2011年09月27日
ある青年M君の日記 その12 ~チューニングとはバランスを取る事...~
チューニングについて、いろいろと書いてきましたが、
簡単に言うとチューニングとは、バランスを取る事ですね。
まぁ、単に英語を和訳しただけですけど...
サーキットなどで速く走りたい場合には、サーキット用のタイヤやらサスペンションを装着し、それらがバランス良く動作するようにセッティングしていく事です。
パーツだけを交換するのは、チューニングじゃない! と思ってます。
そこで、良い例 いや 悪い例 をお見せしましょう。
M君は、某車によるワンメイクレースに出場しておりました。
バケットシート、4点シートベルトで身を固め、タイヤをSタイヤに履き替え、サスペンションを交換し、アライメント調整を実施し...とやる事はやったけど結果が出ない。
何でかっていうと、全体のバランスが取れていないからです。
この動画は、あるレースの一部始終です。
匿名希望君は、オイル漏れ対策の為に予選不出走となり、ほぼ最後尾からのスタート
再びオイル漏れが発生するのではないかと怯えながらも前車をパスして行きます。
だけど、クルマの動きがオカシイです。
ブレーキングでフロントがバタバタしているし、ブレーキ解除と同時にフロント荷重が抜けてしまっていますよね。
これ、明らかにダンパーの減衰力不足です。
使用しているスプリングとタイヤグリップを抑えきれていません。
M君のウデの悪さもありますが、半分以上は、セッティングが出ていないサスが原因ですね。
M君は、装着したサスのセッティングについて、当時付き合いのあったショップに再三アドバイスを求めたようです。
M君 「クルマの挙動がアンダーオーバーが酷いから、どうしたら良いか?」
その都度、そのショップからの回答は...「減衰力を弱めて下さい」 という信じられないものだったそうです。
M君 「挙動を安定させるのだから、減衰力を強めるんじゃないの?」 って確認もしたそうですが、
ショップは、 「ウチのサス(M君が装着した奴ね)は、反対に緩めるようになってます!」
って、よく判らない回答をしてきたそうです(汗)
その結果が、この動画です。
なお、このレースから後に、そのサスペンションメーカに直接質問したら...
ショップとは正反対の事を云われたようですね。
そして、驚愕の事実として、M君が使っていたサスは、Sタイヤ仕様のレース用ではなく、
ラジアルタイヤ仕様のストーリート用だったという事でした。
皆さんも、ショップ選びはしっかりやりましょうね。
パーツ交換は出来ても、チューニングが出来ない処は、意外に多いですよ。
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Posted at
2011/09/27 19:59:33
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