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Gentaのブログ一覧

2025年04月11日 イイね!

BT5アウトバックとのカーライフ始まる【2025.4】

先日我が家のガレージにスバルアウトバックが納まりました。いかにもSUVというボディスタイルでないところが好みです。

ところで、アウトバックってSUVなのか、はたまたステーションワゴンなのか。SUVを特集した雑誌には堂々アウトバックが載っていました。

ボディスタイルから言えば、基本はステーションワゴンなのですが、車高を高めているためSUVと言えるのかもしれません。でも確たる分類ってないと思うんですよ。

車検証上、アウトバックの「車体の形状」はあくまでステーションワゴン。解釈としては、車高が高められたステーションワゴンなのでしょうね。どうでも良いか(^^)

グレードやボディカラーは豊富に選ぶことができ、かなり悩みながらも楽しいものでした。

グレードは、①Limited EX、②X-BREAK EX、③Active Black EX、 ④Black Selection(①ベースの特別仕様車)の以上4つから選ぶことができました。

過去の経験から腰痛持ちにはナッパーレザーシートは優しく合っているので必須アイテムです。幸い①グレードはメーカーOP.扱いで用意があることを知っていました。④グレードでは標準装備なのですがブラック一択なんですね。

個人的に求めるのは雰囲気の明るいタンレザーの方がより好みです。

  《画像は拝借しました。》
ブラックはシックで良いのかもしれませんが個人的な価値観としてはちょっと考えられませんでした。

ということもあり、必然的に①Limited EXしか考えられませんでした。メーカーOP.はナッパーレザーシートとハーマンカードンサウンドシステムとサンルーフが選べます。

ナッパーレザーシートは当然マストとして、ハーマンカードンサウンドシステムはどうするよ? 

  《画像は拝借しました。》
試乗車に装着されていて視聴させてもらいました。音の広がりや響きがレス仕様とは全然違うことを知りました。

多少のエクストラコストを支払ってでも装着する意義はあります! これは装着しないわけにはいかないのでこちらもマストアイテムですね♪

サンルーフは上屋が多少なりとも重くなりますし、モーターは故障の原因の一つになり得そうです。開放的で換気には良い装備なのですが、サンルーフ付きの前車を所有した経験からほぼほぼ開ける機会はなく、別になくても良いと判断しつけませんでした。

担当セールスマンの方によると、Limited EXではナッパーレザーシートとハーマンカードンサウンドシステムは一番多いオプションの取り合わせなんだとか。なるほどね。

グレードは決まったので、次はボディカラー選び。なんと9通りから選べるという選び甲斐のあるものでした。これまで輸入車では考えられない豊富な色選び。楽しくて仕方がありませんでした(笑

9通りものボディカラーの中で最後まで悩んだのが、
▪️オータムグリーンメタリック

  《画像は拝借しました。》

▪️マグネタイトグレーメタリック

  《画像は拝借しました。》

▪️カシミアゴールドオパール

  《画像は拝借しました。グレードはActive Black EX。》

契約日に自宅を出掛ける直前でオータムグリーンメタリックは候補から外れてしまいました。理由は難しそうに思ってしまったから。眺める分にはとても良いカラーなのですが。

ショールームに着いて、判を押す直前まで悩んだのがマグネタイトグレーメタリック。塊感があってシブいボディカラーなのですが、他のスバル車にも採用例があって、また街中でもアウトバックでたまに見かけます。

個人的にかなりのひねくれ者なので、他人(ひと)とボディカラーが一緒というのがどうも引けてしまいました。

で、カシミアゴールドオパールです。現行BT5オーナーであればご存じの方も多いと思いますが、2023年7月発売のアプライド(スバルのいう改良モデル)タイプDで初めて登場したのがカシミアゴールドオパール。

但し、当時はActive Black EXの専用色としての取り扱い。Limited EXでは選ぶことができませんでした。

その後、再度改良が行われ、2024年9月発売のアプライドタイプEで初めてLimited EXに設定されます。2025年3月でアウトバックは終売したため、Limited EXのカシミアゴールドオパールの販売期間はわずか半年という極めて希少な取り合わせです。

こうしたことがカシミアゴールドオパールを選択した最大の理由です。希少性の高さといったらハンパないです^^ これまでの所有車で選んだことのない系統のボディカラーというのもありますね。

