みやもっちゃんのブログ一覧

この記事は、サン自動車工業：ホットイナズマ自主改善命令（国交省）について書いています。

まぁ起きるべきして発生した事例だと思います。

この商品は、コンデンサーチューン？の先駆けなんですけど、未だに販売していたとは驚きでした。

もし装着している人がいらっしゃる様なら、即時取り外しをお勧めしますよ。

この手のチューニングパーツを発売している人に言いたいです。


電気を舐めるんじゃねぇよ！

あっ、汚い言葉を使ってしまって申し訳ありませんでした　m(_ _)m

でも、本当に危険ですからね。

先日、昔なじみの方と久しぶりにお会いする機会がありました。
この方は、日本某所でチューニングショップをやっております。

そこで最近のチューニング事情をいろいろと聞いた訳です。
全部書くと非常に長くなるので、１点だけ書いておきます。

それはサスペンションを交換したお客さんからのクレームです。
最近は、やはダウンサスが流行のようで、昔のようにバネレートや減衰を締め上げてコーナでの安定度を高めるなんて要望は、少ないみたいです。

そのダウンサスを入れたお客さんからクレームがそこそこあるらしいのですが、
　「足回りから音がするから何とかして欲しい」
という内容のが結構多いみたいです。

それも明らかに判るような音ではなく、耳を済ませても判らないような些細な音みたいなんですよね。
　「これくらいなら普通ですよ！」
なんて言うと大変な事？になるらしく対応に苦慮しているとの事でした。

サスペンションを純正の状態から変更すれば、やはり何かしらのデメリットは出ます。
だから、些細な音くらいは勘弁してあげて欲しいですねぇ
純正サスは、音や乗り心地も含めてチューニングした製品ですから、アフター品を入れれば純正状態より悪くなる点があるのが普通です。

その方のショップではないですが、音が出るからという強い要望に対して、
減衰力調整式のショックアブソーバの場合は、極端に減衰値を落として対応するケースもあるようです。

確かに減衰力を落とせば、路面からのあたりは柔らかくなるので、音は減るとは思いますけど．．．

それって本末転倒ですよね。
元々バネレートに合わせて適切な減衰値にしてこそ、そのサスペンションの性能は１００％発揮出来るのにね。

減衰値を極端に落とすとバネの自由振動を止められなくなるか、走行性能も極端に落ちます。
もっと端的にいうと、非常に危険なクルマになってしまいますよ。

そんな対応をするショップもどうかと思いますが、ショップをそこまで追い込むユーザ側の問題のように思います。

そんな訳で、サスペンション交換したら多少の音には我慢しましょうね！

以前、ＤＳＧの耐トルクが以外と低い値だって事はブログに書きましたよね。

湿式６速ＤＳＧが、３５０Ｎｍ
乾式７速ＤＳＧが、２５０Ｎｍ

これを超えるトルクを掛けちゃうとどうなるのでしょうか？

ちょっと考えてみました。

まず、掛けるトルクにも因りますが、直ぐに壊れる事はないでしょう。
これは前にも書きましたけど、メーカ側で耐トルク値として出している数値は若干ながらマージンが載っていますし、ＥＣＵチューンして最大トルクが上がったとしても常時その最大トルクがインプットされる訳じゃないですからね。

中長期使っていると、最終的にはＤＳＧが壊れる可能性があります。
どれだけ走行したら壊れるという明確なものはありません。　走り方にもよりますから。

それじゃ全く時期が読めないかと云うと、そうでもないと思います。
たぶん（想像です）ですが、実際にＤＳＧが壊れる前に前兆があると思います。

エンジンをチューニングした人であれば大抵は経験があると思いますが、最初に壊れるのはミッションではなくクラッチです。
厳密には、クラッチが壊れるんじゃなくてクラッチが滑り出します。
クラッチって摩擦材がついて円盤をフライホイールに押し付けているだけなんで、
　　摩擦力以上のトルクが入ると滑りだします。

これが目安です。

エンジンチューンすると大抵クラッチが滑り、その対策としてクラッチをメタルにしたりクツインプレートにしたり、ラッチカバーを強化して圧着力を上げたりして強化します。
それを実施するとクラッチが滑る事はなくなるのですが、次に壊れるのがミッションです。

なのでＥＣＵチューンしてＤＳＧが壊れる前に、たぶんクラッチが滑りだすと思います。
クラッチが滑ると、エンジンの回転だけが上昇してスピードが乗らない状況になるので直ぐに判ると思いますよ。
ただ私自身がＤＳＧのクラッチの滑りを経験していないのですが、どんな感じになるんでしょうね。

