2011年05月18日
湿式DSGのニュートラル走行は、アリなのか... ~壊れる?壊れない?~
燃費走行の究極技?として、私も使うニュートラル走行ですが、賛否両論ありますよね。
このネタは、ひょっとすると荒れるかも知れませんが、とりあえず私の意見を書いてみようと思います。
まず私のスタンスとしては、「ニュートラル走行肯定派」です。
否定派の方の意見としては、「危険である」,「ATが壊れる」の2つでしょうかね。
危険であるというのは、下り坂でエンジンブレーキが使えないので、「速度が上がってしまう」 とか 「フットブレーキに負担がかかるのでブレーキフェードやペーパーロックしてしまう」という事でしょう。
この指摘に関しては、何の反論もありません。
危険性という事であれば、その通りだと思います。
私も、上記の様な状況になればニュートラル走行などせずに、適切なギアを選んでエンジンブレーキを使います。
エンジンブレーキを併用しても速度が下がらない領域ならば、アクセルOFFで燃料カットされるので、燃費についてもニュートラル走行よりもアドバンテージがあるからです。
私がニュートラル走行を使うのは、トップギアでアクセルOFFとしても速度が低下してしまう様な緩やかの下り坂か、速度がそれ程出ていない状況で、先の信号が赤になっている場合のみです。
この状況であれば、ニュートラル走行否定派の人が言っている危険度も少ないとの判断です。
(もちろんドライビングスキルによって状況は異なるので、自己判断が基本です)
さてさて、やっと本題です。
ココで問題にしたかったのは、ニュートラル走行をすると、ATが壊れるのか否かって事です。
まずコンベンショナルなATである、トルクコンバーター式や、CVT方式については...
先送りにします(笑)
DSGでニュートラル走行すると、DSGが壊れてしまうのでしょうか?
まず乾式クラッチの7速DSGについては、全く問題がないと思います。
その機構は、マニュアルミッションと同様だからです。
問題となるのは、湿式6速DSGですね。
ニュートラル走行をすると、DSGが壊れると言っている方は、湿式DSGは、冷却オイルに浸かっており、ニュートラル走行をすると、この冷却オイルポンプが動作しなくなり、結果としてDSGが壊れてしまうという事のようです。
私としては、壊れないと思ってます。
ニュートラル走行をするという事は、エンジン自体は、アイドリング状態ですから、停車中にニュートラルにしているのと同じ状況だからです。
唯一、停車中と異なるのは、速度が上がっているのでタイヤからクラッチ迄は、アイドリング時よりも高速回転している事ですね。
DSGが壊れるとすれば、この部分にどれだけ負荷が掛かるかですね。
一日中ニュートラル走行で坂を下っているとすれば、どうなるか判りませんが、通常の走行であれば、ニュートラル走行をする時間は短時間ですので、大きな問題は発生しないと思います。
それよりもサーキットなどの過酷な状況での連続的なシフトチェンジの方が遥かに負荷が高いように思いますね。
さぁ、実際はどうなんでしょうか? ニュートラル走行をしてDSGを壊した人っているのかな?
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Posted at
2011/05/18 06:16:18
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