カシミアゴールドオパールは太陽光の当たり具合によって色に変化を与える不思議なボディカラーです。淡いベージュに見えますし、淡いゴールドにも見えますし、シルバーにも見えます。

こうしてBT5アウトバック最終型をせっかく我が家に招き入れまだ間もないのですが、今後じっくり堪能して研究をしていきたいと思っています。

みん友の皆さん、引き続きよろしくお願いします。また、アウトバックオーナーの皆さん、今後ともどうぞよろしくお願いします^^
Posted at 2025/04/11 23:45:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | アウトバック | 日記
2025年03月23日 イイね!

西武自動車販売社の歴史をカタログから紐解いてみる・・・その18

2017年2月にシリーズ17を最後にしばらく途絶えていました。

このシリーズは調べものをしなきゃならずかなり研究が必要なため、なかなか手がつけられずにいました。決してネタがなかったわけではありません。念のため(汗

昨年初めてアロンフランセ車山に参加した際、会場内の駐車場やフリマを丹念に巡っていた時のこと。

あるフリマでこのカタログに出会いました!
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丸目四灯のゴールドのSMがどーんと目を惹く強烈な印象のカタログです。傍にはワイングラスでワイン?を嗜む20〜30代の男女のカップル。

余談ですが、車のカタログなのに本当にワインを嗜んでいるとしたら、コンプライアンス的には現代では一発アウトでしょうねぇ(苦笑い そんなわけがない、ノンアルコールドリンクと信じましょう。

話が逸れましたが、この表紙に惹かれて手に取って中を見てみたら、日本語が書かれてるカタログとわかりました。しかも西武自販もの。これは初めて見ました!

見開き全4ページと簡素なつくりですが、重要な情報がいっぱーい詰まっています。これは楽しみ♪

▪️GS 1220
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現代のC4は遡ればこのGSに辿り着くわけです。それにしてもシンプルながらこの佇まいは何とも言えません。

主要諸元によると、トランスミッションは4MTと3ATが用意されていて、さらにそれぞれにLHDとRHDの両方とも揃えていて抜かりがありませんね(驚

▪️CX2200
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深紅のボディカラーが目を惹きます。言うまでもなくシトロエンフラッグシップモデル。ラインナップは主要諸元によると、4気筒OHVの2.2L。4MTのみの設定のもよう。

▪️SM
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V6 3Lエンジン搭載。本国には5MTもありましたが、日本仕様は3ATのみの設定のもよう。

ちなみにネコパブリッシング発刊の「ワールドカーガイド4 シトロエン」によれば次の記載がありました。引用します。

(引用開始)
SMはわが国にも西武自動車販売の手によって134台が輸入されたが、全て対米輸出仕様がベースであり、ヘッドランプが油圧制御の角型6灯式ではなく、丸型4灯の固定となっており、魅力をややスポイルしているのが残念である。
(引用終了)

販売価格はわからないのですが、3Lエンジンを搭載したSMは当時としてはかなりの高額車だったことが容易に想像できます。134台って数字は結構売ったのではないかと思います。

もう一つ。保育社発刊の「世界の名車19 シトロエン&プジョー」によると、次の記載がありました。引用します。

(引用開始)
シトローエンは他のクルマを超えている。SMが他のクルマと共通点を持つとすれば、それは4つの車輪を持っていることだけ・・・
(引用終了)

これは当時の西武自販の広告のキャッチコピーだそうですが、個性的なデザインは他の何にも似ないもの。それにしてもシトロエンを「他のクルマを超えている」とまで言い切ってしまうとはさすがは西武自販ですね^^

▪️Hトラック
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「世界の一級品シトロエンの風格・個性あるスタイルが企業・商品のイメージアップや売上倍増を約束します。」

現代でも移動販売車として現役で活躍している姿を見かけますが、当時日本でこのカタチはかなり異質(もちろん悪い意味ではありません。)に受け取られたのではないかと思います。

Wikiには興味深い記載が見られました。引用します。(一部改)

(引用開始)
日本仕様にするため、座席足元へダルマヒーター、座席後部へ乗員保護用ステンレス製パイプ、スライドドア前部へ方向指示器、左Aピラーへラジオ用アンテナが追加されている。
(引用開始)

