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2018年04月28日

ニュー・コンセプト メルセデス フェアの新聞広告【1994年9月開催】

メルセデス・ベンツに対するイメージはこと日本においては好き嫌いがハッキリわかれます。

私にとってメルセデス・ベンツとは、ステータスシンボルというよりも、いち企業として基本的な理念や考えをしっかりと持ったブランドと捉えています。

特に興味を持つのは高い安全性。アクティブセーフティ・パッシブセーフティそれぞれにしっかりとした考えを持っていて、目を見張るものがあります。

個人的に過去から現在に至るまで数多あるメルセデス・ベンツの中でも好きなモデルは、“Das Beste oder nichts.(最善か無か)”の哲学がかろうじて息づいていた晩年の時代のW124(Eクラス)とW201(190クラス)。

ところで、この時代のメルセデス・ベンツ車の多くのデザインで忘れてならないのが社内デザイナー ブルーノ・サッコ氏。
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W124やW201なども彼が手掛けましたが、それらには一貫して普遍的なデザインであることはデザイン上で最大のメリットかもしれません。特に空力を理由として「サッコプレート」も惹かれる一つの理由かもしれません。

武骨ながらも筋の通ったブレないクルマづくりをしていたモデルなんですよね。走りも大事なことですが、それはデザインとはまったくの別問題です。

と、話はかなり逸れましたが、前置きはここまで。

今から24年前の1994年9月2日の全国紙の掲載広告を見つけました。
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当時の日本のメルセデスのラインナップがほぼ揃った、まるで「見本」のような全面広告。

個人的に好きだった時代のメルセデス・ベンツに感動! 眺めているだけでお腹がいっぱいです(^_^.)

W201はすでにフルモデルチェンジして、W202(Cクラス)に代わってしまいました、、、 でも、W124(Eクラス)はほぼ最終型が載っていました!

中でも興味深いのが広告に書かれてあるキャッチコピー。

「それは、自動車のほんとうの価値について、ゆっくり考えていただく日です。」

2日間のフェア開催中に実際にメルセデスディーラーに足を運んで、メルセデスというクルマの意義や価値をじっくり考えてもらいたいというメルセデス・ベンツ日本の思惑が表れていますね。

それぞれのモデルを細かに見ていくことに。
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W202 Cクラス 

C200からC280スポーツラインまで6タイプ。C200はベーシックグレードらしくアロイホイールは簡略化され、鉄チン+ホイールキャップという潔い仕様。ディーゼルエンジン搭載モデルも存在していました。

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W124 (S124・C124・A124)Eクラス

Eクラスはセダン・ステーションワゴン・クーペ・カブリオレとたくさんのボディラインアップ。セダンはE220からE400までの6タイプ! まぁ、ポルシェが関与したE500は別格としても4気筒から8気筒まで幅広いですよね。

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W140 (Sクラス・セダン)・C140(Sクラス・クーペ)・R129(SLクラス)

Sクラスはちょうど販売開始となったばかりのタイミング。S280からS600Lまで6気筒から12気筒を載せていました! そういった事情で価格帯も幅広いわけですww 

Sクラス(セダン・クーペ)やSLクラスはメルセデスとしてはアッパーモデルとなります。それなりの身分のオーナーにとって所有欲を得られるクルマづくりで好まれているのでしょうね。

現代のメルセデスは幅広い顧客に満足が得られるようにニッチモデルとも言うべき、これまで考えてもみなかったモデルが多数存在します。メルセデスが顧客に迎合していると言っても良いでしょう。

一方、24年前のラインナップを眺めていると、至ってシンプルそのもの。まさに顧客がメルセデスに合わせろとでも言わんばかりのラインナップ。わかりやすかったですね。

どちらの時代のラインナップが良いか悪いかは別として、わかりやすさという点では選ぶ側にとっては最大のメリット。とても良い時代だったのでしょうね。
ブログ一覧 | ドイツ車 | 日記
Posted at 2018/04/28 14:53:32

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この記事へのコメント

2018年4月28日 16:02
こんにちは。
これは、いい広告ですね~。
私もベストメルセデスはW201とW124
だと思ってます。
機会があれば、一度乗ってみたいものだと思っています。
コメントへの返答
2018年4月28日 20:47
こんにちは^^;
24年前のメルセデスはとてもシンプルなモデル構成でわかりやすかったですね。眺めていると、デザインが直線基調であることが現代モデルとは大きく異なる点ですよね。

