
今では手のひらに載るような、小さな渦巻ホーンでも十二分な音量と音質を奏でる事ができるが、ちょっと昔々の良いホーンと言えば、巨大な平べったい電磁ホーンが主流だった。
その中で一番の人気モデルが BOSCH Supertone だった。
BOSCH Supertone は当時のメルチェデスも標準で採用していて、ベンッベンッと乾いた少し高い音色の音を奏でて、当時のちょっとヤンチャなお兄ちゃん連中にも人気だった。
それから少しして、余韻系と言われる「アリーナ」とか「ドルチェ」と言った「電子ホーン」が人気になった。
さてさて、そんな30年近い昔の、ベンッベンッホーンが、ひょんなことから現代の僕の手元にやって来た。その時は C26 に乗っていたので、早速、ステーを作って装着して往年の ベンッベンッホーン の乾いた音色を楽しんでいた。
それが去年の末に、急きょ NV に箱替えになって、C26 に付けていた
BOSCH スーパートーンホーン を取り外して、代わりにストックしていた「ラリーストラーダ」を装着して C26 を見送った。
「ラリストラーダ」だって、BOSCH がホーンから撤退した今、貴重な一品になっているんだが・・(閑話休題)
その C26 から取り外したのは、
BOSCH スーパートーンホーン と呼ばれるホーンで、これは、「音の芸術品」と呼ばれた「トーンホーン」の後継機だ。
かつて、国鉄ハイウェイバスには、純正以外に別建てて BOSCH トーンホーン が剥き出しで装着されていた。
トーンホーンはメルチェデスの純正や、国鉄高速バスの標準品として採用された名機だったが、こちらはアフター製品として外観も、それまでの質実剛健なデザインからスタイリッシュな意匠になっている。
当時の BOSCH ホーン ラインナップ。現代主流の「渦巻型ホーン」は少数派だった。
ただ問題は、とにかくデカくて重い事だ。
外径がΦ140mm で、厚さも 70mm 以上もあって、重さも 3Kg を超えている(苦笑)
さらに 4A 以上の容量も確保しないといけない。こうなると バッ直 が有効で、これは先日引き回した バッ直ライン を使ってこんな感じに配線を考えた。
大きな容量に耐える為にバッ直ラインを使う事にした。
つぎにどこに装着するかなんだが、バンパー裏には意外に狭いので、グリルの背後しかなく、
グリルの裏の奥の奥にあるサポートの部分に装着するしかないだろう。
重くて大きな
BOSCH スーパートーンホーン を、2.3 mmの鉄板でステーを作って固定した。
これでもかと言うくらい、しっかりと固定した。
この位置だと、グリルの隙間からチラリと
BOSCH スーパートーンホーン が見えてイイ感じだ。
これで C26 からの移植は終了。
次はあれとこれと・・・すでに作業も終わったアイテムもあるんだが、なかなか UP する時間が無くて。
Posted at 2022/04/03 21:49:49 | |
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