
エヴォーラIPSのインプレなんぞを書いてみます。
ライトウェイトでないロータス...しかもオートマなんて...と思う人も多いハズ。
そのせいか、IPSが出て結構月日が経っているのに全然話題にもなりませんよね。
実際どうなんだろう? その答えを出すには、自分でドライブするのが一番ですよね。
そんな訳で、オーセンティックカーズさんのデモ車両である、エヴォーラIPSに乗ってきました。
以前、エヴォーラに乗った時のブログは
コチラです。
さて、エヴォーラIPSのキーを受け取り、エンジンをスタートさせます。
ブレーキを踏みながらキーを捻ると、簡単にトヨタ製3.6L V6エンジンは、目を覚まします。
アイドリングは、800回転くらいかな。
ATのシフトレバーはなく、全てボタンでセレクトします。
P,R,N,D そして Sport の5つです。
P(パーキング) と Sports のボタンが近いのが気になります。
走行中に間違ってPボタンを押したらどうなるんだろう?
試してみたかったけど、やっぱり無理(笑)
D(ドライブ)ボタンをセレクトすると、ちょっとしたタイムラグのあとにギアがコクッとした振動を共に入るのが判ります。
良し悪しは別にして、シフトショックは、少々大きめです。
ロータスが、ダイレクトなギアシフトを優先しているのかも知れませんが、コンベンショナルなトルクコンバータ式のATとしては、シフトショックは大きいですね。
サイドブレーキを解除し、フットブレーキべダルから足を外すと、エヴォーラIPSは、強めのクリープと共にスルスルと走り出しました。
1850mmもあるボディは、走りだしてしまえば気になりません。
大きめのサイドミラーのお陰で、意外と左右斜め後の確認はし易いです。
でも完全な真後ろは、やっぱりダメ、バックミラーの大半には、エヴォーラIPSの内装が映し出されてます。
このクルマを購入するならバックモニターが欲しいですね。
一般道を走っている限り、ステアリングは、かなりドッシリとしていてドイツ車みたいです。
パワーステアリングのフィールは、自然であり、パワステなしのエリーゼから乗り換えても違和感は全くないですね。
このパワステが油圧式なのか電動式なのかは知りませんが、もし電動式だとしたら凄いと思う。
だけど、たぶん油圧式なんだろうなぁ。 それくらい自然な動きです。
ステアリングのレスポンスは、エリーゼと比べちゃうとかなりスローな印象ですが、この価格帯の高級車と比べれば十分にクイックです。
先日試乗したZ4と同等かもしくはエヴォーラの方が若干反応が良いかもです。
Dレンジ走行だと、2000回転くらいで、どんどんシフトアップしていきますね。
低回転からトルクフルな3.5Lエンジンは、街中で普通に流れに乗るもしくは、多少流れをリードするくらいの加速なら、2000回転以上に回す必要なないでしょう。
車重が1450kgもあるエヴォーラIPSなのに、その重さを感じる事はなかったですね。
(試乗車で慣れていなかったからも知れませんけど)
レカロ製のシートは、エリーゼの純正シートとは比べ物にならないくらい素晴らしいです。
自分用にオーダーメイドしたかのように身体にフィットします。
身体の大きさなんてドライバーによって全然違うハズなのに、このフィット感は何なんでしょうね。
大きめのパドルシフトは、使い易い位置と大きさですね。
ゴルフGTIのパドルも、これくらいだと良いのにと思いました。
Dレンジのままでも、パドル操作は可能です。 パドル操作をすると暫くは、マニュアルモードになって一定時間経過後に、オートモードに戻ります。
パドルの+ボタンを長引きしても、オートモードに戻ります。
この辺は、ゴルフGTIと同じ動きなんで、違和感はなかったですね。
それに対して、使い難いのは、ウィンカーレバーです。
ちょっと遠いです。 私だとステアリングから、手を半分離す必要がありました。
走りに関係ない部分は、ロータスには関係ないんでしょうねぇ(笑)
そうそう、走りに関係ない部分と云えば、近年のクルマとは思えない部分が多数あります。
例えば、ドアミラーは、電動格納出来ますが、ワンタッチではなく、格納するまでボタンを押し続ける必要があります。
また、パワーウィンドウもワンタッチで全開/全閉が出来ないので、ずっとスイッチを押し続ける必要がありました。
この動きが変だとは、思わずにロータスらしいと思ったのは、ロータスに毒されているからでしょうかね(笑)
基本的に、走りに関係ない部分には、お金を掛けていない印象です。
さぁ、ここまで読んだ人は、エヴォーラIPSには、良い印象を持たないでしょう。
実は、私もそうでした。 首都高を走るまではね...(謎)
つづく