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イイね!
2016年10月26日

2代目P11日産プリメーラと兄弟車プリメーラ・カミノあれこれ

初代P10日産プリメーラは1990年2月に販売開始。

  ≪初代P10プリメーラ≫
それまでの日本車にはほとんど見られなかったハイデッキのデザインは、まるでヨーロッパ車のよう。当時、デザインのカッコ良さに惚れました♪

バブル期が崩壊したタイミングとちょうど重なり、クルマに対してシンプルを求めるようになったのか、初代プリメーラはヒットし、根強い人気を誇り、1995年まで生産販売し続けられました。

1995年9月にはフルモデルチェンジが実施され、2代目へとチェンジ。プリンス店とサニー店の二つで販売されていたのは2代目も同様。

2代目は販売チャネルごとに意匠が変えられ、ネーミングが異なっていたこと。当時のカタログ(1995年9月発行)より

  左:プリメーラ  右:プリメーラ・カミノ

プリメーラ(左)はプリンス店販売モデルで、プリメーラ・カミノ(右)はサニー店販売モデル。販売チャネルごとに細かな仕様を変えていた兄弟車の関係にありました。

主な違いはカタログ写真にもあるとおり、フロントグリルの違いと、テールレンズの意匠が異なる程度。


  左:プリメーラ カタログ  右:プリメーラ・カミノ カタログ

ちなみに余談ですが、当地では1995年当時、サニー店とプリンス店が合併して一つのディーラーを形成していたため、同じディーラーでプリメーラとプリメーラ・カミノが購入できるという不思議な現象が起きていました(^^)v

プリメーラ カタログより。

『フル・パフォーマンス・パッケージ』
「テーマはリ・パッケージ。すべては走る楽しさのために、もう1度、1からパッケージしました。」

初代プリメーラのヒットを受け、2代目の開発に難しさがあるのは自動車業界の常識でしょう。失敗は許されないわけで、初代の良いところは残すという基本的にはキープコンセプトを貫きました。

ただし、改善すべき点は徹底的に洗い出し、2代目開発に取り組んだことでしょう。ということで、「リ・パッケージ」がテーマだったようですね。

プリメーラ カタログより。

説明によると、ホイールベースは50mm延長し、全高は15mmアップしたとあります。もう一度パッケージングを見直し、居住性を向上させたのでしょうね。


収納スペースの見直しも実施されたよう。このクラスのセダンにダブルヒンジのトランクを採用したのは当時としては画期的だったでしょう。

話題は変わって、先日、みんカラお友達のsusp2さんがドライブで出会ったクルマとして、2代目プリメーラを ブログ に取り上げていらっしゃいました。

その写真がコチラ↓ (susp2さん、またまた写真を拝借しました。すみません(^_^.))

フロントグリルの処理からすると、これはまさしくプリメーラ・カミノ!  しかも、エアロバンパーやサイドシルプロテクターが付いていることからすると・・・

カタログより。

最上級グレードの2.0Teでした(^^)/
カタログ写真がブラック塗装なので、イマイチ判別がつきにくいですが間違いはないようです。ただし、ホイールは社外品(R34 GT-R?)に換装されているようですね。

ところで、先日ドライブしていたところ、とあるところにこんなクルマが野ざらしになっていました!


錆と外れかかったリアバンパーが痛々しい、朽ち果てたプリメーラ・カミノ(涙 

販売から20年近く経つわけなので、引退する車両が出ていてもまったくおかしくはないですね。なぜにこんなにも錆が酷いかというと、野ざらしになっている場所が沿岸部だからなのかもしれません。

ホイールデザインや外装からすると、「2.0Tm Sセレクション」という上から2番目のグレードのよう。どのようないきさつでこの地に放置されたのか。

荒れるがままのこのプリメーラ・カミノの姿を見かけて悲しくなりました。まだまだ元気に走ってくれそうな印象を受けただけに残念です(*_*)

ところで、プリメーラ・カミノの隣に停まっているクルマですが、5代目三菱ミニカ・エコノ(1984年~1989年)ですね^^;

真っ白いボディカラーに薄緑のピンストライプからすると・・・

「パセリ」という特別仕様車なのかもしれません。つい気になってしまいました(^_^;)

ところで、「カミノ」っていったいどういう意味なんだろうと思っていたら、カタログに云われの記載がありました。以下引用します。

「カミノ」とはスペイン語で「道」を意味する言葉。プリメーラブランドの基本である走りの楽しさをイメージさせながら、新しい魅力の方向性(道)を提示したい。そんな気持を込めたネーミングです。
(引用終了)