マニュアルミッション＆クラッチの場合、クラッチのＯＮ／ＯＦＦは、ドライバーの左足次第なところがありますよね。
人間って意外と柔軟な対応が出来るので、クラッチが滑っていると頭で理解するよりも先に身体が反応すると思います。
具体的には、アクセルをちょっと緩めるとか、クラッチを繋ぐスピードを変化させるとかですね。
これ脊髄反射？で実施する事が多いでしょうから、頭でクラッチが滑っていると理解するまでにはちょっと時間が掛かるかもです。

しかし、ＤＳＧの場合クラッチのＯＮ／ＯＦＦは完全自動制御なんで、ほぼ同じ動作でしょう。
クラッチが滑っていようが、滑っていまいがお構いなしに、いつもと同じ制御をするんじゃないかと予想します。
クラッチの滑りを全く問題とせずに一気に繋ぐか？
もしくは、何らかの処理を加えて半クラッチが長くなるかのどちかになると思います。

ＥＣＵチューンしている人で、そんな症状が出たら注意して下さいね～！




あっ、お約束ですので書いておきますけど．．．
ＥＣＵチューンした場合、クラッチが滑ってもミッションが壊れても保証対象外ですからね！！

えっとタイトルからだと何の事か判らないですかね。

久々のチューニングネタです。

以前から「チューニングはバランス」　と云っていますし、
純正の状態があらゆるシチュエーションで使うには一番バランスが取れている状態と思ってます。

そこからチューニングをする人（私も含めて）が居るのは、一番バランスの取れた状態から自分の好みの方向に変更したいからですよね。
チューニング（調整）して、他の状態（好みの状態）にする訳です。

交換するパーツは、そのチューニングをしたいと思う人の好みに合わせるから無数に存在します。
ある人には、最高のパーツでも、ある人には、ダメダメなパーツだって事もあるんです。

　Ａさんは、ストリートに特化した使用にしたいから、○○を装着するのがベスト。

　Ｂさんは、サーキットガンガン走りたいから□□を装着するのがベスト。

てな具合です。　Ａさん　と　Ｂさん　では好みのパーツが違います。
万人が満足するチューニングパーツなんて無いのです。
（ある意味純正がそうかな？）

だからパーツやチューニングメニューを勧める時も、
チューニングしたいと思っているご本人の状況かどの方向にチューニングしたいのかをキチンと確認してからでないとアドバイスなんて出来ません。

　例えば．．．Ｃさんが　「ブレーキを良くしたいんだよねぇ」　と云ったとします。

さぁ、あなたならどんなアドバイスをしますか？

サーキットをガンガンに走っているＢさんなら、
　「ブレーキパッドなら○×△のカーボンメタルパッドが最高だよ！」
なんて勧めるかも知れませんね。

だけど、よく考えてみて下さい。
Ｃさんは、サーキットなんか興味ないかも知れません。
Ｃさんが云っていた「ブレーキを良くしたい」　というのは、
　初期制動が良くて、ブレーキダストの出ないブレーキにしたいと云う事かも知れませんよね。


もし、そうならＢさんのアドバイスは、完全に的外れとなるわけです。

１００人居れば、１００人分の好みがありますよね。

その好みや要望を聞かずして、アドバイスするなんて、有り得ないです！

知り合いや友達にアドバイスするのであれば、その方がクルマをどんな方向にしたいかや、実際の使い方を見てアドバイスする事が重要だと思います。

昨日アップしたＭ君の日記への追記です。

バネレートと減衰力がアンバランスな為に、非常に不安定な挙動になっていましたよね。
ある意味非常に危険な状態です。
タイヤのグリップ力を１００％使いきれないセッティングですからね。

「そんなのはサーキットや峠道だけの話でしょ」．．．．って思っている人いませんか～？

そんな事ないです。街乗りでも、普段飛ばさない人にも関係する事ですよ。

普段どんなに安全運転を心掛けたとしても、急な飛び出しや事故回避の為に急ブレーキ、急ハンドルになってしまう事ってあるじゃないですか。

そんな時にバランスの悪いサスペンションだと、上手く回避出来ずに事故になってしまうかも知れません。

ダウンサスを入れただけだと確実にバランスは悪いですよ。

サスを交換するなら、バネとダンパーは基本セットで考えた方が無難です。

セットで交換したとしても気をつけて欲しいのは、セッティングですね。
車高長を入れたとしても基本ストロークが変化しない全長式なら、それほど大きな問題はないですが、プリロード車高長の場合は、ストローク量を減らし過ぎないように注意して下さい。

また、減衰力可変タイプの場合も、装着しているバネレートに対して減衰力を極端に固くしたり、柔らかくし過ぎたりには気をつけてくださいね。

よくあるのが、サスを交換したけど、思いのほか乗り心地が悪い　とか　何かしらボディから異音がするから　と言った理由で、極端に減衰力を柔らかく設定してしまう事ですね。

そんな設定だと、Ｍ君の動画と同じような挙動になるかもしれませんよ～！