
昨年から参戦している、ELISE SUPER TEC 2004 が遂に開幕です。
今年は R2 クラスにエントリです。 さて結果は.....
EST2004第1戦を迎えて
昨年、10 月に 2003 シリーズが終わってから 5 ヶ月、遂に 2004 シリーズの開幕です。
2003 シーズンは、全くのノーマルエリーゼで参戦し始め、最終戦ではサスキット+ S タイヤ装着車になってしまいました。今年は、これ以上のモディファイは極力(?)抑えて楽しもうと思います。特にエンジン関係だけは、まったくのノーマル状態を維持するつもりです。
さぁ出発!
まだ暗い、朝 4 時半に自宅を出発です。
この時間だと道は空いているので、昨日交換したスプリングのフィーリングを掴むようにして走ります。
甲州街道を法定速度で流していると、スプリングの硬さが体に伝わってきます。でも、決して嫌なフィーリングではないですね。サスが良く動いているのが判ります。
このフィーリングは、PCR 独特のモノですね。PCR サスを装着しているクルマは、どの車種に乗っても、このフィーリングを味わえます。
永福料金所から首都高に上がります。首都高 4 号線の舗装の継ぎ目は、突上げ感をチェックするにはもってこいの場所です。 以前のスプリングでもその突上げ感は閉口モノでした。
今度のスプリングはどんな感じでしょうか? やはり前回同様閉口モノです(笑) まぁ、仕方ないですかねぇ。
そして有名な新宿コーナを抜けて、代々木付近を通過します。ココで新しいサスセッティングの良さを更に実感しました。タイヤが路面に吸い付くようなフィーリングです。サスの動きがそのままハンドルに伝わってくるようです。
うーん、コレは良い! とりあえずスプリング交換が成功だったと実感しました。やはり、シングルレートのスプリングだとフィーリングが自然です。デメリットもあるのでしょうけど、私は、このフィーリングが好きですね。
そのまま環状線を気持ち良く抜けて常磐道に入り、待ち合わせ場所の守谷 SA に到着。待ち合わせ時間より 30 分も早いのに、気の早い今回のレース優勝候補の某氏は、既に到着していました。
きっと、子供の遠足状態で寝られなかったのでしょう(笑) 後で聞いたら、やっぱりそうでした(爆)
筑波到着
筑波に到着して、待機場所の B パドックに向かいます。 既に多くのエリーゼ/エクジージが集まっています。否が応でも気分が盛り上がってきますね。
昨年の最終戦から待機場所が B パドックになっているのですが、ゴチャゴチャした A パドックよりノビノビした感じで良いですね。
タイトロープレーシング 2 号車
今回から、タイトロープレーシングは、2 台体制です。
昨年の私と同様、タイヤを含めフルノーマルのエリーゼでゼッケン 75 番が参戦です。
75 番の実力には確かなものがあり、今後、私の強力なライバルになるのは間違いないでしょう。
予選開始
車検、ブリーフィングが終わり、いよいよ予選スタートです。
今回は、ダメで元々という感があるので、全くプレシャーがありません(笑)気楽なもんです。
スタートしてまずはサスペンションの動作チェックですね。 もっと硬くなると予想していたのですが、予想に反して良い動きをしています。PCR サスの特徴でもあるフリクションの少なさが良く判ります。
また、同時に新しく装着した Winmax の Type-C のチェックも実施します。以前の Type-B に比べると、制動力が強くなってますね。M コンパウンドには、相性が良いでしょう。特にその初期制動力が強くなっているのが判ります。でも、私の好みからすると初期よりも奥で効いてくれた方が好みなんですよねぇ。
さてさて話を予選に戻しましょう。
走り出して、ちょっと事件がありました。 まぁ大した事ではないのですが、車載しているラップカウンターが動作しないのです。 あれぇ~、どうして?? って感じです。走りながら再度セットしても反応なしです。 ムキなって操作していたら 2 ヘア手前でダートに半分飛び出してしまいました。(走行中の脇見運転は危険です!)
後で判ったのですが、走行中の全車のラップカウンターが動作していませんでした。つまりサーキット側の設定の問題だったようです。
ラップカウンターの動作を諦めて、タイムアタック開始です。
今回は、前回の反省を活かして、とにかく突っ込み過ぎないようにして、早めにアクセルを開けていく作戦です。でも、走り出しちゃうとついつい熱くなっちゃうんですよねぇ。前を走る某有名人とのランデブーが続きます。予選なのに、その人を煽っちゃったりしてます(反省)
これは、決勝じゃなくて予選なんだ~って気がついて、前車との間隔を空けてタイムアタック~と思ったら、な、なんとチェッカー! 予選終了です!うわっ、タイムアタックする前に終わっちゃった(爆)
ねぇねぇ、ちょっと予選の時間短くないですかぁ?