2代目プリメーラ(カミノ含めて)は初代ほどのヒットにはならなかったようです。でも、初代があったからこそ2代目が存在したわけで、存在意義はたしかにありましたね。名モデルと言えるのかもしれません。

2代目プリメーラのTVCFを見つけたのでご覧ください。


ブログ一覧 | 日本車 | 日記
Posted at 2016/10/26 20:59:49

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この記事へのコメント

2016年10月26日 21:31
こんばんは。
この2代目カミノの2.0L CVT車を少し運転させて頂いたことがありますが、現代水準でも通じるほどしっかりした走りだったことがとても印象的です。
今の国産メーカーが日本で普通に販売している車の中で、こういうベーシックな3ボックス・使いやすいサイズ・運転感覚がしっかりしているクルマがほぼ皆無になったことが辛いです…。
コメントへの返答
2016年10月26日 22:32
コメントありがとうございます^^;

初代からのデザインや走りのコンセプトは2代目にもしっかりと引き継がれていますね。

>現代水準でも通じるほどしっかりした走りだったことがとても印象的です。

詰まる所、基本がしっかりしているから飽きられず、現代にも通用するのでしょうね。

現代の日本車は個性が薄れ、広く迎合している感が否めません。それを考えると、コンセプトのハッキリとしたプリメーラは素晴らしいクルマだったのですね。
2016年10月26日 22:31
こんばんは
P10は始めての愛車だったので思い入れがあります(^o^)v
P11には乗ったことはありませんが、BTCCでヨーロッパ車を相手に戦っていたカッコいい印象があります。(成績も残しているはず)
映画同様、1作目がヒットすると、2作目って難しいんでしょうね。
P11はP10同様、名車だと思います♪
コメントへの返答
2016年10月26日 22:46
コメントありがとうございます^^;

P10は乗せてもらったことがあり、P11は試乗した程度です(^_^;) 

国産車の中ではプリメーラはぜひ所有したいと思いました。やはりデザインが一番惹かれます。

BTCCで席巻していた姿はよく覚えています。普通のセダンが暴れ回っているのは本当にカッコ良かったです♪

2代目プリメーラも初代同様名車ですよね^^;
2016年10月26日 22:47
こんばんは(^ ^)

私が見たのは最上級グレードだったんですね(笑)
何れにしても一番新しいものでも15年以上のものってことですから、状態も良さそうでしたし、結構希少な個体だったのかもしれません(^ ^)

あ、前にも言いましたが、私のブログの写真はいつでもお使いくださいませ(笑)
コメントへの返答
2016年10月26日 22:55
コメントありがとうございます^^;

2代目の最終個体でもすでに15年は経っているので、見かける機会が減っているのは残念なことです。

susp2さんが見かけられた個体は、写真を見る限りでは程度良さそうですね。

>私のブログの写真はいつでもお使いくださいませ(笑)

興味深いクルマが登場することがあるので、使わせていただくことがあるかと思います(^_^;)
2016年10月27日 7:53
懐かしい最初のマイカーはP10の60周年記念車でしたよ。 P11になり うーむ?と考えさせられましたが
コメントへの返答
2016年10月27日 20:54
日産創立60周年記念モデルはたくさんのモデルがありましたが、P10プリメーラもあったのですね!

P11はキープコンセプトながらP10を所有された方にとってはまったく違ったモデルに映るのでしょうかね。
2016年10月27日 12:43
はじまして。
私もP11に15年乗ってました。

でもプリメーラではありません。
プリメーラ・ワゴンベースの
ミツオカ・リョーガです。
(みんカラに登録済)

2.0のCVTでしたが
足回りが良く、見かけと違い
よく走りました。

ブログを読んで懐かしくなりました。
コメントへの返答
2016年10月27日 20:56
ようこそお越しくださいました。コメントありがとうございます。

P11ベースのミツオカ・リョーガとは希少なおクルマにお乗りだったのですね! 

初代から足回りには定評があったと思うので、P11も受け継がれているようですね。
2016年10月28日 20:50
今頃のコメントですいません。
P10の2.0Tmは父が乗っていましたし、
P11のプリメーラワゴン2.0G-Vを妻が乗っていました。

どちらも足回りが良かったですね。

確かP11プリメーラワゴンのCMって
ラリーカーを抜くCMだった記憶があります。

コメントへの返答
2016年10月28日 21:21
コメントありがとうございます。

初代P10はそもそもヨーロッパ車をかなり意識した足廻りやパッケージングでしたね。

2代目P11は主に居住性の向上を目指したものの、基本的コンセプトは継承しました。ただ、初代のインパクトの方が大きかったですね。

P11ワゴンのTVCMもあったのですね!

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「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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