
今年も GW はカレンダー通りで、中には 10連休 という方々もいらっしゃるという事で、まったくご同慶の至りである。
で、取りあえずは祝日の今日、ちょっとは GW 気分を満喫したいという事で、手っ取り早いのは 「外食」 だという事で、焼肉を楽しむことにした。
¥3,278-、100分一本勝負で、これでもかっ!と頼みに頼んでお腹を満たした。
惜しむべくは、20年も30年前もの様に、無限に食べられる様な勢いが無くなってしまったのは残念なんだが。(笑)
さてさて、焼肉屋を出たのは19時ちょっと前、まだまだ明るかったので、少し遠回りして帰る事にして、国道に出たのだが、いやぁ連休の夕方という事で、えらく道路が混んでいて、せっかくドライブに出たのに渋滞は勘弁と、裏技でひと区間なんだがハイウェイを使う事にした。
NVHB に乗る様になって、一番驚いたのは、QR25DE のパワフルさだ。
QR20DE は過不足のない動力性能。QR25DE は十分にして満足のできる動力性能で集約できるだろう。7速AT が本当に欲しくなる。
正直、僕の中で QR25DE は、その前、先代の KA24DE と合わせて、だた排気量がデカイだけのモッサリとしたエンヂンという印象しかなかった。
画像は QR25DER なんだが、高圧鋳造製法で造られた薄肉精密構造ブロックはピストンが透けて見えるんじゃないかと言うくらい華奢な外観だ。
QR20DE で 2L ヴァージョンは既にデヴューしていたんだが、高圧鋳造製法で造られた薄肉精密構造ブロックはボアアップなんて到底不可能で、ストロークだけを引っ張って作ったもんだから 89.0×100.0mm という超ロングストロークなエンヂンとして生を受けた。
最初に搭載されたのは、確か2001年に登場した初代のU30型プレサージュで、それを最初に乗った時は、トルクフルで乗り易いけど、トルクカーブの山谷が無く、ちょっと回すと苦し気な回転フィールになって、まったく面白みのないエンヂンだという印象が残ってしまった。
所詮、DOHC でも ロングストローク のエンヂンはとも思ったが、まぁ、例外的に 1980年代に登場したホンダの ZCだけは 75.0mm×90.0mmのロングストローク のエンヂンながら、当時の シヴィック や CR-X の、ボンネットにコブがある ZC を搭載した Si は異常に速くて、街乗りの信号ダッシュや峠でのコーナーの立ち上がりでは、4A-G を積んだ レヴィン や トレノ なんてどうやっても付いて行けなかった。
ZCを積んだモデルの中では、この CR-X のバカっ速さが際立っていた。とにかく軽量でロールなんて感じないコーナリングスピードは異常だった。
ただ、当時のホンダ車の文法通り、ボディ剛性は低く、サスのストロークも短かったので、路面の変化に適応しずらく、なにかあれば真横に吹っ飛んでしまって怖かったが・・・。(閑話休題)
ちょっと話題がそれてしまったが、そんな、回んないどん臭いイメージしかなかった QR25DE の唯一の良い印象は、超小型のバランスシャフトが最初から搭載されており、二次慣性モーメントを75%まで打ち消しており、振動や振動に起因する嫌な騒音が少なかった事くらいだろうか。
それがだ、この NVHB 、E26 に搭載された QR25DE は別モンみたいなエンヂンになっていたのは、前記したが本当に驚いた。
元々のバランサーによる振動の少なさは 昔通り で、街乗りでは、さすがに 2.2ton の巨体なんで出だしは如何ともしがたいんだが、一旦速度にのると、ビックボアの四気筒らしい図太い排気音を伴って、まさに恐ろしい加速を堪能できる。
後ろに固定されているクルマ椅子の子供も、スゴイ加速だねぇ、排気音もスポーツカーみたいと直線では大いにはしゃいでしまうくらいだ。
それは高速でも変わらずで、法定速度 プラス α × α (笑)でも、右足にちょっと力を加えるとビックリするような加速が味わえるのだ。
加速時、減速時はさすがに賑やかになるんだが、一旦速度がのると、フロアーに制振加工した恩恵だろうか、日産車にありがちな フロアー がビリビリと振動する事もなく、エンヂン音もかなり低いレヴェルで快適に移動ができる。
ただねぇ、強烈な動力性能のトレードオフで、街乗りだと 4.8~5.1 Km/L 高速でも 7~9 Km/L と言う燃費は、僕が乗ったクルマの中では 最悪 である。
次に脚回りなんだが、ここで前期型のみに感じるんだが、さすがに、頑張ったコーナリングやら横風を受けた時はダメなんだが、ちょっとくらいのカーブや、普通乗りでも、路面の変化に滑らかに脚が動いて、こんな背高の箱クルマとは思えない、イイ足の動きをするのだ。
途中から、色々な問題があって KYB に変えられたショックなんだが、ウチのは、まだ SACHSのダンパー が付いている。
試しにマイチェン後の国産ダンパーの E26 にも先日初めて乗ったのだが、これが同じクルマかっていうくらい足がバタつくし、突き上げ感が強くて、まさに「The 商用車」という感じで全然印象が異なってしまった。
KYB は昔から、純正でも動きが渋く、これがアフターパーツの SR でも、僕が学生の頃って言うんだから 30年前から、最初は良いけど直ぐ抜けると評判が悪かった。
なんで何十年もダンパーを作り続けているのに、まともなダンパーが出来ないんだろうかって不思議なくらいだ。
っていう感じで、街乗りから夕焼けの綺麗なハイウェイを駆け抜けて、僕のGWは終わった。
とはいっても、休みが終わった訳では無いので、この休み中は、また何某かの NVHB イジリでもと思っている次第なのだ。
Posted at 2022/05/04 11:15:37 | |
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