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2017年03月04日

カングーのスペシャルオーダーカラーモデル“Coleur(クルール)”

カングーは日本で2002年に発売開始して以来、ルノー・ジャポンのラインナップの中では看板商品となった感のあるモデル。

2009年9月には、フルモデルチェンジ版のカングー2が日本でも販売開始。5ナンバーサイズで扱いやすいやすかった初代カングーに比べると、ひと回りもふた回りも大きくなった2代目。

当時、ルノー・ジャポンは販売に大きく影響するのではないかと心配したそうですが、カングー人気は衰えを知らず、2代目も相変わらず堅調に推移したとか。

カングーに対する新しい取組みとして、通常カタログにはラインナップのない、スペシャルオーダーによる塗色のカングーを追加しました。それが“Coleur(クルール)”シリーズ。

クルールについて、“RENAULT PRESS”♯62に、ルノー・ジャポン マーケティング部のフレデリック・ブレン氏が説明しています。以下引用します。

  ≪フレデリック・ブレン氏≫

日本向けのカングーは、1997年のデビュー以来、フランスとベルギーの国境に近いモブージュ工場で生産されています。ここでは毎年およそ10万台のカングーが生み出されますが、このうち日本にやってくるのは2,000台ほど。さらにクルールは30台から100台程度に限られます。カングー全体から見ればごくわずかな数に過ぎませんが、それでもモブージュ工場の皆さんはルノー・ジャポンがオーダーする新しいボディカラーを楽しみにしてくれています。つまり、そうした人々の情熱に支えられてカングー・クルールは誕生するのです。
(引用終了)

今や日本向けの特注カラーであるクルールは、カングーの生産工場でもあるモブージュ工場の従業員にとって興味を惹く対象のようですね。

ところで、モブージュ工場は旧くは、12・9・18・フエゴ・19カブリオレ・R4F・エクスプレスといった名モデルを生産していた工場だそうです。今やカングーのための専用工場として稼働しているということですから凄いことです!

クルールシリーズが初めて登場したのは2010年6月のこと。以後5つのシリーズが販売されました。

■第1弾(2010年6月発売) 3色計90台

オランジュ・プロヴァンス(30台)  ブルー・フランス(30台)  ベール・パリ(30台)

■第2弾(2011年7月発売) 4色計360台

ベール・ジャルダン(90台)  オランジュ・アンダルー(90台)  ブルー・クレール(90台)  ローズ(90台)

■第3弾(2012年5月発売) 3色計300台 (テーマ:フレンチレトロ)

ヴェール・パステル(84台)  ブルー・エクスプレス(100台)  ベージュ・カマルグ(116台)

■第4弾(2013年2月発売) 3色計180台 (テーマ:毎日に花を)

カルム・ブルー(60台)  タンタンシオン・ヴィオレ(40台)  クラージュ・ジョン(80台)

■第5弾(2015年10月発売) 2色計160台 (テーマ:フランスが香る色)

ブルー・アンサンシエ(100台)  ヴェール・ロマラン(60台)

特に驚かされたのは第2弾クルールの“ローズ”というピンクカラー。モブージュ工場スタッフがルノー・ジャポン担当者に対して「お前ら正気か?」と言い放ったというのは、たしかに頷けるエピソードなのかもしれません(^_^;)

クルールシリーズを発売すれば、ほぼ即完売するほどの人気モデルになっているようですが、これは変わったボディカラーのカングーが欲しいという顧客が潜在的にいることを物語っているのでしょうね。

で、先ごろ3月2日には第6弾のクルールシリーズが発売となりました。

今度のボディカラーは、「ブルー・マルセイユ」の1色のみ。計100台限定。

第6弾クルールについて、ルノー・ジャポンのフレデリック・ブレン氏は次のようにコメントしています。以下引用します。

このたびご紹介する新しいカングー・クルールのボディカラーはブルー・マルセイユ。カングー以外の車種では過去に実績のあるカラーですが、カングーでは初となります。
(引用終了)

カングー以外でも採用されたカラーとのことですが、実際何のモデルに採用されたのかという情報の持ち合わせはありません。でも鮮やかでありながら深みのあるカラーリングはとても美しいですね。

毎度テーマによってイメージされるカラーを選んでいるようですが、ルノー・ジャポンの精緻なマーケティングによって検討されていることでしょうね。

第6弾もすでに完売必至! 顧客の心を掴んで離さないルノー・ジャポンの販売戦略はいつも感心させられますね(^_^;)
ブログ一覧 | ルノー | 日記
Posted at 2017/03/04 16:23:52

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この記事へのコメント

2017年3月4日 22:02
クルールも第1弾から7年も経つのですね。
当時は、待望の「ミカングー」導入というイメージが強かったように思います。
個人的には、私も第2弾のピンク色が印象深いですね。(あと、”真紫”のヴィオレ・タンタシオンでしょうか)
コメントへの返答
2017年3月5日 8:45
クルールは毎年1モデルの割合で発売して以来すでに7年。歴史ありますね。

ピングーについて、大極CEOのインタビューでこんなエピソードがありました。取り上げたブログは↓
http://minkara.carview.co.jp/userid/591647/blog/35818226/

>例えばカングーをピンクに塗ってほしいと本社と何度も交渉して、30台だけですが限定車を作りました。

苦労は多かったと想像できますが、こうした情熱が今のルノー・ジャポンにはあるのは素晴らしいことですよね。
2017年3月4日 23:15
こんばんは
今回,何もなければ今頃カングーのオーナーでした.
ポジションの問題で私の体形では無理があり断念しましたが(w
車を選んだ人の生活スタイルまで考える車って
カングー以外思いつきません.
コメントへの返答
2017年3月5日 8:49
こんにちは^^;

乗り替えの経緯について興味深く拝見しておりました。

これまで乗り替えの際にカングーは候補となったことはありませんが、カングーのあるカーライフって生活を豊かに幸せにしてくれそうな印象を受けます。

クルールは希少性も手伝って、さらに人気が高いのでしょうね。
2017年3月5日 23:28
そういえば2010年のカングージャンボリーで最初のクルールを目にしたことを思い出しました。当時でもいいなと思いましたし、上手く続いているなと思います。
正しい塗色名が分からないですが、エクスプレスにもこんな感じのブルーがありますね。ブルーマルセイユで探すと、ル・クルーゼがヒットしました。そういえばここのキッチンウェア、どれもカングーにありそうな色です(笑)
コメントへの返答
2017年3月6日 21:12
クルールシリーズは現行のカングー2からのラインナップとなりますが、カングー1時代からカングーは人気モデルだったので当時からすでに構想はあったのかもしれませんね。

>エクスプレスにもこんな感じのブルーがありますね。

たしかにありましたね。日本車は商用モデルは地味なカラーが多いですが、欧州車は派手なカラーが多いのは考え方の違いなのでしょうね。ル・クルーゼがそうであるのもきっと同じことなのかもしれませんね^^;

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「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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