
P青山で、991.2(991後期モデル)を試乗したのでレポートを残します。
試乗時間が20分と短かった事と、PCMの操作に悩まされてイマイチドライブに専念出来なかったので、”クルマレビュー” としては残さずにブログとして残し事にします。
その苦労したPCMネタは、後日書くとして...
まずは、991.2の走りに関してですね。
試乗車は、素のカレラでした。
エンジンスタータを捻る(スマートキーでも此処は変らない)と簡単にエンジン始動。
試乗車にスポエグが付いているか判らないのですが、初爆は、結構勇ましい音でした。
PDKのセレクターをDレンジに入れてスタート
1700回転で、最大トルクを発揮するエンジンは、アイドリングからアクセルを踏み込んだ瞬間から十分以上の加速をします。
さすが最新のターボエンジンです。 これならSモデルは、要らないんじゃないですかね??
アクセルのツキも良い様で、アクセルのON/OFFに対してのレスポンスにも不満ないです。
恐らくターボだと云わなければ気がつかない人も居るかも知れませんね。
街中の試乗だったので、残念ながらエンジンのトップエンドまでは回せませんでした。
高回転でパワーがタレちゃうのかは判らずです。
最高出力が6500回転で発生、レブリミットは7500付近との事ですが、何処までが常用ゾーンなのか気になりますね。
エンジンサウンドは、やはり直噴ターボそのままです。
NAエンジンのように4000回転以上の金属音的なフィーリングはありません。
特に991は、ケイマンなんかよりも昔の空冷エンジンの様なサウンド色だったのですが、フェイスリフト後は、全く変ってしまった印象です。
(トップエンドまで回してないので、更に回すとするのかも知れませんけどね)
PDKには、特に変更は無いようですが、制御がスムーズになっているようですね。
私のケイマンもそうですが...
フェイスリフト前は、マネジメントモードを”スポーツプラス” にすると変速ショックが気になるのですが、このモデルは全く気になりませんでした。
次に足回りですけど、フェイスリフト前とはセッティングがガラッと変りました。
フルモデルチェンジ並みの変りようです。
全体的にかなり固めになってます。
元々カッチリしたクルマですが、さらにカッチリ感が増してます。
PASMを”標準シャシー” と ”スポーツシャシー” を切り替えても、変化が少ない点は同じですが、
フェイスリフト前:全体的に柔らかめ
フェイスリフト後:全体的に固め
って感じです。
タイヤのグリップの範囲で走らせるのであれば...
ステアリングはクイックになってますので、スポーツカー気分を味わえます。
しかし、フェイスリフト前にあったしなやかさが無くなってしまいました。
フェイスリフト前は、4輪の接地感を十分に感じ取れたんですが、
フェイスリフト後は、それが少々希薄です。
タイヤのグリップを超えた処のコントロール性がどうなっているのか気になります。
試乗では、限界走行しているワケじゃないので良く判りませんが、
何かしらの理由で、
アシを固める必要に迫られたんじゃないか? と邪推してしまいます。
たとえば、エンジンの重量増で前後重量配分がさらに後ろよりになった事で...
ピッチ方向の動きを抑えたいとかね。(単なる想像ですよ)
そういやリアのタイヤが1サイズ太くなり、トレッドも拡大してますよね。
やっぱり、いろいろと勘ぐりたくなります。
991は、今回のフェイスリフトでよりGTカー的な方向になっているのかと思ったのですが、
実際には、エンジンはGTカー寄り、足回りはスポーツカー寄りになっている感じです。
今回の試乗だけで結論は出せないので、試乗車が落ち着いて来た頃に、また試乗させて貰おうと思います。
Posted at 2016/03/14 00:04:49 | |
トラックバック(0) |
クルマ見聞/試乗レポート | 日記