W201&W124ともシンプルで飽きの来ないデザインに惹かれます。良き時代でした。これらは一度も試乗(同乗)したことがないので、ぜひ乗ってみたいものですね。
2018年4月28日 19:05
こんにちは!
W124は今でも本気で気になるクルマです。
細かい事は置いておいてエクステリア、インテリアどちらも凄く好きなんです。
W201も同様にこれも捨て難いです。
今のメルセデスは良く分かりませんが、W124の頃のメルセデスは流石と言える気がします。
維持費が怖くて買えませんがぁ(^^;
コメントへの返答
2018年4月28日 20:53
こんにちは^^;
もしメルセデスを所有する機会に恵まれるのであれば、W201またはW124は一番所有したいです。現代メルセデスとはエクステリアもインテリアも造形がまったく異なりますが、シンプルなつくりは飽きが来ることがないのは大きなメリットです。

現代のメルセデスはW201&W201の時代とは考え方も大きく変わってしまった部分は確かにあるのですが、この頃のモデルはなるほどと考えさせられるものがあります。

維持するにはそれなりの覚悟と勇気とお金が必要でしょうね(^_^;)
2018年4月29日 10:21
こんにちは。

確かにメルセデスも奥が深いクルマです。好き嫌いが分かれます。

現役時代のW201に数年乗っていたのですが、おっしゃるようにあのクルマはメルセデスの哲学を凝縮したいいクルマだったと思います。
その後、品質が落ちて迷走していましたが、最近のメルセデスは、再び品質が極めて向上している感じがしますし、完璧主義で安心できます。

ただ、クルマに趣味性を求める人たちには物足りない部分があろうかと思います。
私もW201は数年で飽きてシトロエンに戻りました。

でも、時にはアウトバーンを200km/h以上で安全に巡行することが求められていて、少々乗り心地が悪かろうが、趣味性や過激性を求める人用にはAMGなども用意されているので、メルセデスは幅広い支持が得られているのでしょうね。

それから、久しぶりにヤナセとお付き合いすることになりましたが、ちょっと敷居は高いですがホスピタリティはやはり最高で、日本では人気が出るはずです。
コメントへの返答
2018年4月29日 19:47
こんにちは^^;

私は実際にW201やW124には触れたわけではありませんが、その後のW202やW210を見る限りではクオリティは落ちたという印象は確かに受けました。

おっしゃるように、最新のW205やW213は品質が向上している印象は受けますね。

安全性の高いメルセデスなので、それを求めるにはメリットはありますが、趣味性を求めるとなると違うのでしょうね。

AMGはステータスを求める一方で、普通では飽き足らないオーナーにとっては最良の選択となるでしょうね。

メルセデスはほとんど試乗経験がないのですが、機会をみて試乗して経験値を上げたいと思っています。でも、敷居が高いと感じるのでなかなか足が向きづらいですね(^_^;)
2018年4月29日 11:52
こんにちは。
最近になって自宅すぐそばに、190のエボリューション、オーバーフェンダーとでっかいリア羽根が付いたモデルが駐車されているのに気が付きました。あまり動かされていないみたいでホコリをかぶってますが。。(^^; 

190エボリューションについては、後付けのイミテーションパーツ装着の「なんちゃってエボ」もあると何かで読んだことがあり、果たして近所のモデルが真正エボなのかわからないのですが、いずれにせよいま見ると、サイズがすごくコンパクトなことに驚かされるとともに、あの時期のメルセデスらしいある種のストイックさがベースになってるのが魅力的です。
私も80年代から90年代初頭までのメルセデスはけっこう好きですね。
コメントへの返答
2018年4月29日 19:52
こんにちは^^;

190エボリューションはまず見かけたことがありませんが、写真で見る限りでは迫力が凄いですよね!

エボリューションに限らず、AMGなどはフェイクはたしかに存在するので、素人目ではホンモノかどうか見分けがつかないのでしょうね。

かつて街中でよく目にしたW201やW124といった往年の名モデルが最近ではすっかり見かけなくなったのは残念なことです。本当に良い時代のモデルですよね。

プロフィール

「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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