406の日なのでプジョー406について考えてみる

好きなプジョーの中で文句なくトップ3に入るのが406。思い入れが強く、機会があれば今もまた所有したいと思うほど。

406って何の変哲のない極々普通のセダン（ブレークやクーペもあります）なんですが、流行に左右されないシンプルで普遍的なところが好みです。

私が所有したのは2002年にデビューしたSportというグレード。左ハンドル＆MTという通なところが最大の決め手となり選びました。

輸入台数の少なさゆえ、希少性が非常に高いモデルでもありました。グレード名の “Sport”とは名ばかりで、脚廻りを固めているわけではなく、素直なハンドリングに好感がもてました。

405の後継モデルとして1995年にデビューした406。日本で販売を開始したのは、1996年11月のこと。

冒頭の写真はD8（前期型）カタログ。1997年10月発行で日本発売からちょうど一年後のモノで、V6 3Lが追加販売となったタイミング。


『この車には「バランスの極致」があります。プジョーならではの。』


『気がつくとエンジンと会話していたりする。プジョーとは、そういう車です。』

この頃のプジョーは406の上には605（末期ですが）が存在したため、ポジションとしては二番手になります。もちろん設計年次が古い605から比べればブラッシュアップされていますが、デザインはどこか似通っていますよね。

1999年にはフェイスリフトが実施されました。日本には2000年に販売開始。

こちらはフェイスリフト後の後期型（D9）カタログ。2000年3月発行。

フロント周りとリア周りに若干手を加えられた程度の小変更に留まりました。フロントグリルがスッキリしました。

ところで、406も豊富にボディカラーが揃っていましたね。前期型・後期型、セダン・ブレーク・クーペ含めて、調べてみたら次のとおりのカラーがあったもよう。　（※もし不備等あればご指摘くださいませ。）

■グリーン
オークランド・シャーウッド・ナウシカ・ポロ・ルガノ（５色）

■ブルー
エーゲ・チャイナ・ハイぺリオン・ピアナ・ビザンス・リビエラ（５色）　（６色）

■グレー
アルミナム・タリウム・プラチナ（３色）

■レッド
スカーレット・バルカン・ルシファー（３色）

■ブラック
オブシディアン（１色）

■イエロー
ルクソア（１色）

■ホワイト
ビアンカ（１色）

■ゴールド
ベルサイユ（１色）

■分類不明
テンペスト（１色）　（どちらかと言うとグレー系）

ざっとこんな具合。1996年の販売開始から2004年の販売終了までの8年間に21色22色ものラインナップがあったんですね。

意外だったのが406にグリーンが５色も存在したこと！　現代プジョーではグリーンのラインアップがまったく見当たりませんが、当時はこんなにもあったんですね。

また、ブルーは306では７色も存在しましたが、406では５色。キャラクターからすると落ち着いたカラーが多いのが特徴。

個人的に406で好きだったボディカラーは・・・

■ルガノグリーン

406クーペ（前期型）にあった淡いグリーン。クーペにとても似合っていたなぁ。

■ピアナブルー

406セダン（後期型）の“Sport”のみに設定があったブルー。私が所有した“Sport”はまさにこのボディカラー。品のある明るめのブルーはホント美しかったんですよ(^^)v

また、番外ですが・・・
■ビアンカホワイト

　　≪画像は拝借しました。≫
セダン＆ブレークに設定ありました。今となっては珍しくもないビアンカホワイトもこの当時は希少でした。

ホワイトの406と言えば・・・

　　≪画像は拝借しました。≫
映画“TAXi”シリーズで席巻していた姿はカッコ良かったですね。

406は発売開始からすでに20年以上経つモデルとなり、特に前期型はすっかり見かけなくなったように感じます。そうした状況だからこそ、今406について振り返る価値があるでしょうね。406は永久に不滅だと思います(^^)v

※4月15日追記
406のボディカラーのうち、「リビエラブルー」（クーペ）の記載が漏れていました。お詫びして訂正いたします。