/mm、リヤ98N/mm みたいに、「かたさ」、「背脂」、「味の濃さ」が選べて、僕は「かため」、「ふつう」、「濃い目」をチョイスした。
店主の実に丁寧な仕事ぶりを眺めながら、僕のオーダー品がやって来た。
フルオーダー、かため、ふつう、濃いめがやって来た。丁寧に盛り付けられているのが分かる
さてさて、その味わいなんだが、麺は最近少ない極細麺で、モチモチの食感でスープに中に浸かっていても最後までダレ無い。
スープも「濃いめ」というより、味が「しっかり」している感じで、トロトロのトンコツが多い中異色を放っている。
特筆すべきは、チャーシューの柔らかさで、箸でスッと切れるのは当然の事、口に入ると溶けて無くなってしまうのだ、味玉も箸を入れるとトロリと黄身が出て実に良いころ合いに茹でられていた。
さらに好印象だったのは、もちろん提供されるラーメンの絶品具合もそうなんだが、店主の丁寧な接客だ。
なんだか、ラーメンを食べさせてやるみたいなラーメン屋や食べ物屋が多い中、提供する時、お店から出る時に、当たり前の「ありがとうございました」、「忘れ物は無いですか」の心遣いが実に気持ちいいモノだ。
横浜線「古淵駅」から歩いて6~7分くらい、小さな小さなラーメン屋なんだが、
駅近でもなく駐車場も無いのに訪れる人が絶えないお店だ。
店主の心遣いに、本当に手間暇かかった美味しいラーメンを求めて人が集まるのも頷けるものだ。
食は、楽しく、美味しく、押し付けられないものだという、当たり前を再確認できるお店、それが
麺屋蓮花 であった。
Posted at 2020/04/05 12:49:20 | |
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