前回からの続き...
FSWに来たのは、ミシュラン プライマシー3の試乗&座談会へ参加でした。
GTIのタイヤ交換を考えてはいるものの、どうしても銘柄を決めきれないでいたところに、今回の試乗&座談会の案内を頂いたので申し込みした訳です。
午前は、プライマシー3、 午後は、パイロットスポーツ3 のと云う事だったので、
迷わずに午前枠に参加希望を出しました。
試乗会のプログラムは、以下のようなものでした。
1.他のメーカのタイヤ装着のミニバンに試乗
2.プライマシー3装着の同型のミニバンに試乗
3.プライマシー3装着のゴルフ7に試乗
簡単に云うと、他メーカのコンフォート系タイヤとの比較試乗ですね。
(諸事情によりメーカ名は、書けません。 オフ会ネタかな??)
試乗コースは、写真のようになってます。
P7駐車場の中にパイロンを並べてスラローム、定常円旋回、Wレーンチェンジのコースが作られています。
上記の3つのクルマで、それぞれ2セットの走行でした。
試乗会の講師は、清水和夫氏 と 石井昌道氏でした。
両名とも、私が認めるジャーナリストです。

まずは、他メーカタイヤ装着車でスタート
実は、このタイヤは、私が次の装着タイヤとして候補に挙げていたものです。
なので、今回の比較試乗は大変有意義でしたね。
試乗に使ったミニバンは、180kgのウエイトを積載していて、フル乗車の状態を意図的に作りだしてありました。
そんな理由から、ロールは、もの凄いものがありました。
ミニバン自体に、乗る機会も少ないですし、タイヤを鳴かせて走るのも初めてなので、ちょっと面食らいましたね。
乗り心地は、まずまずの印象ですが、ステアリング操作に対して反応が鈍いです。
その為、どうしてもステアリング操作量が増えてしまい非常に忙しかったです。
ただ、この時点では、それがタイヤに因るものなのか、ミニバンの特性なのかは判りませんでした。
次に同型のミニバンにプライマシー3装着したクルマで走ります。
正直、そんなに変らないだろうと思っていたんですよね。
だけど実際には、かなりの差がありました。
プライマシー3の方がステアリングに対してリニアに反応してくれるのです。
他メーカのタイヤがステアリングを切り込んでも直ぐに反応しないのに、プライマシー3は、ステアリングにリニアに反応するので、同じ進入スピードであればステアリング舵角が少なくてすみます。
これはWレーンチェンジで良く判りました。
他メーカのタイヤの場合、ステアリングの切り込み量が多い為に、それに応じて修正舵も大きく当てる必要があるのに対し、プライマシー3は、そもそもステアリングの切り込み量が少ないので修正舵も少なくて済むのです。
これは、ドライブしていて非常に楽でしたね。
次にプライマシー3は、ドライとウェットでのグリップ差が少ないです。
定常円旋回コースには、一部が散水車で水を撒いて擬似的なウェット路面を作ってあるのですが、そこで姿勢を乱す事がありませんでした。
ドライ路面で、タイヤからスキール音が出るレベルまで速度を上げて、その状態のままウェット路面に入ってもクルマは安定したままでした。
私の予想では、アンダーステアが強くでて、外側に引っ張られると考えていたのですが、その傾向は全くありませんでした。
そして、ウェット路面からドライに戻っても変化なしです。
グリップ力の絶対値もプライマシー3の方が上回っているようで、旋回速度も高かったですね。
これには驚くと共に感動してしまいましたよ。
一般道を走るタイヤは、ウェット路面での性能が非常に重要です。
ドライグリップ性能が一般道で必要になる事は少ないですが、ウェットグリップ性能は、結構多いからです。
私がタイヤ溝5mmを切ったら交換を考えるのも、このウェットグリップを重視しているからです。
さて、最後の試乗のゴルフ7です。
ミニバンとは違い、これはドライビングそのものを楽しめました。
周回コースを既に4セット走っていた事で、コースは良く判っているので、ちょっとばっかり元気に走ってみましたよ。
いやぁ、楽しいですねぇ。
FFなんで極端に挙動が乱れる事は少ない事もあり、ちょっと無理しても全く問題ありません。
そしてタイヤがステアリングに対して反応が良いから、気持ちよく走れました。
GTIを所有して3年以上が経過していますが、自分のGTIでもここまで攻めた走りをした事はありません。
FF車でスポーツドライビングって、ほとんど経験がないのですが、ちょっと楽しくなってしまいましたよ。
週末のハンドリングクラブも、GTIで行っても良いかな?って考えたりしてます(爆)
ちょっと発散したので、此処で一旦切りますね。
次回は、試乗会のまとめを書きますね。
続く...