前回からの続き...
ブーストアップしても、
ブーストを上げすぎなければ壊れない...
ECUでマップを最適化すれば壊れない...
良いオイルをこまめに交換していれば壊れない...
と、ショップの人が云っていた...
M君もそう考えていました。
特にエンジンオイルには、拘っていたようです。
センチネルというオイルを、ほぼ月イチで交換してましたね。
このセンチネルオイルは、4000円/ℓ もしてましたが(汗)、エンジンとタービン保護のためには必要不可欠な投資だと考えていたのでしょう!
M君は、準備とメンテに十分な費用を掛けていたので、
当然ながらブーストアップしても壊れないと信じていたようです。
そりゃ数万キロも走れば別でしょうけどね、
まさか、ブーストアップ後2000kmで壊れるなんて...(汗)
エンジンがブローしたわけじゃありません。
壊れたのはタービン(泣)
SW20には、CT26というセラミックタービンが装着されていて、このCT26が逝きました(泣)
タービン軸のオイルシール破損による焼き付きでした。
ブーストアップ程度では、壊れないと聞いていたので...M君は、ショックだったようです。
しかも、多大なメンテ費用も惜しんでいなかったのにですよ。
オヤジの独り言
ブーストアップは、お手軽チューンですよね。
最近のクルマは、ブーストコントローラを使わなくてもECUのマップと設定変更でブーストを上げる事が出来るので更にお手軽になってます。
だけどね、タービンにとってはお手軽でも何でもなくて、限界を超えて回されるので堪ったもんじゃないんですよね。
ブーストを0,65から1.0にするって事は、1.5倍の負荷が上がるわけです。
タービンを大径化しないで、これを実現するって事は、簡単に言うとタービン回転数を1.5倍にするという事ですよ。 特にタービン軸には負荷が掛かりますね。
これは、こまめなオイル交換レベルでは防ぎようもないくらいの負荷になります。
純正タービンの許容回転数って、純正ブースト圧で最適動作するように作られています。
とても1.5倍のブースト圧(回転数)に絶えられるようには作られていないという事を理解すべきです。
特に最近の低圧ターボには注意が必要かな。
M君のようにノーマルタービンのまま、規定回転数以上にタービンを回すようなブーストアップをするのであれば、タービンは消耗品と考えるべきでしょう!
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チューニング | 日記
Posted at
2012/05/25 04:15:56