上記の記載を見て、カタログ写真を眺めていると、たしかにスライドドア前部に方向指示器があり、左Aピラーにアンテナが付いていますね。PDIで整備追加された装備なんですね。これは興味深いです。

輸入販売された仕様は、1.9L直列4気筒ディーゼル。3MTというもの。タイプHは運転した経験が一切ないのですが、3段でも事足りるのですね。

さて、このカタログの発行時期を探っていくことにしましょう。主に先出の書籍やwikiから。

①GSは1972年から日本市場で発売となり、1973年には1220クラブに変更された。排ガス規制対応できず1977年に一時的に販売が中止された。
②SMは1973年には主として米国向けとして3Lエンジンが本国で登場する。ウェーバーを3基装着して190HP/6,500rpmを発生。大部分が3ATと組み合わせれた。
③Hトラックは1974年から1975年に輸入。東京三菱ふそうと西武自販とで100台を輸入販売した。予定では三菱ふそうが80台、西武自販が20台の予定であったが、実際は西武自販が25台販売した。
③おまけ 1967年から1968年には関西日仏自動車により販売されたが、10台に満たずほとんど現存していない。


少なくとも1970年台ということがわかります。Hトラックの項に決定的なことが書かれてありますね。1974年から1975年が日本に正規輸入販売した記述です。
 
以上のことから、1974年または1975年に発行されたカタログと推察されます。今や存在しない会社ですし、当時のシトロエンを知る意味では史料的価値がある貴重なカタログと言えるでしょうね。
Posted at 2025/03/23 21:28:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 西武自動車販売社関連 | 日記
2025年03月17日 イイね!

日産プリンス店総合カタログ【1988年5月発行】

日産プリンス店総合カタログ【1988年5月発行】今でこそ日産ディーラーはどの店舗でもフルラインナップで買える体制になっています。

かつて日産は日産店・モーター店・チェリー店・サニー店、そして今回ご紹介するプリンス店と5つの販売チャネルがありました。

プリンス店はスカイラインが販売の主力となるディーラー。「Skyline’s MINI」ことラングレーも取り扱い車種でしたねww

この総合カタログが発行された時期はちょうどシーマが発売されたタイミングということもあり、シーマが表紙を堂々と飾っています。

表紙上には、「あなたの街の日産プリンスです。どうぞよろしく。」のキャッチフレーズが目を惹きます。

2〜3ページ。
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R31後期型スカイライン。4ドアセダン/ハードトップ、2ドアクーペ、ワゴンと幅広いラインナップ。「GTオートスポイラー」って装備あったなぁ^^

4〜5ページ。
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R31後期型スカイラインの装備や搭載エンジン、ハイキャスの紹介。

R31はパサージュというグレードが豪華仕様でした。ルースクッションシートと呼ばれるシートがメーカーOP.扱い。GTオートスポイラーは時速70kmで自動的にフロントバンパー下部から出現。ギミックな仕掛けが面白い装備でしたね。

6〜7ページ。
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セドリック/グロリアのさらに上級モデルの立ち位置として登場したのがシーマ。プリンス店はグロリアシーマでしたね。

シーマが登場した1988年と言えば世はまさにバブル景気。高価格帯のシーマが大ヒットを飛ばす勢いだったのも今となっては懐かしいですね。

8〜9ページ。
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Y31グロリア。トヨタクラウンと双璧を成すモデル。豪華サルーンのブロアム系とは別にスポーティ系のグランツーリスモがラインナップに加わりましたね。

10ページ。
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N13ラングレー。Skyline’s MINIという別名?を名乗るのはプリンス店の販売戦略なのでしょうね。パルサーやリベルタビラたちの兄弟モデルでしたね。

12〜13ページ。
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M30後期型サンタナ。座間工場でノックダウン生産されていた日産製のVW車。ドイツ車らしく質実剛健なところが日産車らしくない!? 3ATは辛かったかも、、、

14〜15ページ。
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ここからは商用モデル。ホーミーはプリンス店扱いの商用車。キャラバンとは兄弟の関係にありましたね。プレーリーはミニバンの先駆けとも言えるモデル。トラックのアトラスに四輪駆動のサファリとプリンス店はラインナップが幅広かったですね。