感覚的には、8 秒後半位の感じだったので、完全に失敗した~と思いました。後から発表されたタイムを見てビックリ、 1'7.315 でした。R2 クラスで 2 番手(総合 10 番手)です。
R2 クラスの予選トップは、小学校の遠足状態のゼッケン 33 番に持って行かれました~ちょっと悔しいなぁ。
一番悔しかったのは、今回 R3 クラスに初参戦のノーマルサス+ネオバのゼッケン 83 番に負けちゃった事です。
まぁ、自分としては目標の 6 秒台には届いていないのですが、このタイムなら満足です。何てったって自己ベストですから~。
ちゃんとクリアラップが取れれば、たぶん 6 秒台は出せそうな感じです(本当か?)
決勝スタート前
予選終了後から決勝までの間の事なんですが、R2 クラス予選 1 位のゼッケン 33 番に余裕が感じられません。昨年の最終戦で私が味わったようなプレッシャーの中にいるようです(笑)これは、チャンスかも! と密かに喜んでいました。
そんな事もあり、決勝のスタート時には、一気に 2 グリッド前からスタートする 33 番に追いつくつもりでいました。だけど、そんな事が、私にできるのかな?昨年のレースの時は、スタートで順位を下げた事はあっても、上げた事は一度もないのだけど(笑)
何故か余裕タップリの私は、レースクイーンと記念撮影。顔がにやけてます(爆)
決勝スタート
指定のグリッドにクルマを止めて、シグナルが変わるのを待ちます。
5 秒前の合図から、シグナルレッドが点灯! そして、消灯!!一気にスタートダッシュ! のハズが....タコメータは 7,000 回転付近に貼りつき、リアが大ホイールスピン!痛恨のスタートミス! 前を抜きさるどころか、左右からドンドン抜かれて行きます(苦笑)あ~あっ、またスタートミスだよ! 相変わらずスタートが、ヘタです。
気を取り直して、1 コーナを目指しますが、やはりスタートのミスを引きずっています。そして毎度の団子状態が続きます。 接触はどうしても避けたいという気持ちが強いせいか、競り合うとつい譲ってしまう悪い癖が出てしまいます。1 周目が終わる頃には、3 ~ 4 台に抜かれてしまいました(爆)
レース中盤
1 周目の大混戦が収束し、やっと安全に(?)走れるようになった時には、ゼッケン 33 番は、遥か前方です。「あーっ、もう追いつけないよなぁ。」 とかなり諦めの心境です。 レースが 1 周で終わっちゃった感じかな。再度、気を取り直して前車を追走しますが、ハッキリ言ってペースが遅い!「頼むからもっとペースあげてよぉ~!」とは、心の叫び! 4 ~ 5 台が連なったままの走行が続きます。
気がつくと、背後から強烈なプレッシャーを感じます。 ゼッケン 25 番、実力的には、私より遥かに上のドライバーです。ゼッケン 25 番は、予選不出走だったので、最後尾からのスタートだったようです。後ろから、右に左にプレッシャーを掛けてきます。「わぁ、止めて~! 前が遅いんだから仕方ないじゃん!」 とは私の弁(笑)
3 周位、その状態が続いたでしょうか? 結局、そのプレッシャーに負けた私は、1 コーナで僅かにインを空けてしまいました。そうすると、待っていましたとばかり、25 番がノーズを捻じ込んできます。おおっ、サスガですねぇ。上手いですねぇ。なんて関心している間に一気に抜かれちゃいました(脱帽)
レース後半
周回数も 10 周を超え、終盤に突入です。 その頃から、クルマの動きに異
変がありました。右コーナでアンダーオーバの挙動が出るようになりました。そして周回を重ねる毎に酷くなります。何かトラブル?? と嫌な感じを持ったまま走りつづけていると、ダンロップコーナでクルマが突然テールスライド!カウンターを当て耐えていると、目の前には、一台のクルマがスピンしています。
ギョエ~! このままじゃ、多重クラッシュになっちゃうよぉ~! 間一髪の所で、コントロールを取り戻し、なんとかクラッシュを回避しました。
その後も、右コーナで挙動が不安定です。 足回りか、タイヤにトラブルかな~???そんな事を考え、当然ペースダウン!どうやら、路面にオイルが出ていた事がその原因だったらしいのですが、私はレース終了後までそんな事には気がつかず、最後まで自分のクルマにトラブルがあると思って走ってました。
途中で、大事を取ってリタイヤも考えた程ですが、とりあえず無事に 15 周を走りきり、チェッカー!いやぁ~、とりあえず最後まで走って良かった!
結局、R2 クラス 5 位(総合 13 位)でした。
はぁ、表彰台を目標にしていたので、この結果は、正直残念です。でも、無事に完走できたので OK かな?
そうそう、大きなプレッシャーを受けていたゼッケン 33 番は、見事クラス優勝でした。
オメデトウございます。
サスセッティング変更の結果は!
結論から言うと、とても良いですね。 フィーリングが自然になったし、路面に吸い付くような動きは素晴らしいの一言です。今回のレースでは、タイムが伸び悩みましたが、このフィーリングであれば、もっと上を狙えるでしょう。
スプリングレートに関しても、もっと硬めのモノをチョイスも検討したいですね。筑波のフラットな路面であれば、リアに関しては、更に 100 lbs 位ハイレートな方が良いかも知れません。