2016年11月02日
清水氏のDSTネタです。
A4(FF)がテストされていたので見てみました。
加速フィールは、非常に自然とのコメントで、それは私が試乗した感想と同じです。
ただね。 清水氏は、その理由を、次のように言っています。
エンジンの過給を遅らせて低回転領域(2500回転以下)ではNAエンジンとして使っているので、非常に滑らか、2500回転以上で過給するエンジンシステム。
いやいや、それはちょっと違うんじゃないですかね??
この2L TFSIエンジンは、エンジン回転1450~ 最大トルクの320Nmを発揮します。
2Lエンジンをターボ過給なしにNAエンジンとして使った場合、
絞り出せるトルクは、せいぜい200Nm程度でしょう。
320Nmというトルクをターボ過給なしで引き出すのは無理ですよね。
実際、試乗してみるとこの2Lエンジン(ミラーサイクル)は、非常に滑らかですので、(清水氏のコメント)のように感じるのも判らないではないですが、やはりモータージャーナリストと名乗るからには、きちんと技術的バックボーンを理解し、現代の技術で成し得ない事をコメントしちゃマズイと思うのです。
まぁ、一度に沢山のクルマをテストするのだから仕方ないともいえますが、そこはプロなんですからしっかりとしたコメントを期待したいですね。
あっ、そうそう、もう一つ気になるコメントがありました。
フルブレーキング時にジャダーのように左右に振られる現象が出るそうです。
原因は、フロントアクセルシャシーの剛性不足ではないかと云ってますね。
これは通常の試乗では判らないレベルの話なので、非常に参考になりました。
A4は、新しいMLB Evoというシャシーを採用したクルマなんで、これから煮詰めて行って欲しいものですね。
Posted at 2016/11/02 00:49:38 | |
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クルマ見聞/試乗レポート | 日記