カタログ背表紙。
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ショールームの紹介記事を読んでみると、朝8時から夜8時まで営業していることをアピールしています。社員の働き方改革で早めに店じまいをする今とは違って、顧客第一主義を感じさせるもの。

プリンス店はその後、サニー店と統廃合し、さらにその後はレッドステージへと変化していきました。自動車業界の再編が著しく進んだのですね。

最近ではホンダとの破談も話題になりましたが、この総合カタログを眺めていると、魅力あるモデルが大変多かったことがわかります。

この総合カタログ発行から37年経った今、ラインナップの中でネーミングが残っているのはスカイラインとアトラスだけというのも寂しいものですね、、、




※3/18 23時10分追記
svx-407-c5さんから教えていただいたR31のTVCM動画を貼っておきます。
Posted at 2025/03/17 22:00:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日本車カタログ | 日記
2025年03月09日 イイね!

サーブ’90sモデルフルラインナップフェアのDM【1989年11月】

サーブ’90sモデルフルラインナップフェアのDM【1989年11月】2017年にすでにブランドが消滅してしまったスウェーデンの名門サーブ。

航空機メーカーに端を発するブランドだけに、車づくりにも航空機由来のコンセプトが生かされています。

例えば、99や900(クラシック)などの前席周りなんかはまんま航空機のコックピットそのもの。あの包まれ感は何とも言えないですよね(^^)

ブランド消滅からかれこれ8年が経とうとしています。もうそんなに経とうとしているのかぁ。偉大なブランドだけに消滅したことはとても残念でなりませんよね。

サーブが日本で取り扱ったのは、シトロエンの輸入販売で名を馳せた西武自動車販売社。サーブは1971年から取り扱い開始しました。

今回ご紹介するのは1989年11月11日(土)、12日(日)の2日間に開催した「サーブ’90sモデルフルラインナップフェア」のDMです。

地元の西武自販地区代理店から届いたもの。封筒は金文字であしらわれた豪華なもの。西武自販の力の入れようがわかりますね。

地区代理店社長の挨拶文。

サーブ’90sモデル発表展示会に合わせて、シトロエンもプジョーもついでに展示会をやっちゃえということのようです(苦笑  客層って一緒かなぁ。相乗効果を期待したのかもしれませんね。

DMの中身のご紹介。


9000シリーズは新登場が2モデルあったようですね。

900シリーズ(クラシック)は4ドアターボとNA、そしてターボカブリオレ。個性があってカッコ良い🎵 

このDMには来場者プレゼントの案内も入っています。

すてきな音色の「手巻きオルゴール」^^
記載によると、「お好きな10曲の中からシトロエン・サーブ・プジョーのいずれか一つのロゴマーク入りをプレゼントします。」とのこと。

実は実家にこの時にいただいたと思われる、サーブのロゴマーク入りの手巻きオルゴールがあったのです!

巻いてみると「マイウェイ」を奏でてくれました🎵  他の9曲ってどんな曲なのだろう? お持ちの方ご存知でしたらご教示くださいませ^^

DMには他にシトロエンとプジョーのチラシ。
▪️シトロエン


AXとBXが主力販売モデルだったよう。どちらも普遍的ですね。XMは販売開始まもなくというタイミングだったかしら。

▪️プジョー


西武自販は505がプジョー最後の取り扱いモデル。2.2L直4GTIと3LV6の2つのラインナップでしたね。

現代では専売ショールームが当たり前ですし、こうして振り返ると、西武自販が取り扱った時代って本当に良かったなぁと思います。それぞれのブランドも然り、西武自販って偉大な輸入販売元だったとつくづく感じますね^^
Posted at 2025/03/09 19:44:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | 西武自動車販売社関連 | 日記
2025年03月06日 イイね!

【306の日特別企画】プジョー306ブレークの存在意義を考える

【306の日特別企画】プジョー306ブレークの存在意義を考える今年もついにこの日がやってきました、306の日!

最早「306ファンの306ファンによる306ファンのための特別な日」と言っても言い過ぎではないでしょう(苦笑

309の後継モデルとして1993年に発売開始。日本には翌1993年に発売となりました。

3/5ドアハッチバックを基本とし、セダン、カブリオレ、そしてブレークと幅広いラインナップ。用途に応じて選ぶ意義はありましたね。

1996年にはマイナーチェンジが行われ、後期型(N5)へ移行。主に安全性の向上という名目でフロント周りが変更されました。

306の最大のアドバンテージは何と言っても5ナンバーサイズの取り回しのしやすさでしょう。現代プジョーはBセグメントの208ですら3ナンバーサイズとなったことを考慮すると、やはり306のサイズ感は美点です。

発売から30数年が経つというのに、美しいデザインは今もってしても普遍的と言えるでしょうね。

ところで、3月6日はほぼ毎年のようにプジョー306をブログに取り上げてきました。調べてみたら、2012年の第1回から昨年2024年まで計11回も取り上げていました。(2回だけサボってました、、、)

今回は第12回となります。まぁ飽きもせず続けていることに我ながら感心しています(苦笑

何をテーマに取り上げようかと考えて、過去ブログを眺めていたらブレークを完全スルーしていたことに気づきました。306ブレークに関するあまり情報もない中で、今回は306ブレークにフィーチャーしてみることに(^。^)

さて、今回取り上げる306ブレーク。あまり目立った存在ではないためなのか(失礼!)、詳しいことは正直知り得ていません。

  《画像は拝借しました。》
調べてみたら、発売開始となったのは306がマイナーチェンジした後期型発売のタイミングに合わせてのようです。これは初めて知りました。前期型の世代ですでに存在していたのかと思っていました。

そこで、どういったいきさつで306ブレークが後発ながら世に送り出されたのかということが気になります。しかし、もう30年ほど前のことですし、残念ながら調べがつきませんでした。

ここからは推察に過ぎませんが考えられることを記してみたいと思います。

同じグループPSA(当時)にはシトロエンZXが同じCセグメントでラインナップにありました。ZXにもブレークは存在し、こちらは1994年発売開始。

  《画像は拝借しました。》
つまり、306ブレークよりも遡ること3年前ということです。

ZXにブレークがあるなら、306にも当然用意すべきだろう・・・と当時のプジョー社上層部は口を出したか否かはまったく不明ですが、少なからず影響は及ぼしたに違いありません。

1990年代半ば当時は現代とは違ってSUVなんてまだまだ存在しなかった時代。長期休暇のために大活躍するステーションワゴンはラインナップに揃えておくべきマストアイテムだったことでしょう。

当時のヨーロッパBセグメントライバルたち。
▪️オペルアストラワゴン

  《画像は拝借しました。》

▪️VWゴルフMk3 バリアント

  《画像は拝借しました。》

当時のプジョー上層部としてもZXに限らず、ドイツ勢にも同じCセグメントにステーションワゴンには必ずと言って良いほどラインナップにあるわけですし、306に追加設定させるのは必然だったのかもしれません。

実は1999年に開催されたジュネーブショウの場でプジョーは306のコンセプトカーを発表していました。

  《画像は拝借しました。》
306HDi Break de Chasse

見てのとおりシューティングブレークのスタイルの2ドア(サイド)ボディ。1985年発売のホンダアコードエアロデッキを彷彿とさせるデザインなのは気のせいかも(汗

306ブレークとは別立てで、プジョーは遊びゴコロを盛り込みながら、このコンセプトカーを作り上げたのかもしれませんね。実際に市販化されていたら面白いことになっていたかもしれませんが、却って306ブレークの存在が危ういことになっていたかも^^

さて、同グループZXブレークはラゲッジスペースに荷物をたくさん積むことができそうな、言ってみればスクエアなデザインを取り入れています。

ZXカタログには荷室容量が488Lと誇らしげに記載があります。引き換え、306ブレークの場合はカタログには残念ながら荷室容量の記載が一切見当たりません。

そんなところにも306ブレークはデザインを優先させたことが窺い知れます。とは言っても、十分すぎるほどの荷室容量を誇りますが。(ちなみに調べてみたら442Lとのこと。)

306ブレークはハッチバックやカブリオレといったモデルに比べると控えめな存在だったように思いますが、ライバルたちがひしめき合うステーションワゴンモデルたちの中にあってプジョーらしい個性があり、また存在意義があったと言えるでしょうね^^
Posted at 2025/03/06 00:03:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | プジョー | 日記

プロフィール

「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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